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感染リスクのない・即効性のある止血材の開発

感染リスクのない・即効性のある止血材の開発

オンライン 開催

開催日

  • 2021年9月28日(火) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部. 腹腔鏡下手術における止血材の使い分けと問題点

(2021年9月28日 10:30〜12:00)

 消化器外科手術において、近年では腹腔鏡下手術やロボット支援下手術が普及し、高難度の手術においても保険収載され実臨床で行われている。これらの手術において出血のコントロールは重要な因子であり、簡便で止血効果の優れた止血材の開発が望まれる。本講演では、消化器外科、とくに腹腔鏡下手術の実際を理解していただき、製品開発の一助になることを期待する。

  1. 消化器外科、腹腔鏡下手術の基礎知識
  2. 止血剤および止血操作とその問題点
  3. 腹腔鏡下手術における実際の止血操作
  4. 腹腔鏡下手術における製品開発のポイント
    • 質疑応答

第2部. 感染のリスクのないテトラゲルの止血材効果

(2021年9月28日 12:45〜14:15)

 生理的な血液凝固特性を用いずに、「その場で血液を物理的にゲル化」させることで、止血を達成する止血剤 (テトラスタット) について紹介する。テトラスタットの基盤技術である、テトラゲルの技術の詳細や、他の応用展開についても述べる。

  1. テトラスタットの紹介
  2. 高分子ゲルの基礎的な説明
  3. テトラゲルの物性制御性の説明
  4. ゲル化技術の医療応用についての紹介
    • 質疑応答

第3部. 新規外科用止血材の開発と実用化

(2021年9月28日 14:30〜16:00)

 外科手術において良好な止血は重要な要件の一つである。大量出血を伴うことの多い心臓血管外科手術では、その重要性は特に高く、有効で安全な止血材が長らく求められてきた。“動脈場における優れた止血“という古くからのアンメットニーズは、ポリウレタン系の合成止血材の実用化によって少なからず解消されつつある。医療機器開発の参考となることを期し、本止血材の開発と実用化について事例を紹介したい。

  1. 新規止血材開発の背景
    1. 心臓血管手術における止血の現状
    2. 技術開発の概要
  2. 薬事承認までのプロセス
    1. 非臨床試験による有効性と安全性の確認
    2. 治験および承認取得に向けたアプローチ
  3. 実用化によって得た知見とその活用
    1. 実臨床からのフィードバック
    2. 実用範囲の拡大
    • 質疑応答

講師

  • 萩原 謙
    日本大学病院
    外来医長 助教
  • 酒井 崇匡
    東京大学 工学系研究科
    教授
  • 前田 広景
    三洋化成工業 株式会社 薬事部
    ユニットマネジャー

主催

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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