技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

最近の重要判例をふまえた医薬品LCM戦略の方向性

今後の特許実務の在り方に大きな影響を与える

最近の重要判例をふまえた医薬品LCM戦略の方向性

~アバスチン最高裁判決と審査基準の全面改訂 / 元特許庁審判部 (審判官) の講師が実務への影響を考察 / ​特許権の存続期間の延長にどのような影響を与え、LCM戦略がどう変わっていくのか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する実務や、特許権の存続期間の延長に関する実務に伴うLCM戦略について、重要な知見を提供いたします。

開催日

  • 2016年1月27日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、知的財産担当者

修得知識

  • 2015年10月に行われた審査基準の全面改訂のうち、医薬品分野に影響を与える項目
  • 特許権の存続期間の延長に関する判例 (アバスチン事件) を今後のLCM戦略にどう活かすか
  • 特許権の存続期間の延長における国際比較 (日米欧) 、事例研究 (審査事例、判決例)

プログラム

 最近、医薬品分野の最高裁判決として、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する判例 (プラバスタチン事件) 、および、特許権の存続期間の延長に関する判例 (アバスチン事件) が示されたことにより、今後の実務の在り方に関心が高まっています。また、2015年10月に、審査基準の全面改訂が行われ、医薬品分野にとって重要な項目について、改訂や新設が行われました。本講演では、これらの情勢について解説し、実務上の留意点について考察します。また、最近の重要判例について紹介し、今後の実務への影響について考察します。

講習会のねらい

 本講習会により、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する実務や、特許権の存続期間の延長に関する実務に伴うLCM戦略について、重要な知見を提供します。また、2015年10月に行われた審査基準の全面改訂のうち、医薬品分野にとって重要な項目について、改訂や新設に対応するために必要な知見を提供します。さらに、最近の重要判例について紹介し、今後の実務への影響について考察します。講演者は、特許庁で20年間、特許審査・審判を担当し、現在は、大学にて判例研究を行っており、講演者の経験に基づく詳細な説明が行われる予定です。

  1. 最近の特許審査の傾向
    1. 特許審査の目標と進め方
    2. 審査関連施策の動向
  2. 審査基準の全面改訂への対応
    1. 審査総論 (改訂)
    2. 新規性喪失の例外について (新設)
    3. 不特許事由について (新設)
    4. プロダクト・バイ・プロセス・クレーム (改訂)
    5. サブコンビネーション発明 (新設)
  3. プロダクト・バイ・プロセス・クレーム
    1. 最高裁判決について
    2. 改訂審査基準への対応方法
    3. 事例研究 (審査事例、判決例)
    4. 国際比較 (日米欧中韓)
  4. 特許権の存続期間の延長
    1. 最高裁判決について
    2. 審査基準の改訂に向けて
    3. 事例研究 (審査事例、判決例)
    4. 国際比較 (日米欧)
  5. 最近の重要判例とその考察
    1. 医薬用途 (新規性・進歩性)
      • うつ症状治療薬事件:知財高判2015年8月20日判決
      • 動脈硬化予防剤事件:知財高判2014年9月10日判決
      • アレルギー性眼疾患処方物事件:知財高判2014年7月30日判決
    2. 結晶特許 (同一性/実質同一)
      • イバンドロネート事件:知財高判2015年1月22日判決
    3. 用法・用量 (進歩性)
      • ドレゾロネート事件:知財高判2014年12月24日判決
  6. 今後の課題
    1. 職務発明制度の改正
    2. 不正競争防止法改正による営業秘密の保護強化
    3. TPP関連政策大綱と今後の知的財産法改正の行方
    • 質疑応答・名刺交換

会場

連合会館

4F 404

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 人工光合成技術 (CD-ROM版)
2024/4/30 人工光合成技術
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/22 トプコングループ
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応