スラリー・ペーストの分散安定化、塗工乾燥、その評価
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2017年8月24日(木) 10時30分
~
16時45分
受講対象者
- スラリー、ペーストに関連する技術者、研究者、開発者、品質担当者など
- 電気電子
- 電池
- 塗料
- インキ
- 接着剤
- 繊維複合材料
- 医薬品
- 食品
- 化粧品
- 建材など
修得知識
- 分散を阻害する因子、分散剤の使用
- 表面処理による分散性向上
- 粘度コントロールのポイント
- 分散ムラによる物性の偏りの対処、ノウハウ
- 乾燥ムラによる塗膜のムラの対処、ノウハウ
- スラリー・ペーストの分散安定化、塗工乾燥、評価
プログラム
第1部 スラリー・ペーストの調製・分散と安定化
(2017年8月24日 10:30〜12:15)
粉体分散系のスラリー・ペースト中に含まれる粉体間の付着力、粉体 – 液体間の親和性やDLVO理を知ることにより、分散、凝集のメカニズムについて理解を深め、スラリー・ペーストの分散性に関するトラブルに対処できるように、積極的な分散安定化手法について概説します。
- はじめに (不思議な粉)
- 粉体、スラリー・ペーストの分散・凝集メカニズム
- スラリー・ペーストの調製
- 粉体間にはたらく付着力
- 粉体の力学的特性 (粉体の流動性)
- 粉体と溶媒との親和性 (濡れ、SP値)
- スラリー・ペースト中の粉体の表面電位
- 液相における粉体の分散と凝集 (DLVO理論)
- 粉体の表面改質・スラリー・ペーストの分散安定化法
- 吸着の原理
- 界面活性剤の吸着による表面改質
- 水溶性高分子の吸着による表面改質
- カップリング剤処理による表面改質
- 粉砕法 (メカノケミカル法) による表面改質
- 粉砕機を用いたスラリー・ペーストの調製
- おわりに (まとめ)
第2部 スラリーの塗布・乾燥の 原理とトラブル対策
(2017年8月24日 13:00〜14:45)
電気電子、電池、コーティングや各種機能性製品に対してスラリー・ペースト原料の塗布および乾燥プロセスが多く用いられている。本講座では各種コーティングプロセスからスラリー・ペースト系原料に適した塗布方式と乾燥方式と原理について簡単に解説し、一般的に生じる欠陥とその対策方法について紹介する。
- 塗布の基礎とプロセス選定
- さまざまな塗布方式の特徴と分類
- どうやって塗布方式を選ぶのか?
- 乾燥の基礎とシミュレーション
- さまざまな乾燥プロセス
- 乾燥を理解するための基礎知識
- 乾燥の基礎実験
- 塗布・乾燥で発生する欠陥とその対策
- 欠陥対策へのアプローチ論
- さまざまな欠陥の種類と分類
第3部 スラリー・ペーストの 分散度、塗膜状態の評価
(2017年8月24日 15:00〜16:45)
- スラリー・ペーストの流動性評価
- 流動挙動の種類
- 流動性評価法
- 流動性評価の実例
- スラリー・ペースト中の粒子集合状態評価技術
- 重力沈降、遠心沈降試験
- 測定原理及び実験方法
- 測定結果の実例
- 沈降静水圧測定法
- 測定原理及び実験方法
- 測定結果の実例
- ナノ粒子の分散・凝集状態評価 (浸透圧測定法)
- 測定原理及び実験方法
- 測定結果の実例
- 希薄系での粒子分散・凝集直接観察
講師
木俣 光正 氏
山形大学
学術研究院
システム創成工学分野
教授
綾部 守久 氏
旭化成 株式会社
生産技術本部
生産技術センター
産機システム技術部
主幹技師
森 隆昌 氏
法政大学
生命科学部
環境応用科学科
教授
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
:
50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。