技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗体医薬品製造におけるダウンストリーム工程の開発とスケールアップ技術

抗体医薬品製造におけるダウンストリーム工程の開発とスケールアップ技術

~設備や機器・デバイスの概要、工程で求められるポイント、ラボスケールから製造スケールへのスケールアップ手法など~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに解説いたします。

開催日

  • 2015年9月30日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • モノクローナル抗体医薬品の製造プロセス
  • 培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術
  • ラボスケールから製造スケールへのスケールアップ手法

プログラム

 バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに紹介します。細胞や夾雑物と不純物を取り除き、目的物質の純度を高め高濃度化し原薬ができるまでの各ステップを、設備や機器・デバイスの概要、工程で求められるポイント、ラボスケールから製造スケールへのスケールアップ手法などについて、最新のトレンドも踏まえて解説します。

  1. はじめに
    1. バイオ医薬品の市場規模
    2. バイオ医薬品開発の流れ
    3. バイオ医薬品パイプラインと開発の現状
  2. バイオ医薬品製造のダウンストリーム工程の概略
    1. 精製によるバイオ医薬品の収率と不純物除去の概念
    2. 製造フローの概要
    3. バイオ医薬品製造施設の変遷-マルチユースからシングルユースへ
  3. 目的物回収と不純物除去を踏まえたダウンストリーム開発
    1. 各工程の機能を踏まえた精製マトリックス
    2. ダウンストリームプロセス開発における操作パラメーター
    3. 実験計画法の利用とQbD
    4. 工程設計の流れ
    5. 不純物クリアランスと回収率
  4. 清澄化工程
    1. 清澄化工程の概要と現状
    2. 清澄化工程のポイント
    3. 清澄化工程の開発とスケールアップ
  5. クロマトグラフィー工程
    1. 抗体精製におけるクロマトグラフィーとモード
    2. プロテインAアフィニティクロマトグラフィー
      • プロテインAクロマトグラフィーの概要
      • プロテインAクロマトグラフィー工程のポイント
      • プロテインAクロマトグラフィー工程の開発手法
    3. イオン交換クロマトグラフィー
      • イオン交換による精製手法の概要
      • 結合&溶出モードとフロースルーモード
      • 吸着容量と分離性能を踏まえた工程のポイント
      • クロマト樹脂のスクリーニング手法
      • イオン交換クロマトグラフィーのスケールアップ方法
  6. 濃縮・ダイアフィルトレーション
    1. タンジェンシャル・フロー・フィルトレーション (TFF) の概要
    2. TFF工程の要求事項とポイント
    3. TFF工程の開発手法と運転条件設定
  7. ろ過滅菌フィルター
    1. フィルターの種類とタイプ
    2. フィルターに求められる性能
    3. フィルターのサイジング
  8. ウイルスクリアランス
    1. ウイルス安全性確保の重要性
    2. 製造工程におけるウイルスクリアランス
    3. 低pHによるウイルス不活化工程
    4. ウイルスフィルターによるウイルスの除去
    5. ウイルスフィルター選定のポイント
  9. おわりに
    1. 抗体製造のダウンストリーム技術のまとめ
    2. これからの抗体製造プロセスのダウンストリーム

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/5 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 オンライン
2024/9/5 再生医療等製品の輸送方法の開発、安定性試験の実施 オンライン
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/6 国内外規制 (ICH-Q3E・局方) をふまえたE&L (Extractables and Leachables) 評価・分析の留意点と基準の考え方 オンライン
2024/9/9 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/11 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点