技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

体外診断薬の開発と申請での当局の着目ポイント

体外診断薬の開発と申請での当局の着目ポイント

~見かけの有意差、相関性が発生する原因と制御するための統計手法~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月19日(火) 10時30分 16時45分

プログラム

第1部. 開発から申請への流れと、成功への秘訣とそのポイント

(2017年12月19日 10:30〜12:30)

  1. なぜこの体外診断薬を開発するのか – その根拠はどこに?
  2. 最新の体外診断薬の申請の動向
  3. 何が国内外の申請作業の最大のネックなのか?
  4. 常値の設定を如何に進めるか
  5. 過去の成功事例から学ぶこと
  6. 過去の失敗事例から学ぶこと
  7. 私自身が経験した成功と失敗の事例について
  8. その違いがどこに起因するのか、具体的な決め手を解析する
  9. これからの新しい製品開発のシーズを探すのは、どこで?
  10. 学会で、論文から、偶然からで良いのか?
  11. 最先端の情報、技術が本当に必要か?
  12. どのような分野の体外診断薬がまだ残っているのか?
  13. どのような技術が、これからの新しい診断薬になるのか?
  14. これから自分が新規な診断薬を開発するとしたら、何をどうするか?
    • 質疑応答

第2部. 見かけの有意差、相関性を制御するための統計手法

- 重回帰分析の数理と実際 –

(2017年12月19日 13:30〜15:00)

 t検定に代表される統計的仮説検定や相関・回帰分析は単変量解析法であるため、交絡や交互作用による疑似的な (見かけの) 解析結果が得られることがある。特に取り扱う変数に対して経験的な知識がない場合、誤った解析結果を報告する危険性がる。
 本セクションでは、これを制御するための重回帰分析の数理と実際について解説する。

  1. 見かけの有意差、相関性が発生する原因
    1. 実例
    2. 交絡、交互作用とは
  2. 重回帰分析
    1. 重回帰分析の機能
    2. 偏回帰係数の意味
    3. 重相関係数と単相関係数の違い
  3. 名義尺度を変数化するためのダミー変数
    1. ダミー変数の作り方
    2. 重回帰モデルへの投入の方法
    3. 結果の解釈
    • 質疑応答

第3部. 審査経験からみた指摘事項と申請書の着眼ポイント

(2017年12月19日 15:15〜16:45)

  1. 体外診断薬の承認申請に必要な事項
  2. 体外診断用医薬品承認申請における各項目の基本的考え方
    ~どれくらいの質・量の添付資料が必要なのか~
    1. 起原又は発見の経緯及び外国における使用状況等に関する資料
      1. 臨床的意義
      2. 申請品目の説明に関する資料
    2. 仕様の設定に関する資料
      1. 品質管理 (管理用物質)
      2. 測定範囲等
      3. 較正用基準物質
    3. 安定性に関する資料
      1. 試験期間・試験項目
    4. 性能に関する資料
      1. 操作方法に関する資料
      2. 検体に関する資料
      3. 相関性申請資料の詳細 (どのような点に留意すべきか)
    5. 臨床試験の試験成績に関する資料
      • まとめ方、生データ (ケースカードなど)
  3. 審査のフロー
  4. 臨床評価試験での当局の着目
    1. 判定方法が明確になっていなければいけない。
    2. 感染症のスクリーニングは駄目。
    3. 感度がよければ良い、悪ければ駄目ということは無い。
    4. 遺伝子診断
    5. 臨床、非臨床試験それぞれでどういう試験デザインが必要か?
    • 質疑応答

講師

  • 中嶋 克行
    有限会社 中嶋アソシエイツ
    代表取締役
  • 山西 八郎
    天理医療大学 医療学部 臨床検査学科
    教授
  • 中野 泰子
    昭和大学 薬学部 遺伝解析薬学教室
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/24 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/6/24 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/6/24 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/6/24 日米欧の規制対応を可能とするためのグローバルPV体制構築とベンダーコントロール オンライン
2024/6/24 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/6/24 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/6/25 実際に起こったトラブル事例から学ぶ解決策の考え方、スケールアップ・ダウン検討および実験計画の具体的な進め方 オンライン
2024/6/25 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/6/25 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン
2024/6/25 治験総括報告書及びCTD 2.5の基本的な作成法と照会事項への対策 オンライン
2024/6/26 生産移行後のトラブルを未然に防ぐための製造設備および支援設備のバリデーション 東京都 会場・オンライン
2024/6/26 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2024/6/26 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) 初級講座 オンライン
2024/6/26 GMP超入門講座 オンライン
2024/6/26 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/6/26 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2024/6/26 欧州体外診断用医療機器規則 (IVDR) の要求事項と対応ノウハウ オンライン
2024/6/26 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/6/26 事例を交えて学ぶ共同研究契約・共同出願契約等に関するポイントと実践的対処方法 オンライン
2024/6/27 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ