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ピッカリングエマルション・フォーム

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ピッカリングエマルション・フォーム

~固体粒子を利用した乳化物と泡の安定化~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ピッカリングエマルションの基礎から解説し、製品開発、生産プロセスの設計、トラブル対策に必要なスキルを身に付けていただきます。

開催日

  • 2020年12月4日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 乳化・可溶化・エマルションに関連する技術者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 医薬品
    • 製剤
    • 化学品
    • 化粧品
    • 食品 など

修得知識

  • ピッカリングエマルション・泡の作り方
  • ピッカリングエマルション・泡の安定化のコツ
  • ピッカリングエマルション・泡の特性と機能
  • 食品・化粧品・医薬品における応用例

プログラム

 ピッカリングエマルションとは、固体粒子が液液/気液界面に吸着して液滴を安定化したシステムである。疎水化シリカ、粘土鉱物などの固体粒子がエマルションや泡を安定化することが知られており、化粧品・食品業界では既に実用化も進んでいる。この現象を利用すれば、いわゆる界面活性剤を使わずに製剤を調製できるだけでなく、多孔性材料や刺激応答性材料、薬物送達システムの開発にもつながる。
 本講演ではピッカリングエマルション・泡の作り方、安定化のコツを説明したうえで、食品や化粧品業界で利用された例を紹介する。さらに、刺激応答性ラテックスを用いたエマルションについても解説し、今後の応用の可能性を展望する。

  1. ピッカリングエマルションとは?
    • 定義
    • 歴史
  2. 固体粒子の界面吸着とエマルション形成のメカニズム
  3. ピッカリングエマルションの生成
    • 固体粒子と水と油を混ぜたら何が起こるのか?
    • どんな固体粒子によってエマルションを調製できるか?
    • エマルションの状態・安定性の支配因子 エマルションの安定性と消滅
  4. ピッカリングエマルションの調製プロセス
    • エマルション調製の考え方
    • 熱力学的に安定なエマルション
    • 調製法/混合手順の影響
  5. ピッカリングエマルションの化粧品への応用
    • 乳化型化粧料
    • 含水パウダー
    • ソフトプレス
  6. 今後の応用展開
    • 医薬品・医用材料
    • 磁性材料
    • マイクロリアクター
    • 分離・ 分析システム
    • ガス吸蔵システム

講師

  • 野々村 美宗
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

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  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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