技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ADAS/自動運転時代のコックピットHMI

ADAS/自動運転時代のコックピットHMI

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月24日(火) 10時30分 16時15分

プログラム

 これからの自動車HMIはどう変わっていくのか、何が求められるのか、どのように設計・実装すればいいのか。
 人間中心設計,認知行動科学の専門研究者、AR – HUDを先駆けるコンチネンタル、デザインエンジニアリングのプロフェッショナル、エスディーテックが、現在のHMIが抱える問題点と、ADAS/自動運転時代のHMI設計指針・実現手法を解説します。

第1部 運転者の認知行動メカニズムと人間中心のHMI設計

(2017年10月24日 10:30~12:00)

 自動運転の実現により、ドライバの運転負担が大幅に軽減されることが期待されます。その一方で、これまで想定されなかった事態が発生し、これがドライバに大きな負担をかける問題も予想されます。
 本講演では、この新たな問題を解決し、快適なHMI環境を設計するうえで有効な人間工学・人間中心設計の考え方について概説します。

  1. 自動運転時代…新たに想定すべきポイント
    1. 自動運転レベルとドライバの覚醒度管理問題
      1. 自動運転レベルと起きうる問題
      2. 覚醒度とパフォーマンスに関する法則
  2. ヒューマンエラーの防止 (ドライバディストラクションの低減)
    1. 自動運転時代のHMI
    2. HMIにおけるユーザビリティの確保
      1. ユーザビリティ
      2. ヒューマンファクタに基づくHMI設計
        1. 人間の感覚・知覚の法則
        2. 視野
      3. 人間の認知
        1. ヒューマンファクターズ
        2. 記憶モデル
  3. 人間中心設計 (ISO9241 – 210)
    1. 人間中心設計とは
    2. 人間中心設計手法の例
  4. NHTSA (米国) のドライバディストラクション・ガイドライン
    1. ドライバディストラクションとは
    2. ディストラクション・ガイドライン
  5. 今後に向けて
    1. 覚醒度管理の問題解決法の検討
    • 質疑応答

第2部 自動運転の包括的HMI

(2017年10月24日 13:00~14:30)

 人間と機械が相互作用するシステムにおいては、それぞれが制御ループ内におかれなければならない。車のセンシング情報、現況等については人間側にフィードバックされ、また自動車も人間からのフィードバックで結ばれる。レベル3、レベル4自動運転においても、この原則は崩せない。この観点から自動運転のHMIのあり方について考察する。

  1. 人間中心のHMIのあり方・開発のプロセス
    1. 人間中心のHMIとは
    2. ホリスティックHMI
    3. 人間中心HMIの開発の考え方
  2. 自動運転におけるHMI
    1. なぜ制御ループが必要なのか
    2. 制御ループの考え方
  3. 自動運転HMIを構成するコンポーネント
    1. コンポーネントとその役割
    2. コックピットの進化
  4. 自動運転の実例

第3部 自動運転時代の人間中心HMIのデザインと実装

(2017年10月24日 14:45~16:15)

 自動運転時代には今以上にますますHMIの利用時品質が重要な指標となる。高い利用時品質の実現にはデザインとエンジニアリングの両面からの取り組みが欠かせない。現在のHMIが抱える問題点を示すとともに、デザインエンジニアリングの手法でいかに利用時品質の高いHMIを実現する手法を解説する。

  1. はじめに
  2. デザインエンジニアリング
    1. 利用時品質とは
    2. 安心と安全
    3. コミュニケーションをデザインする
    4. 人を知る
    5. 適応型HMI
  3. HMIのデザインと実装
    1. これからの開発プロセス
    2. 利用時品質を測る
    3. 開発ツールの活用
    • 質疑応答

講師

  • 高尾 秀伸
    神奈川工科大学 創造工学部 ロボット・メカトロニクス学科
    准教授
  • 円満字 大輔
    コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン 株式会社 インテリア・エレクトロニクス・ソリューションズ
    日本代表
  • 鈴木 啓高
    エスディーテック 株式会社
    取締役副社長 CTO

会場

御茶ノ水トライエッジカンファレンス
東京都 千代田区 神田駿河台4-2-5 御茶ノ水NKビル 11階
御茶ノ水トライエッジカンファレンスの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,111円 (税別) / 49,800円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 65,741円(税別) / 71,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 80,556円(税別) / 87,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/1/8 車載半導体の基礎体系から開発環境・設計技術・量産品質確保の注意点 オンライン
2025/1/16 自動車の騒音・振動の低減技術と予測・対策手法 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/24 車載電子製品・部品における熱設計・実装、放熱・耐熱技術と将来動向 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/29 自動車の騒音・振動の低減技術と予測・対策手法 オンライン
2025/1/29 自動車照明市場の最新動向・新技術トレンド オンライン
2025/1/30 自動車の運動制御および自動運転による走行安全性の向上技術 オンライン
2025/1/30 e-Axle向け部品・材料の開発動向と適用事例 オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/5 吸音・遮音材料の基礎と性能の予測方法、自動車への適用 オンライン
2025/2/12 ユーロ7 (Euro-7) の動きと排ガス・タイヤ・ブレーキ粉塵規制の展望、自動車LCA対応 オンライン
2025/2/13 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/2/17 自動車の運動制御および自動運転による走行安全性の向上技術 オンライン
2025/2/26 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/28 情勢変化・駆動源変遷に対応する自動車熱マネジメント技術の現状 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)