技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

水系バインダを用いたスラリーの分散技術と電池特性

水系バインダを用いたスラリーの分散技術と電池特性

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月15日(金) 13時30分16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池の研究開発の従事者、管理者
  • 水系バインダを用いた電極特性に関心のある方
  • 電極スラリーの混合技術に関心のある方

修得知識

  • 水系バインダの開発動向と課題
  • 水系バインダを用いた電極の特徴とスラリーの混合技術
  • 材料・部材、製造条件などの組み合わせ技術の重要性
  • 次世代材料の特徴と課題、用途展開

プログラム

 バインダは、活物質や導電助剤、集電体などの電極材料の結合に用いられる。近年、負極ではスチレンブタジエンゴム (SBR) 系の水系バインダが用いられるようになってきたが、正極では高電位で二重結合が酸化劣化されやすい問題がある。代表的なバインダであるポリフッ化ビニリデン (PVdF) は、水には溶解しないためスラリー溶媒としてN – メチル – 2 – ピロリドン (NMP) が必要となる。最近、NMPが与える環境負荷や人体への影響等が懸念され、環境付加の小さい様々な水系バインダが開発されている。
 本講演では、各種のバインダを用いた電極特性と、水系スラリーの混練方法について取り上げ、水系バインダを用いた電極の特性と課題、そしてその対策方法について紹介する。

  1. リチウムイオン電池の構成材料と製造工程
  2. 正極用バインダの開発
    1. 酸化物系正極と中和技術
    2. オリビン系正極と耐熱性バインダ
    3. 硫黄系正極と水系バインダ
    4. 水系バインダとスラリー混練技術
  3. 負極用バインダの開発
    1. 水系バインダを用いた黒鉛系負極と釘刺し安全性
    2. 合金系負極と各種バインダ
    3. 無機系バインダを用いたシリコン系負極
  4. 今後の展望

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

503会議室

東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 20,370円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 22,000円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,740円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 61,110円(税別) / 66,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 81,480円(税別) / 88,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 88,888円(税別) / 96,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,332円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/24 全固体電池・材料の最新動向 オンライン
2025/6/26 撹拌・混合の基礎と最適設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2025/6/27 硫化物系全固体電池における素材資源・部材開発/製造量産化/試験や安全性に関する動き オンライン
2025/6/27 撹拌・混合の基礎と最適設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2025/7/3 リチウムイオン電池の間欠塗工技術とスラリー分散・混錬・調送液の製造技術 オンライン
2025/7/4 電池セパレータの安全性・耐熱性向上とコーティング技術 オンライン
2025/7/4 リチウムイオン電池の間欠塗工技術とスラリー分散・混錬・調送液の製造技術 オンライン
2025/7/7 硫化物系全固体電池における素材資源・部材開発/製造量産化/試験や安全性に関する動き オンライン
2025/7/9 亜鉛空気電池の開発動向と充放電劣化対策 オンライン
2025/7/10 ナノ粒子・微粒子の分散・凝集の基礎と分散安定性の評価技術 オンライン
2025/7/16 廃リチウムイオン二次電池の失活とリサイクル オンライン
2025/7/16 リチウムイオン電池材料・電池の開発ポイント オンライン
2025/7/18 汎用リチウムイオン二次電池の特性評価、劣化・寿命診断 オンライン
2025/7/22 全固体電池の基礎と開発事例 オンライン
2025/7/23 スラリーを上手に取り扱うための総合知識 オンライン
2025/7/23 全固体電池の基礎と開発事例 オンライン
2025/7/25 定置用蓄電池システムの市場動向、開発例と寿命予測 オンライン
2025/7/25 リチウムイオン電池用セパレータの基礎と技術展望 オンライン
2025/7/28 フッ化物イオン電池の基礎と課題、最新動向 オンライン
2025/7/29 リチウムイオン電池用セパレータの基礎と技術展望 オンライン