技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

効率的、確実に目的を達成できる実験の考え方と具体的方法

効率的、確実に目的を達成できる実験の考え方と具体的方法

~実験ノウハウ、計画の立て方、進め方、後進へのコツの伝え方…etc. / 実験を制するものはR&Dを制す~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、実験計画の立て方、実験実務の進め方といった根幹部分に重点を置いて、実験のコツを伝授いたします。

開催日

  • 2019年11月7日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発の実務担当者 (若手、中堅)
  • 後進を指導するリーダー、管理者
  • 新入社員、若手エンジニア

修得知識

  • 実験の考え方
  • 実験計画の立て方
  • 実験実務のノウハウ
  • 実験記録の方法
  • 実験ノウハウの継承

プログラム

 研究開発、商品開発などR&Dにおいて実験は必要不可欠なものである。そして、開発においてはスピードと効率性、確実性が要求されており、その実現を左右する最も重要なものの一つが実験であると言える。そのため、実験計画法などの研修や教育も行われているが、残念ながらそういった研修の多くは個別的なテクニックでしかないため、実務で使えないという声が多く聞かれる。
 最も必要とされる、実験ノウハウや、実験そのものの考え方、計画の立て方など、実験実務は現場任せ、本人任せとなっているのがじつ状である。そのため、それぞれが自己流で実験技術を蓄積していくため、レベルもバラバラで、部署として、会社としての蓄積も生まれない。その結果、人員間、部署間でのバラつきはもちろん、属人的となることで実験技術の継承が行われず、時間軸でのバラツキも生んでいる。
 本セミナーでは、従来のような実験計画法のような単なるテクニックだけではなく、実験そのものの考え方や計画の立て方、実験実務の進め方といった、根幹部分に重点を置いて、さらには、それらを如何にして教育、継承していくかという点についても詳細に解説する。

  1. イントロダクション
    1. 実験と開発
    2. 結果を成果へ
    3. 実験、思考、分析
  2. 実験の基本と心得
    1. 実験の種類
    2. 実験の基本プロセス
    3. 実験を始める前のポイント
    4. 実験中の心構え
    5. 実験終了後
    6. 実験、研究の心得
    7. 基本的な注意点
    8. 時間管理
    9. 実験が上手くいかない時
    10. 実験の絶対的タブー
  3. 実験シナリオの考え方
    1. Howは行動の最後
    2. 何が必要か
    3. 何に使うのか
    4. 開発シナリオと実験ストーリー
    5. 実験ストーリーの考え方
    6. 良くあるパターン
  4. 目的と目標
    1. 目的 (ゴール) の確認
    2. 目的と目標
    3. 目的の構成要素
    4. 目標
    5. 目標の条件
    6. 判断基準
    7. 目標設定のためのSMARTルール
  5. 仮説思考による研究開発と問題解決
    1. 仮説とは何か
    2. 仮説が必要な理由
    3. 仮説の考え方
    4. 仮説構築のプロセス
    5. 仮説の変換
    6. 仮説の精度と確度
    7. 仮説→課題設定→計画
    8. 2種類の事実
  6. 実験計画の考え方
    1. 計画の考え方
    2. シナリオメイク
    3. 適切なマルチタスク化
    4. タイムマージン
    5. 可視化
    6. 細分化、詳細化
    7. 優先順位
    8. リソースマネジメント
  7. 実験の考え方
    1. 実験条件の考え方
    2. 実験計画法の意味
    3. 実験の本当の意味
    4. 実験を考えるとは
    5. プロセスの可視化
    6. 構想の可視化
    7. 実験方法の考え方
    8. 実験パラメータの選び方
    9. 実験マトリクスの考え方
    10. 条件範囲の設定
    11. 対照データの選び方
    12. 結果の使い方
    13. 結果 ⇒ 結論
    14. 良くあるパターン
  8. 情報・結果の収集方法
    1. 情報の条件
    2. 情報の考え方、扱い方
    3. 多面視点
    4. 情報・結果・結論
    5. 基本フロー
    6. 文献の読み方と資料整理
  9. データの捉え方・解析のポイント
    1. データ解釈における認知バイアス
    2. 観点の重要性
    3. アウトライヤー
    4. 情報次元の拡張
    5. 数字 (データ) の取り扱い
    6. 5大解析視点+1
    7. データの伝え方
    8. 実験情報とは何か
  10. 実験誤差、精度の考え方
    1. 正確なデータを得るために
    2. AccuracyとPrecision
    3. 真値と測定値
    4. 信頼度要因を整理する
    5. 信頼性管理
  11. 実験ノートのまとめ方
    1. 実験ノートの役割
    2. 実験ノートに書くべきこと (項目)
    3. 修正・加筆・削除
    4. データの保存
  12. 開発実験のための思考法
    1. 目的志向
    2. アウトプット志向
    3. 仰望視点と俯瞰視点
    4. 逆説的思考
    5. 失敗からのリカバリー
    6. 認知バイアスの罠
    7. 目利き力
    8. ヒラメキの種
    9. アイデアの源泉
    10. イノベーションを生む発想と行動
  13. 実験計画のための思考の道具
    1. 実験計画で用いる代表的フレームワーク
    2. フレームワークの使い方
    3. If then思考
    4. 思考の拡張
    5. 構成要素で考える
    6. アイデア生産の5ステップ
    7. 情報整理
    8. 要素分解
    9. 概算力
    10. アイデアの評価
  14. コミュニケーションと情報発信
    1. 技術者の報連相
    2. Evidence & Story
    3. 情報の共有
    4. 二つのミーティング
  15. まとめ:研究者の心得
    1. 探究心と追求心
    2. 企業の技術力のポテンシャル要素
    3. 4つの基本力
    4. 2種類の「カン」
    5. 研究者の成功要素
    6. 知識、経験と知恵
    7. 実験の神髄
    8. 研究開発フロー
  16. 質疑

講師

会場

京都リサーチパーク

東地区 1号館 4F A会議室

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 確実に成果を生む実験結果の活用と実験ノート (記録) の取り方 オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/6 統計学の基礎から学ぶ実験計画法 (2日間) オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/9 実験計画法における解析のコツとデータのまとめ方 東京都 会場
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/22 化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座 オンライン
2024/5/24 技術者・研究者が基礎から学ぶ実験計画法 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/31 化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座 オンライン
2024/6/7 マテリアルDXによる材料開発の効率化、高速化とその推進 オンライン
2024/6/13 エンジニアのための実験計画法とExcel上で構築可能な人工知能を併用する非線形実験計画法 オンライン
2024/7/30 汎用的インフォマティクス&統計的最適化 実践入門 オンライン
2024/8/2 実験計画法 (3日間) オンライン
2024/8/2 実験計画法 (1) オンライン
2024/8/6 実験計画法 (2) オンライン
2024/8/20 実験計画法 (3) オンライン