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人工皮革・合成皮革の入門講座

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人工皮革・合成皮革の入門講座

~その構成と使用されるポリウレタン樹脂の基本と劣化・評価の基礎知識~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年9月28日(月) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 人工皮革・合成皮革の基礎
  • ポリウレタン樹脂の組成と物性
  • ポリウレタン樹脂の劣化と対策

プログラム

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられています。本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近の環境対応レザーについても解説します。

  1. 皮革の構成
    1. 人工皮革と天然皮革との違い
    2. 人工皮革
      • 人工皮革とは
      • 従来型人工皮革の製造方法
      • 人工皮革の構成
      • 環境対応型人工皮革の製造方法
      • 環境対応型人工皮革の例
    3. 合成皮革
      • 合成皮革とは
      • 従来型合成皮革の製造方法
      • 合成皮革の構成
      • 環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
    4. 塩ビ (PVC) レザー
      • 塩ビ (PVC) レザーとは
      • 塩ビ (PVC) レザーの用途
      • 塩ビ (PVC) レザーの構成
    5. 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
    6. 天然皮革
      • 天然皮革のの構成断面
      • スプリットレザーとは
      • スプリットレザーの製造方法
      • 天然皮革の表面仕上げ
  2. ポリウレタン樹脂の構成と特徴
    • ポリウレタン樹脂の合成について
    • ポリウレタン樹脂構成成分
    • ポリオールの特性
    • ジイソシアネートの特性
    • ポリオールによる一般的性能と特徴
  3. 様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
    • 人工皮革、合成皮革用途
    • エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
    • ポリウレタン樹脂の水分による劣化
    • ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) 用途
    • ポリウレタン樹脂の光 (酸化) による劣化
    • 軟質・半硬質・硬質フォーム用途
    • ポリウレタン樹脂の熱 (酸化) による劣化
    • 溶剤・薬品によるトラブル
    • ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
    • 添加剤による劣化防止
  4. ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
    • 加水分解による劣化促進試験
    • 耐光性試験
    • 耐熱性試験
  5. 人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
    • 耐ブロッキング性試験
    • 耐屈曲性試験
    • 耐揉性試験
    • 耐摩耗性試験
  6. 人工皮革・合成皮革の取り扱い絵表示
    • 合成皮革製品の取り扱い絵表示の例
    • 天然皮革製品の取り扱い表示の例
    • スエード調製品の取り扱い表示の例
    • 合成皮革製品の取り扱い表示の例
    • 質疑応答

講師

  • 榎本 雅穗
    京都女子大学 家政学部 生活造形学科
    教授

主催

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1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

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複数名受講割引

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
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  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
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