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消臭剤の基礎と消臭性試験・評価方法

消臭剤の基礎と消臭性試験・評価方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、臭いのメカニズムから消臭剤の種類・特徴・加工法・使用例とその評価方法まで、講師2名が分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2020年1月30日(木) 13時00分 16時10分

プログラム

第1部 消臭剤の基礎講座

~臭いのメカニズム、消臭剤の種類、性能評価方法、加工例~

(2020年1月30日 13:00〜14:45)

 物理吸着型剤消臭剤の代表である活性炭は、吸着量や吸着速度に優れ、多種臭気を吸着することができるが、吸着対象が悪臭に限定できないことや吸着物質を固定化できず再放出するという欠点がある。一方で一般的に無機系化学吸着型消臭剤は、特定の官能基を持つ臭気成分しか吸着しないが、各臭気に対応した消臭剤を複合することで、消臭効果が高く、低濃度の臭気まで吸着し、再放出しない特長を持つ。また、外観も白色~淡色であることから、衣装性を損なわずに実使用効果を発現できるという特長もある。本講演では、化学吸着型消臭剤の紹介、消臭メカニズム、消臭性能評価方法、基材への加工方法、及び使用例を解説します。

  1. 臭いと消臭について
    1. 臭気成分と臭気の発生原因
    2. 臭いのメカニズムと臭気低減方法
    3. 各消臭方法のメリットとデメリット
  2. 消臭剤の種類と化学吸着型消臭剤
    1. 消臭剤の種類と特徴
    2. 化学吸着型消臭剤の特長
    3. 化学吸着型消臭剤の消臭メカニズム
  3. 消臭剤の評価方法
    1. 消臭性能の評価方法
    2. 消臭性能評価例
    3. 消臭効果の持続性の考え方
  4. 消臭剤の加工方法と応用例
    1. 消臭剤の加工形態
    2. 塗布加工方法と加工例
    3. ディッピング加工方法と加工例
    4. 練り込み加工方法と加工例
    5. 自動車部品から発生するアウトガス測定方法とアルデヒドガス抑制の応用例
  5. 業界基準と安全性について
    1. 消臭関連業界について
    2. 業界性能基準と安全性について

第2部 消臭加工繊維製品の評価方法について

(2020年1月30日 15:00〜16:10)

 近年、日本では急激な少子化傾向に加えて高齢化が進む中、健康で明るく楽しい長寿社会を構築するための様々な仕組みが作られ始めた。そのような社会構築の中、日本の消費者の中で衛生・清潔志向が高まり、日常使用する様々なものに様々な機能加工を施した製品が利用されるようになった。そのような背景の中、多くの消臭加工製品や抗菌製品が市場に出回り、市場規模も急速に成長してきた。市場のニーズに伴い、新たに開発される各製品を評価する試験規格の重要性も増してきたと感じる。また、昨今では国際規格としてISO規格という名を度々耳にする機会が多くなっている。そもそもISO規格は国際標準化機構が主体となって検討されている。国際標準化機構の活動目的の1つとして「工業規格の国際的統一を促進すること」、とある。本講座で紹介する消臭加工繊維製品の評価試験も従来は繊維の業界団体がマーク認証を行うための試験方法として扱われていたものであるが、既にISO提案を行い発行されている。
 本講座では、このような背景において標準化された日本で幅広く用いられている消臭加工繊維製品の評価方法について紹介する。

  1. 機能性繊維製品の動向
    • 日本において機能性加工繊維製品の開発が進んでいる背景
  2. ISO規格について
    1. 繊維製品の国際標準化の流れの紹介
      • ISO TC38の紹介
  3. 一般社団法人繊維評価技術協議会消臭性試験方法
    1. 試験の概要
    2. 試験方法の紹介 (検知管法、GC法)
    3. 一般社団法人繊維評価技術協議会のマーク認証
      • SEKマークの紹介
  4. 繊維評価技術協議会消臭試験とISO規格の違い
    1. ISO17299 (Determination of deodorant property) の紹介
      • ISO17299.2 (Detector tube method) の紹介
      • ISO17299.3 (Gas chromatography method) の紹介

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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受講料

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