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建築・住宅用高分子材料の基礎、トレンドと耐候性試験・評価と寿命予測

建築・住宅用高分子材料の基礎、トレンドと耐候性試験・評価と寿命予測

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年6月29日(水) 13時00分16時30分

修得知識

  • 住宅が求める、高分子材料の役割
  • 高分子材料の耐候性試験方法
  • 法化技術に関する実践的知識
  • 寿命予測に関する基礎知識
  • 高分子材料の耐候性試験方法と考え方

プログラム

第1部:建築用途に求められる高分子材料とトレンド技術動向

(2016年6月29日 13:00〜14:40)

 社会動向・ニーズに、住宅が対応する場合、さまざまな側面で高分子材料を利用している。今後、ますます広がる住宅における高分子材料の可能性について述べる。

これからの住宅ニーズの項目と高分子材料への期待。
主に以下の項目に分けて、高分子材料の役割や効果、期待について解説します。

  1. 構造 (耐震、耐風) のための
    • 「接着剤、制震ゴム」
  2. 耐久 (防水、透湿、防腐、防蟻) のための
    • 「防水透湿シート、防蟻」
  3. 省エネ・健康 (断熱、開口部、蓄熱、蒸散、自然エネ、高効率機器) のための
    • 「真空断熱材、コーティング、潜熱蓄熱、水分拡散、封し材」
  4. 安全・防犯 (バリアフリー、接触感、視認) のための
    • 「内装部材、内装部品」
  5. まとめ (CLT、IoT、室温キープ、試験方法)
    • 質疑応答・名刺交換

第2部:建築用高分子材料の耐候性試験・評価と寿命予測

(2016年6月29日 14:50〜16:30)

 各種高分子材料は、建築材料として多く使用されてきている。省資源や省エネルギーという観点から更なる高耐久化と寿命判断の精度向上が求められている。
 高分子材料の耐候性評価技術に関して、屋外暴露試験と実験室光源暴露試験の相関性、および促進劣化評価技術の現状と課題を説明する。耐候性評価の例として、アクリル系材料、ウレタン系材料、および光触媒系材料を挙げて、耐候性試験方法と劣化評価技術の紹介を行なう。

  1. 高分子材料の耐候性評価試験
    1. 高分子材料の耐候性試験規格
    2. 高分子材料の劣化解析技術
  2. 実験室光源暴露試験の高分子材料劣化促進性
    1. 劣化因子の影響 (温度と光源の強度)
    2. 実験室光源暴露試験の課題
    3. 新しい促進劣化技術
  3. アクリル系材料の耐候性評価技術
    1. 各種実験室光源暴露試験の促進性
    2. アクリル系塗膜分析技術 (組成、添加剤分析)
    3. アクリル系塗膜の劣化メカニズム解析
  4. ウレタン系材料の耐候性評価技術
    1. ウレタン系材料の分析技術 (組成、添加剤分析)
    2. ウレタン系材料の促進劣化試験方法
    3. ウレタン系材料の劣化分析プロセス
  5. 光触媒の耐候性評価技術
    1. 光触媒材料の促進劣化試験方法
    2. 光触媒の耐候性評価方法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 栗原 潤一
    株式会社 ミサワホーム総合研究所
    技監
  • 今井 秀秋
    神奈川大学 理学部
    非常勤講師

会場

連合会館

5F 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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