技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

悪性黒色腫 (メラノーマ) に対する薬物療法の現状と今後求める新薬像

悪性黒色腫 (メラノーマ) に対する薬物療法の現状と今後求める新薬像

~臨床現場の現状から今後の新薬開発の方向性を見出す~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年11月17日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 各薬剤の違い
  • 薬剤選定の考え方
  • 実臨床での使用法

プログラム

 近年の悪性黒色腫に対するがん薬物療法の発展は目覚ましく、ここ数年で多くの新薬が承認された。これら新薬は、1970年代に登場して以来長らく悪性黒色腫に対する標準的な薬物療法であったダカルバジンを対照として、生命予後の改善効果を証明した。最近では、これら新薬同士の優劣を検証する臨床試験結果も報告され始めている。悪性黒色腫を対象に有効性が証明されている新薬は、CTLA-4やPD-1などの免疫逃避に関わる分子を標的とした免疫チェックポイント阻害剤と、BRAFやMEKなどの発生や増殖にかかわる分子を標的としたキナーゼ阻害剤に大別される。前者には、ニボルマブ、イピリムマブ、ペンブロリズマブなどがあり、後者には、ベムラフェニブ、ダブラフェニブとトラメチニブの併用療法などがある。実臨床では、これらの新薬をどのように使い切るかが、患者の恩恵を最大限に引き出すために重要である。
 本セミナーでは、これら悪性黒色腫に対する新薬について、これまでの臨床試験や現在進行中の臨床試験について、ステップを追って学習する。なお本セミナーは、2015年10月17日に行われる第67回日本皮膚科学会西部支部学術大会のシンポジウム2『進行期皮膚悪性腫瘍の治療戦略 新たな展開と今後の展望』での『メラノーマに対する分子標的薬:新薬を使いきるには?』の内容を発展的に継承するものである。
 近年急速に発展している悪性黒色腫の薬物療法について、現場の臨床医の立場から分かりやすく解説いたします。ぜひ、ご参加ください

  1. はじめに
  2. 悪性黒色腫に対する新薬の承認状況
    1. 国内の承認状況
    2. 海外の承認状況
  3. 免疫チェックポイント阻害剤
    1. 抗CTLA-4抗体
      1. Ipilimumab (Yervoy®)
    2. 抗PD-1抗体
      1. Nivolumab (Opdivo®)
      2. Pembrolizumab (Keytruda®)
    3. 併用療法
      1. Ipilimumab + Nivolumab
    4. その他
  4. キナーゼ阻害剤
    1. BRAF阻害剤
      1. Vemurafenib (Zelboraf ®)
      2. Dabrafenib (Tafinlar®)
      3. Encorafenib (LGX818)
    2. MEK阻害剤
      1. Trametinib (Mekinist®)
      2. Binimetinib (MEK162)
      3. Selumetinib (AZD6244)
    3. KIT阻害剤
      1. Imatinib (Glivec®)
      2. その他
    4. マルチキナーゼ阻害剤
      1. Sorafenib (Nexavar ®)
      2. Lenvatinib (E7080)
    5. BRAF+MEK併用療法
      1. Dabrafenib+Trametinib
      2. Vemurafenib+Cobimetinib
      3. Encorafenib+Binimetinib
  5. 術後補助療法
    1. インターフェロン
    2. 免疫チェックポイント阻害剤
    3. キナーゼ阻害剤
  6. 今後の展望

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン