技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

課題解決に取り入れたいマイクロカプセル化 技術入門

課題解決に取り入れたいマイクロカプセル化 技術入門

~アイディアと使い方次第で武器になる、応用毎の調整のコツを伝授~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、マイクロカプセルの基礎から解説し、構造制御例を交えて上手に利用するためのポイントを学びます。

開催日

  • 2018年6月15日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • マイクロカプセルで課題を抱えている方
  • マイクロカプセルに関連する技術者
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 食品
    • 蓄熱
    • 塗料
    • 接着剤
    • 農薬
    • 芳香剤
    • 感熱紙・感圧紙
    • 電子ペーパー など

修得知識

  • マイクロカプセルに関する基礎知識
  • マイクロカプセルの応用分野における実際
  • マイクロカプセル調製装置の実際

プログラム

 マイクロカプセルは、複数の機能を集約化することができることから、多くの分野で新規マイクロカプセルの開発が活発に行われている。しかしながら応用分野により、マイクロカプセルのバックグランドの条件 (シェル材種、コア材種、大きさ、構造) が異なっている。したがって、各応用分野で目的とする機能を発現させようとするためには、あるいは、問題解決に利用しようとするためには、それぞれの応用分野に適した調製方法によりマイクロカプセルを調製することが不可欠である。
 本講では、先ず 代表的なマイクロカプセル (ナノカプセル) の調製方法・調製装置を詳述するとともに、各応用分野に焦点をあてたマイクロカプセルの調製法について解説する。

  1. マイクロカプセルの基礎
    1. マイクロカプセル化により期待される機能
    2. マイクロカプセル調製までに必用な情報と考え方
    3. マイクロカプゼルの形状・大きさ・構造
  2. マイクロカプセルの調製法
    1. 化学的調製法の種類とその概要
      1. 代表的な化学的調製法の実際
      2. 単一粒子、複数粒子、液体、気体のマイクロカプセル化に適したマイクロカプセル調製法
    2. 物理化学的調製法の概要
      1. 代表的な物理化学的調製法の実際
      2. 単一粒子、複数粒子、液体、気体のマイクロカプセル化に適したマイクロカプセル調製法
  3. マイクロカプセル調製装置
    1. 撹拌槽型反応装置の実際
    2. 粒径制御の考え方
  4. 応用分野におけるマイクロカプセル調製の考え方
    1. 食品分野におけるマイクロカプセルの調製の考え方と実施例
      • マイクロカプセルの特性 (シェル材種、構造、サイズ効果)
      • マイクロカプセルの機能評価 (保護隔離・刺激応答性)
    2. 自己修復剤におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
      • マイクロカプセルの特性 (シェル材種、コア材種、構造)
      • マイクロカプセルの機能評価 (塗膜強度、添加量効果)
    3. 潜熱蓄熱技術におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
      • マイクロカプセルの特性 (シェル材種、コア材種、構造)
      • マイクロカプセルの機能評価 (蓄熱密度、含有量)
    4. 農医薬分野におけるマイクロカプセル調製の考え方と実施例
      • マイクロカプセルの特性 (シェル材種、構造、刺激応答性)
      • マイクロカプセルの機能評価 (品質の均一性、徐放メカニズム)
  5. 文献にみるマイクロカプセルの調製例
    1. ハイブリッドカプセルの調製例
    2. マイクロリアクターを利用した調製例
    3. その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/3/13 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/3/14 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/14 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/14 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/17 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/17 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2025/3/17 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/18 精密押出成形技術入門 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/19 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用