技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

今後のGMP省令改正をふまえた初心者でも導入可能な医薬品品質システム (PQS) 構築・運営の留意点

今後のGMP省令改正をふまえた初心者でも導入可能な医薬品品質システム (PQS) 構築・運営の留意点

~導入コース/仕組み・手順及び記録~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年3月30日(木) 10時30分16時30分

プログラム

 品質リスクマネジメントの適用など6項目を運用するように、GMPは施行通知にて拘束性の高い指導指針として示された。しかし、2017年には、これらの6項目に加えて『医薬品品質システム (PQS) 』『マネジメントレビュー』などを取り込んだGMP省令として抜本的のリニューアル化 (改正) される見込みである。
 このような状況をふまえ、これまでのGMPとどのように融合させたらよいかわかり難いといわれる『医薬品品質システム (PQS) 』『マネジメントレビュー』『品質リスクマネジメント』『CAPA』『継続的改善』などについて、GMP省令改正のポイント、初心者でも導入可能な品質システム構築の留意点・事例をふまえ、わかり易く解説します。

  1. GMP省令レベルへのリニューアル化に対して考慮すべきこと (事例)
    1. これまでのGMPとどこが、どのように違うのか?その狙い目は?
    2. グローバル化と云われますが、どのようなことがグローバル化なのでしょうか?
    3. そのためにどのようなことが要求事項が追加されるのですか?
      例えば、医薬品品質システム (PQS) 及び品質リスクマネジメントは遵守事項となるのですか?
    4. OTC医薬品のように作用効果が緩慢な医薬品も対象となりますか?
    5. 医薬品品質システム (PQS) 及び品質リスクマネジメントはGMPを補完する役割と聞くがどのように補完し、GMPの効果的運用 (製品やプロセスの改善) に役に立つのかわかりやすく説明してください
    6. 医薬品品質システム (PQS) の管理モデルがどのようなものかをフローチャート又はフローダイアグラムでわかりやすく説明してください
    7. 医薬品品質システム (PQS) の品質マニュアルはどのようなことに注意して作成すべきですか? 手順の事例があればわかりやすい。
    8. マネジメントレビューはICH – Q10で3章及び4章の二箇所で規定されています。その違いを説明してください
    9. マネジメントレビューはどのような点に注意して実施すべきですか?
    10. 品質リスクマネジメント (QRM) について品質リスクベースのGMP展開についてどのような展開を想定したらよいか?
      事例でわかりやすく説明してください。
    11. 品質リスクマネジメント (QRM) における4ステージの概要を説明してください。
      品質リスクが製品品質に与える影響をどのような手法で評価 (アセスメント) するか?
    12. 医薬品品質システムを運用する上でこれまでのGMPとどのように連動させたらよいのですか?
    13. 日常的なGMP活動もモニタリング (例えば、逸脱、不適合) の一つですが、どのようにモニタリングするか?
      また、顕在化又は潜在する品質リスクとはどのようなものが考えられるか?
    14. 特定されたリスクを低減するために用いられるCAPAとはどのような手法か。その手法を実行するうえでのポイントは?
  2. 医薬品品質システムの管理モデル
    【医薬品品質システムの管理モデルは製造サイトの事例】
    1. 医薬品品質システムのプロセス体系
    2. 経営陣の責任
    3. 品質方針・品質計画実施手順 (目標展開を含む)
    4. 医薬品品質システムを構成するプロセスとその相互関係及び組織体系
    5. 医薬品品質システムに必要な文書体系 (GMP文書との関係を含む)
    6. GMP及び医薬品品質システム運営における品質保証部門 (QA) の役割
    7. 製品品質及び製造プロセスの改善のためのフローダイアグラム
    8. 製品品モニタリングの手順
    9. 是正措置及び予防措置の手順
    10. 外部委託作業等監督手順書
    11. 知識管理手順書
    12. マネジメントレビュー手順書
  3. 運用事例
    1. マネジメントレビュー (フォーマット及び記載事例)
      • インプット
      • アウトプット
      • サイト経営陣の指示
    2. 品質目標展開 (進捗管理フォーマト及び記載事例)
    3. 製品品質照査 (フォーマト及び記載事例)
    4. 品質リスクアセスメントシート (フォーマト及び記載事例)
    5. 品質リスクマネジメント報告書 (フォーマト及び記載事例)
    6. 是正・予防措置 (フォーマト及び記載事例)
    7. 逸脱に対する原因分析/特性要因 (フォーマト及び記載事例)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/26 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/6/26 非GLP試験における信頼性確保 (レベル) 東京都 会場・オンライン
2025/6/26 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/6/26 バイオ医薬品における分析法バリデーション オンライン
2025/6/27 医薬品製造におけるPDE (ADE) ・OELの算出とその活用 オンライン
2025/6/27 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2025/6/27 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2025/6/27 相分離生物学入門 オンライン
2025/6/27 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/6/30 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/7/1 高分子・中分子医薬品における凍結乾燥技術と条件設定とバリデーションの具体的ポイント 会場・オンライン
2025/7/1 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/7/2 試験検査管理で知っておきたい重要項目とその対応策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析