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リチウムイオン電池 & 全固体電池製造技術の最新動向と展望

リチウムイオン電池 & 全固体電池製造技術の最新動向と展望

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年10月18日(金) 10時30分 17時30分

受講対象者

  • 高性能リチウムイオン電池の材料・製造・分析技術の最新動向と将来展望に関心のある方全般 (当該分野の研究者、技術者、技術企画、技術営業、初心者から中堅まで)
  • 次世代リチウムイオン電池の研究者や技術者 (企業および大学や研究機関)
  • 電池に興味を持っている、材料周辺分野の研究者や技術者
  • 電池に興味を持っている、研究開発企画、技術企画、新事業企画などの担当者

修得知識

  • リチウムイオン電池の開発動向と課題 ・電池の高性能化と安全性を向上させるための材料・製造技術
  • 材料・部材、製造条件などの組み合わせ技術の重要性
  • 次世代材料の特徴と課題、用途展開
  • 最先端電池の分析技術
  • カーボンブラックの製法や物性についての基礎知識
  • カーボンブラックの機能性
  • 硫黄系材料の基礎知識、開発動向
  • ゴム材料を用いた硫黄系材料の電池特性
  • キャビテーションによる分散機構と装置について
  • 次世代ハイニッケル系正極活物質の水系スラリー化について

プログラム

講演1. 高性能リチウムイオン電池の材料・製造・分析技術の最新動向と将来展望

(2019年10月18日 10:30~12:00)

 本講演では、各種の電池材料技術および電池製造技術の開発動向と、これらを用いて構成されるリチウムイオン電池の電池特性や安全性などの影響について取り上げる。今後も大きな成長が見込まれる車載等の用途では、電池の高性能化や低コスト化のみならず、安全性や信頼性、耐久性の確保が不可欠である。そのためには、電池の構成材料を全て見直して、それらの適した材料や部材、製造方法の組み合わせが重要であることを紹介する。

  1. リチウムイオン電池の多様化と次世代蓄電池への要求
  2. 負極技術 (Si系、SiO系など)
  3. 正極技術 (高Ni系、硫黄系など)
  4. セパレータ (耐熱性セパレータ、不織布など)
  5. 次世代電池の可能性とイノベーション

講演2. カーボンブラック導電材の物性とLiB電極特性に与える影響

(2019年10月18日 13:00〜13:55)

 カーボンブラックの製法や種類,各種物性について紹介し,そして,その用途や役割について解説した後,リチウムイオン二次電池の電極導電付与材として使用した場合の評価結果の一例について紹介する.

  1. カーボンブラックとは
  2. カーボンブラックの製法について
  3. 各用途におけるカーボンブラックの役割
  4. リチウムイオン二次電池電極特性について

講演3. ゴム材料を用いた硫黄系正極材の開発と電極特性

(2019年10月18日 14:00〜14:55)

 高容量、資源的制約が無いといった特徴を持つ硫黄系正極材のポテンシャルは広く知られるところだが、課題も多く実用化には至っていない。本セミナーでは硫黄系正極材の課題解決への取り組みや、当社で開発中の正極材の電極特性について解説する。

  1. 硫黄系材料の基礎知識
  2. 硫黄系材料の開発動向
  3. ゴム材料を用いた硫黄系正極の電極特性
  4. Liドープ技術とフルセル評価

講演4. 高速分散装置の特長およびハイニッケル系活物質の水系スラリー化技術について

(2019年10月18日 15:00〜15:55)

 キャビテーション気泡を利用した分散装置「ジェットペースタ」の特長と次世代ハイニッケル系正極活物質の水系スラリー化について報告する。ジェットペースタと炭酸ガスの複合化によりアルカリ中和と分散が同時にでき環境対策と生産性向上が達成できます。

  1. キャビテーション気泡を利用した「ジェットペースタ」の紹介
  2. ジェットペースタの分散性とLib電池特性について
  3. 次世代ハイニッケル系正極活物質の水系スラリー化について 「炭酸ガスによる中和技術について」
  4. その他

講演5. コンフォーカル光学系を用いたリチウムイオン二次電池のオペランド観察

(2019年10月18日 16:00〜16:55)

 リチウムイオン電池の新しい分析・評価技術として、カラー・コンフォーカル光学系を用いたオペランド観察システム (ECCS B320) を紹介します。評価事例として、金属Liの析出観察、Si負極の膨張収縮解析、全固体電池への適用例などを紹介予定です。

  1. コンフォーカル光学系の基礎
  2. リチウムイオン電池のオペランド観察手法
  3. 金属Liの析出観察
  4. Si負極の膨張収縮解析
  5. 全固体電池への適用例

講師

  • 向井 孝志
    ATTACCATO合同会社
    代表
  • 山口 東吾
    旭カーボン 株式会社 経営管理部 品質保証課長
    課長
  • 久保 達也
    住友ゴム工業 株式会社 研究開発本部 研究企画部
    主任
  • 浅見 圭一
    日本スピンドル製造 株式会社 ミキシング事業センター
    技術顧問
  • 秋元 侑也
    レーザーテック株式会社 第2ソリューションセールス部

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 5,000円(税別) / 5,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 15,000円(税別) / 16,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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