技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

射出成形技術の基礎と不良対策

事例とサンプルを通じて解説する

射出成形技術の基礎と不良対策

~ソリ、曲がり、変形、バリ、ひけ、クラッキング、フローマーク、シルバーストリーク、焼け…など~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、射出成形の基礎から解説し、成形不良の発生原因とメカニズムと対策、未然防止策について詳解いたします。

開催日

  • 2015年9月15日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 射出成形に関連する製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者、開発者、研究者、品質担当者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • 射出成形で課題を抱えている方

修得知識

  • 射出成形の基礎
  • 射出成形時の温度変動や金型内の樹脂充填挙動
  • 成形不良の発生原因とメカニズム
    • 成形材料の成型特性と成形不良の関係
    • 射出成形金型のゲートランナー設計、成型品形状と成形不良発生との関係
  • 成形不良の対策、未然防止策

プログラム

成形技術とはトータル的な生産技術である。
成形不良の発生原因には、その原因となるメカニズムがある。それを理解して対策にあたることが大切である。
射出成形のネックともいえる成形時の温度変動や金型内の樹脂充填挙動を知っておくこと。
成形材料の成型特性が、それにどう係わっているのか。
射出成形金型のゲートランナー設計や成型品形状が成形不良発生にどのように関係してくるのか。
22項目に分類される『成形不良』の発生にはそれぞれの発生原因がある。それぞれの原因がどのように係わっているのかを理解し、知っておくことが大切である。
そしてこの『成形不良の発生の原因』を知り、未然に防ぐことが最も大切なことである。
以上の内容を踏まえて、基礎から解説いたします。

  1. 射出成形法の原理としくみ
    1. 射出工程
      • 射出充填工程での型内樹脂充填挙動
      • 射出充填圧力と保填圧力と金型内樹脂圧力との関係
      • ゲートシール時間
    2. 可塑化工程
      • インラインスクリュ式における可塑化計量時の温度ムラ
      • 可塑化計量時の温度ムラの要因とその対策
      • 逆流防止弁の構造とその役割
    3. 冷却工程
  2. プラスチックの材料特性 (結晶性、非晶性の違い) が成型品の強度、寸法にどのように関係するのか
    1. 結晶性樹脂と非晶性樹脂の基本的相違
    2. 結晶性樹脂の結晶化度と物性の関係
    3. 融解潜熱とは
  3. 成形における不良の原因とその現象はいつ発生しているのか
    1. 成形前工程に起因する不良
    2. 可塑化工程に大きく起因する不良
    3. 射出充填・保圧工程工程に起因する不良
    4. 冷却・取り出し工程での発生する不良
  4. 項目に分類される成形不良と発生の原因から考察する
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/20 導電性高分子の基礎と最新の研究動向・応用 オンライン
2024/5/21 高分子材料のモノマー化、解重合反応とケミカルリサイクルの動向 オンライン
2024/5/21 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術