技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車における周辺検知、センサフュージョン技術

自動車における周辺検知、センサフュージョン技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車における周辺検知、リアルタイムセンシングに向けたセンサ処理、 ミリ波レーダによる対象物認識、LIDARのカメラとのフュージョン技術について解説いたします。

開催日

  • 2020年4月30日(木) 10時00分17時00分

プログラム

第1部 車載イメージセンサにおける前処理および特徴検知技術

(2020年4月30日 10:00〜12:00)

 IoT、AIなどを活用した自動運転を始めとする次世代都市交通システムへの期待が高まっています。そして、物理世界と情報世界の境界であるセンサおよびその処理は、これまで以上に重要となるでしょう。これは、システムに入力するデータ品質や密度が後段の特徴抽出や認識処理を始めとする多くの処理に影響を与えるからです。
 本講演では、リアルタイムセンシングをキーワードに、ハードウェアベースのセンサ処理について紹介します。

  1. センサについて
    1. センサ処理の概要
    2. センサ処理の融合
    3. センサ処理の問題点
  2. センサシステムについて
    1. 実時間センサ処理とFPGA
    2. 実装例1:TOFセンサを利用した白線検知システム
    3. 実装例2:車載無線による画像転送システム
  3. センサシステムによる今後の展望
    • 質疑応答

第2部 深層学習を用いたミリ波レーダによる走行環境認識

(2020年4月30日 12:50〜14:50)

 自動運転や運転支援システムにおいて,悪天候での走行環境認識はまだ課題が多い.悪天候および悪照明環境において最も頑健なセンサはミリ波レーダであるが,分解能が低いことと電波干渉などによるノイズの問題がある.これに対して,近年進展が著しい深層学習を用いてこれらの問題を解決する研究を行なっている.
 本講演では,ミリ波レーダを用いた走行環境認識に関する深層学習の応用例およびその可能性について実験結果を交えて解説する.
 今回は,ミリ波レーダ反射波から対象物の属性を推定する技術と静止対象物の形状を推定する技術について具体的に説明する.

  1. 背景
    1. 自動車における走行環境認識の課題
    2. ミリ波レーダの特性
  2. ミリ波レーダを用いた走行環境認識への深層学習の応用
    1. 全体概要
    2. 走行環境における物体識別
      • 認識アルゴリズム
      • 実験条件
      • 評価結果
    3. 駐車シーンにおける駐車車両形状推定
      • 認識アルゴリズム
      • 実験条件
      • 評価結果
    • 質疑応答

第3部 車載カメラとLiDARによるフュージョン技術と今後の展望

(2020年4月30日 15:00〜17:00)

 自動運転のための周辺認識技術に使われる各種センサ、及び車載カメラとLiDARによるセンサフュージョン手法の概要が把握できます。カメラには距離推定や認識そのものの信頼性といった課題が多いため、アクティブセンサとのフュージョンが必要になる理由がわかります。LiDARは、カメラとは違った特性のセンサとして、なぜ自動運転に欠かせないものになりつつあるかがわかります。LiDARの今後の進化がわかります。

  1. 自動運転に必要なセンシング技術
  2. 各センシング技術の特徴
    1. 電波レーダ
    2. ステレオカメラ画像処理
    3. 単眼カメラ画像処理
    4. LiDAR
  3. カメラとLiDARのセンサフュージョン
    1. 複合型センサフュージョン
    2. 統合型センサフュージョン
    3. 融合型センサフュージョン
    4. 連合型センサフュージョン
  4. 今後のLiDAR
    • 質疑応答

講師

  • 山口 佳樹
    筑波大学 システム情報系
    准教授
  • 秋田 時彦
    豊田工業大学 スマートビークル研究センター
    特任上級研究員
  • 伊東 敏夫
    芝浦工業大学 SIT総合研究所
    特任研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/18 「感性・感情・印象」の評価・定量化・モデル化手法と技術開発への可能性 オンライン
2025/8/19 「感性・感情・印象」の評価・定量化・モデル化手法と技術開発への可能性 オンライン
2025/8/19 ChatGPTを使ったPythonプログラミングの実践講座 オンライン
2025/8/22 外観検査・異常検知の自動化の進め方 オンライン
2025/8/22 計測技術 (ノギスから三次元測定まで) の基礎と実践 オンライン
2025/8/25 計測技術 (ノギスから三次元測定まで) の基礎と実践 オンライン
2025/8/25 AI・IoT時代に求められるデジタル信号処理の基本技術と応用例 オンライン
2025/8/25 機械学習による物理サロゲートモデル構築の考え方と実践 オンライン
2025/8/25 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/25 テラヘルツ波技術の基本とデバイス開発および産業応用 オンライン
2025/8/25 モビリティ事業の構造改革と事業拡大戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/26 特許データから見るグリーンカー主要企業の技術戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/26 AI・IoT時代に求められるデジタル信号処理の基本技術と応用例 オンライン
2025/8/26 自動車シートの座りを「人間工学の眼」で観る オンライン
2025/8/26 計算科学・社外実験データベースを活用したマテリアルズインフォマティクス基礎 オンライン
2025/8/26 AIを活用した感性評価と製品設計・マーケティング戦略 オンライン
2025/8/27 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/8/27 0からのPythonと生成AIによるデータ分析入門 オンライン
2025/8/27 計算科学・社外実験データベースを活用したマテリアルズインフォマティクス基礎 オンライン
2025/8/28 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践事例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/30 皮膚の測定評価と可視化、イメージング技術
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/9 無人搬送システム〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/9 無人搬送システム〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/10/31 少ないデータによるAI・機械学習の進め方と精度向上、説明可能なAIの開発
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術