技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法

シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法

~シランカップリング剤で処理した界面では何が起こっているのか / 「理想」と「実際」の界面層はなぜ違ってくるのか / シランカップリング剤を最適に添加、使用するための分析・評価~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、シランカップリング剤の基礎から解説し、シランカップリング剤の選定、反応性評価、表面分析、分析機器の選定、評価について詳解いたします。

開催日

  • 2020年9月30日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • シランカップリング剤に関連する技術者、研究者
    • 半導体封止材
    • 塗料
    • 接着剤
    • 歯科材料
    • 金属接着
    • 樹脂改質
    • 熱可塑性樹脂複合材料
    • FRP
    • エラストマー
    • 樹脂バインダー
    • プライマー
    • コーティング剤 など
  • カップリング剤処理、表面処理を行う技術者、研究者、品質担当者
  • カップリング剤について基礎から学びたい方
  • カップリング剤で課題を抱えている方

修得知識

  • シランカップリング剤に関する基礎的事項
  • シランカップリング剤の選択基準
  • シランカップリング剤反応性評価
  • シランカップリング剤の反応性評価に関連する各種表面分析の基礎的事項
  • 加水分解・重縮合の反応進行状況の評価
  • シランカップリング剤の反応に影響する諸因子
  • 各種無機・有機界面との界面層形成&界面反応の評価・分析

プログラム

 シランカップリング剤は無機・有機材料界面でのぬれ、接着性、相容性向上のために広く使われており、さらに近年ではナノスケールで均一化された無機・有機コンポジット/ハイブリッド系材料開発に不可欠なものとなっています。
 本講では、シランカップリング剤の加水分解・重縮合反応に影響するさまざまな因子と反応メカニズムや、実用上重要となる各種無機・有機表面との界面層形成と界面反応の評価・分析方法について概説します。

  1. シランカップリング剤の反応メカニズム
    1. シランカップリング剤の反応
    2. 加水分解反応
    3. 重縮合反応
  2. シランカップリング剤の反応に影響する諸因子
    1. 加水分解・重縮合反応に及ぼすphの影響
    2. 反応前処理の影響
    3. 溶媒、反応物濃度の影響
    4. 反応環境 (気相・液相) の影響
  3. シランカップリング剤の界面層形成
    1. 酸化物無機材料への界面形成
    2. 金属無機材料へのメルカプト基を介する界面形成
    3. 有機材料へのメルカプト基を介する界面形成
    4. 有機材料へのエポキシ基を介する界面形成
    5. 有機材料へのアミノ基を介する界面形成
    6. チオール/ホスホン酸SAMの概要
    7. ヒドロキシ基を介したチオール/ホスホン酸 – 有機シラン複合膜の形成
    8. シランカップリング剤を用いる分子接合界面形成
  4. 粉体/基板表面とシランカップリング剤の界面層形成評価
    1. FT – IRによる評価
    2. BETによる評価
    3. ゼータ電位による評価
    4. SEM – EDXによる評価
    5. XPSによる評価
    6. AFMによる評価
    7. 接触角測定とXPS、AFM
    8. ナノスケールで見る「理想的」界面層と「実際の」界面層
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 正秀
    宇都宮大学 工学部 基盤工学科 応用化学コース
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

Zoomを使ったライブ配信対応セミナーの留意点

  • ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • 開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • セミナー資料は印刷物を開催日までに発送予定でございます。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/11 熱処理の基礎および熱が製品の特性と品質に与える影響 東京都 会場・オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2025/4/21 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/4/23 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散と応用 オンライン
2025/4/24 金属の表面処理技術 オンライン
2025/4/24 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/5/8 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/5/9 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/5/13 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散と応用 オンライン
2025/5/15 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/19 フッ素系コーティング剤の構造、機能、各種用途展開、PFAS問題への対応 オンライン
2025/5/20 プラズマによる表面改質技術の基礎と応用 オンライン
2025/5/23 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/26 フッ素系コーティング剤の構造、機能、各種用途展開、PFAS問題への対応 オンライン
2025/6/4 めっき技術の基礎と品質トラブル対策 東京都 会場
2025/6/5 塗膜の濡れ・付着・密着コントロールとトラブル対策 オンライン