蒸留プロセスのメカニズム、スケールアップ、省エネ化・事故安全対策
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2018年6月5日(火) 10時00分
~
17時00分
修得知識
- 用途・目的に応じた蒸留装置の設計
- 分離しやすい/分離しにくい混合物
- 抽出蒸留における抽剤の選定
- 不純物を抑えるポイント
- 頻発する蒸留塔での火災原因と対策の実例
プログラム
第1部 蒸留プロセスの基礎知識
- 気液平衡測定、データ評価、共沸現象 –
(2018年6月5日 10:00〜11:30)
蒸留プロセスを基礎から学ぼうとする技術者を対象として、蒸留プロセスの設計・運 転に必須となる気液平衡について概説し、気液平衡データが正しいか否かを評価する 方法、気液平衡測定法などについて解説する。
- 気液平衡関係の測定法
- 測定法の種類と装置
- 定圧気液平衡の測定
- 気液平衡データの評価
- 一般化Gibbs – Duhem式
- Heringtonの面積テスト
- Van Nessのポイントテスト
- 共沸系の気液平衡
- 共沸混合物の概要
- 正確な共沸点の求め方
- 二重共沸
第2部 蒸留システム・構造の種類、設計、保守について
(2018年6月5日 12:20〜14:50)
- 蒸留システム・構造の基礎知識
- 蒸留塔の設計について
- トレイと充填物の使い分け
- トレイ・充填物ハイドロリクス
- 段数・還流比の決定
- システムファクター
- 蒸留システムの設計
- 多成分系における分離フィジビリティー
- 省エネルギー蒸留
- 多重効用システム
- Divided Wall Column
- 塔頂ガス再圧縮型蒸留システム
- 内部熱交換型蒸留塔 (HIDiC)
- 蒸留塔のメンテナンスについて
第3部 蒸留プロセスにおける火災、漏洩、偏流などのトラブルとその対策
(2018年6月5日 15:00〜17:00)
- 蒸留プロセスのトラブル要因
- 蒸留プロセスの主なトラブル
- 設備内でのトラブルが起きやすい場所と条件の傾向
- 蒸留時の事故例
- 芳香族ハロゲン化合物蒸留中の爆発
- アルデヒド化合物蒸留終了後の火災
- メタノール蒸留時の爆発
- テトラクロロベンゼンの一部ヒドロキシ化反応後の蒸留爆発
- スチレンモノマーの蒸留中の爆発
- その他、危険な物質の組合せと不安定化学品について
- 充填式精密蒸留塔の減圧運転時における性能不良の事例
- スルザーパッキングBXタイプ充填精密蒸留塔の壁流現象
- 塔頂レトルトの口径寸法不足による圧損の問題
- 分散用ノズルの熱によるタイロッドボルトの緩みなどの熱膨張現象
- トラブル対策後の改造蒸留塔の構造
- 実験室規模の高理論段精密蒸留塔におけるトラブル
- 内部還流に基づくフラッディング現象
- 小口径の高理論段精密蒸留塔の提案
- 高沸点物のフラッディング現象
講師
日秋 俊彦 氏
日本大学
生産工学部
応用分子化学科
教授
若林 敏祐 氏
東洋エンジニアリング株式会社
プラントソリューション事業本部
先進技術ビジネス推進部
部長
板倉 啓祐 氏
板倉技術士事務所 (有限会社アイタック)
代表取締役
主催
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お問い合わせ
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受講料
1名様
:
55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
:
50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
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