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抗菌消臭、抗アレル加工とその評価技術

抗菌消臭、抗アレル加工とその評価技術

~繊維製品の機能とアレルギー症状との関係 / 繊維・不織布への加工法と開発例~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、抗菌・抗ウイルスについて基礎から解説し、各材料の抗菌・抗ウイルスのメカニズムから実際の試験法、製品化事例を解説いたします。

開催日

  • 2020年4月16日(木) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 一価の銅化合物によるウイルス不活性化のメカニズム
  • ウイルスを「固着」させるための考え方
  • 機能を付与した不織布製品の評価手法と留意点
  • ELISA法の基本的な知識
  • アレルゲンの測定・解析のためのELISA法の応用技術

プログラム

第1部 アレルギー性皮膚炎患者の着衣に必要な性能と機能性繊維の応用

(2020年4月16日 10:00〜11:30)

  1. アレルギー性皮膚炎患者の症状
  2. アレルギー性皮膚炎患の着衣の選定
  3. アレルギー性皮膚炎患のかゆみの原因
  4. 抗アレルギー・抗菌・消臭性繊維の応用Ⅰ
  5. 抗アレルギー・抗菌・消臭性繊維の応用Ⅱ
    • 質疑応答

第2部 消臭、抗菌、抗アレル加工剤の特徴と加工及び評価方法

(2020年4月16日 12:10〜13:40)

  1. 高機能化について
  2. 高機能化製品の開発動向
  3. 高機能化剤
    1. 抗菌剤
    2. 防黴剤
    3. 抗ウイルス剤
    4. 消臭剤
    5. 抗アレルゲン剤
  4. 高機能化加工と評価
    1. 練り込み加工
    2. 塗布加工
    3. 耐久性
    4. 各種高機能化評価に関する規格
    5. 各種高機能化評価方法の概要と実例
    • 質疑応答

第3部 消臭・抗菌・抗ウイルスなどの機能を持ったヘルスケア繊維の開発

(2020年4月16日 13:50〜15:20)

 産学連携により誕生した人工酵素とも呼べるヘルスケア繊維のご紹介。生体内の解毒に関わる酵素と同様のメカニズムで悪臭物質を分解する消臭機能からスタート。商品開発を進める中で、ニーズから研究へのフィードバックを繰り返しながら、新たな機能を見出し、さらに進化している。本講演では、ヘルスケア繊維の誕生とそれぞれの機能が連携し、どのような製品になってきたかを説明する。

  1. 消臭繊維「デオメタフィ」
    1. 酸化酵素の生体模倣 (バイオミメティック)
    2. 解毒メカニズムから生まれた消臭繊維
    3. 消臭繊維の特長と製品化
    4. ニオイのあるところにニーズあり
    5. 抗菌性の必要性とケミカルとの融合
    6. 安全な抗菌とは
    7. メディカル分野へ
  2. 高機能繊維「アレルキャッチャー」
    1. 抗アレルゲン機能
    2. 痒み鎮静繊維「アレルキャッチャーAD」
    3. 抗白癬菌機能
    4. メディカル分野での障壁
    5. 高機ヘルスケア繊維「アレルキャッチャー」
    6. マスクからの進化…更なる深化へ
    • 質疑応答

第4部 ELISA法によるアレルゲン測定

(2020年4月16日 15:30〜17:00)

 ELISA法の基本的な知識を理解していただき、アレルゲンの様々な測定や解析する際のELISA法の応用技術を得られるような講演にしたい。

  1. 環境アレルゲン
    1. 室内環境アレルゲン種類
    2. 室内環境アレルゲンの測定原理と利点
  2. 環境中からのアレルゲンの回収法
    1. 室内塵からのアレルゲンの回収
    2. 空気中からのアレルゲンの回収
    3. 食品からのアレルゲンの回収
  3. 測定方法
    1. サンドイッチELISA法
    2. 競合ELISA法
    3. イムノクロマト法
    4. その他
  4. 環境中のアレルゲン測定
    1. 家庭環境における室内塵中のダニアレルゲン量の測定
    2. ダニアレルゲンの測定における測定単位
    3. 家庭環境における空気中ダニアレルゲン量の測定
    4. ダニアレルゲンの経時的変化の測定
    5. ペットアレルゲンの測定
  5. 環境中のアレルゲン対策の評価
    1. 室内環境改善としてのダニアレルゲン対策
    2. 個人におけるダニアレルゲン暴露量の評価
    3. 布団のダニアレルゲン対策
    • 質疑応答

講師

  • 水谷 千代美
    大妻女子大学 家政学部 被服学科
    教授
  • 山田 喜直
    東亞合成 株式会社 R&D総合センター 製品研究所
    主査
  • 築城 寿長
    ダイワボウノイ 株式会社 機能材料研究開発室
    室長
  • 阪口 雅弘
    麻布大学 獣医学部
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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