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強い特許網を構築するための知財戦略の策定・遂行の仕方

強い特許網を構築するための知財戦略の策定・遂行の仕方

~他社の特許をどのように打ち破り、自社に絶対優位な特許網を構築するか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年9月4日(火) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部. 知的資産経営と知財戦略

(2018年9月4日 10:00〜11:30)

企業の競争力の源泉には、見えない資産として人材、組織力、技術・ノウハ ウ、顧客ネットワーク、知的財産 (特許・ブランドなど) などがある。これらの知的資産を認 識した経営が必要であることから、知的資産経営が着目されてきた。知的財産は、知的 資産の一部であるが、技術を中核とした企業経営においてその知財戦略は欠かすことが できない。そして、知財戦略の中でも、特許ポートフォリオの構築することが重要となる。 企業経営における技術開発と知財戦略の概要を説明すると共に、特許網の構築につい ても概説する。

  1. 知的資産
    1. 競争力と知的資産
    2. 人材と組織
    3. 顧客ネットワーク
  2. 知的財産
    1. 特許出願の現状
    2. 知財管理
    3. 社内組織
  3. オープンイノベーションと技術開発
    1. 事業戦略と技術開発
    2. 技術動向の情報収集
    3. 研究開発マネジメント
  4. マーケッティングの新時代
    1. 売るモノへの仕組み
    2. ビジネスモデルを考える
  5. 事業戦略と特許網構築
    1. 事業の将来認識
    2. 事業ステージに応じた知財活動
    3. 新事業開発のケース

第2部. AGCにおける知財戦略立案・実行の取り組み

(2018年9月4日 12:15〜13:45)

知財部に異動して3年弱、知財戦略とは何か、どのように知財を活用していけば事業に貢献できるのかを考えてきました。 当社の知財部の歴史を見ても、10年以上前から知財戦略が大切であることを方針として掲げていましたが、さまざまな理由により先進競合企業と比較し肩を並べているとは言えないのでは、と感じています。

この講演では、

  • AGC流知財戦略について
  • 知財戦略を立案し、実行するための取り組み
  • 今後の課題
    さらに、トピックスとして「新規事業創出に貢献する、AIを用いた特許解析手法の開発」についてお話しいたします。
    知財部をシェアードサービス中心の活動から戦略中心の活動に変えていきたいとお考えの皆様に、その改革実行の道標になれば幸いです。

  1. 旭硝子 株式会社 はAGC 株式会社 になりました
  2. AGC流知財戦略とは
    1. 知財部2025年ありたい姿
    2. AGC流知財戦略パターン (レベル)
  3. 知財戦略立案・実行に向けて
    1. 実現までのプロセス
    2. 実行するための機能と組織
    3. 業界トップレベル企業との比較
    4. 人材育成
  4. 今後の課題・ロードマップ
  5. 新規事業創出に貢献する、AIを用いた特許解析手法の開発

第3部. キヤノンにおける知的財産戦略 ~他社の特許網を打ち破る知財戦略とその実施法~

(2018年9月4日 15:30〜17:30)

企業が健全に事業を展開していくためには、知的財産の問題は避けて通ることはできません。特に新規に事業を興し、既にある市場に参入しようとしている場合には、他社の特許網を打ち破る必要があります。一方で、近年のビジネス環境の変化から、より広い視野と柔軟な発想で知的財産を活用する方策が求められてきています。本講演では、キヤノンにおける知的財産戦略の考え方を説明し、その戦略の下にどのように他社との特許問題を解決してきたか、事例を交えて紹介いたします。

  1. 会社概要
  2. キヤノンにおける知財管理体制
  3. 産業界の変化を踏まえた知財戦略
  4. 第三者特許問題の解決
    1. 特許調査の前に考えておくべきこと
    2. 第三者特許調査の徹底
    3. 情報収集の重要性
    4. 解決のための基本的な考え方
    5. 第三者特許の無効化
    6. 第三者特許の回避
    7. 係争の回避

第4部. DICにおける知財戦略の策定、遂行と特許ポートフォリオマネジメント

(2018年9月4日 15:30〜17:30)

知財戦略は、目指すべき事業を見据えて、その実現のためにあるべき知財の姿を描くことから始まる。グローバルな視点で環境変化をとらえ、事業成功へのシナリオを描き、自社の特質を生かして、いかなる技術と特許で勝負するかに焦点をあてた柔軟性のある知財戦略を策定・推進していくことが不可欠である。知財戦略を展開していく過程で、特許ポートフォリオが形成され充実していくが、特許を個々に見るだけでは足らず、特許ポートフォリオ全体を可視化し、その役割と事業への影響力を評価し、特許ポートフォリオを最適化していくことが重要である。

  1. 企業の知財活動 ~知財文化の醸成
  2. 知財は人が作るもの
  3. 環境変化に対応するための人材
  4. 知財活動の成果
  5. 知財ビジョン
  6. 事業・研究開発と協働した知財活動
  7. 研究成果を会社の力に変えていく
  8. 特許の価値
  9. マーケット視点の知財戦略
  10. 自社ポジションと知財戦略
  11. 知財戦略と特許ポートフォリオマネジメント

講師

  • 平坂 雅男
    公益社団法人 高分子学会
    常務理事・事務局長
  • 神庭 基
    デジタル技術経営研究所
    所長
  • 木下 達也
    キヤノン電子株式会社 特許法務センター
    副所長
  • 河野 通洋
    DIC 株式会社 知的財産センター
    知的財産センター長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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