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スキンケア化粧品の剤型別処方設計のポイントとトラブル事例

Zoomを使ったライブ配信セミナー

スキンケア化粧品の剤型別処方設計のポイントとトラブル事例

~安定性試験、容器の適合性において気を付けたいポイントとは~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、スキンケア化粧品の処方設計において基礎から解説し、実際に起こり得るトラブルやその対処方法について、実例を交えながら、「使える知識、考え方」を解説いたします。

開催日

  • 2021年1月28日(木) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 化粧品に配合される成分の知識、把握すべきポイント
  • スキンケア化粧品の処方開発に必要な基礎知識
  • スキンケア化粧品の開発時に起こるトラブルの解決スキル

プログラム

 「化粧品の科学」は「混合物の科学」。つまりそれぞれの成分の特性がそのまま現れるため、それらをどうコントロールするのかが大きなポイントです。その解決方法の一つとして「経験則」が重要だと考えられていますが、一方でそれらを予測するために把握すべきポイントがあるのも事実です。
 本セミナーでは、化粧品に使用される各成分の特性をおさらいし、実際に起こり得るトラブルやその対処方法について、実例を交えながら、「使える知識、考え方」を習得していただきたいと考えています。

  1. はじめに
  2. 化粧品に配合される成分の基礎知識と押さえるべきポイント
    1. 成分を構造別に把握する
      1. 基剤となる成分
        • 炭化水素
        • アルコール
        • 脂肪酸
        • エステル・ロウ
        • 油脂 (トリグリセリド)
      2. 界面活性剤
        • イオン性界面活性剤
        • 非イオン性界面活性剤
      3. 防腐剤について
      4. 酸化防止剤について
    2. 有機概念図、特にIOBで極性を把握する
  3. 剤型別処方開発ポイント
    1. 処方設計の流れ
      1. 従来の処方をベースにアレンジする
      2. 原料メーカーの資料や特許、文献などをベースにしてアレンジする
      3. ベンチマークを設定し、それに近いものを作る
      4. 事例
    2. 可溶化系 (化粧水、美容液、ジェル)
      1. 濁り
      2. オリ
      3. 美容液~ジェル
        • 非ニュートン流体を扱う上での注意点
    3. 乳化系 (クリーム、乳液)
      1. 分離
      2. 増粘、耐粘度変化
    4. 洗浄剤系 (洗顔料、全身洗浄剤)
      1. アニオン性界面活性剤
      2. 両性界面活性剤
    5. 粉体配合系 (サンスクリーン)
      1. 紫外線吸収剤の配合における注意点
      2. 紫外線散乱剤の配合における注意点
        • 経時的な凝集、UV効果の低下
      3. 水にぬれたときの白化
        • 変色
  4. スケールアップ時~生産時のポイント
    1. スケールアップ時の留意事項
      1. 全体的に
      2. 可溶化系
      3. 乳化系
        • 特に製造条件の設定に注意
      4. 洗浄系
    2. 生産トラブルを未然に防ぐためのポイント
  5. 安定性試験、容器適合性についてのポイント
    1. 安定性試験について
      1. 安定性試験の種類
        • 苛酷試験
        • 加速試験
        • どのような条件で苛酷試験、加速試験を行うべきか?
    2. 苛酷試験、加速試験によって変化する事象
    3. 再現性試験について
      1. 単独添加試験
      2. 抜去試験
      3. 量的な加速試験
      4. その他着眼点など
    4. 安定性試験の観察のポイント
      1. 全剤型共通事項
      2. 透明~半透明 液状系 (化粧水、美容液など)
      3. 乳化系 (クリーム、乳液など)
      4. 洗浄系 (シャンプー、洗顔など)
      5. その他
    5. 容器適合性について
      1. 押さえておくべき点
        • 使用方法、容器形状 (口径) 、吐出方法
        • 材質
        • その他
      2. 容器適合試験について
        • 正立、横置、倒立状態での加速試験
        • どぶ浸け (浸漬) 試験
        • 吐出試験
  6. 質疑応答
    • 皆さんが困っていること、悩んでいることについて具体的に考えてみる

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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