技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

臓器・細胞移植における免疫抑制薬開発のための拒絶反応のコントロールと臨床ニーズ

感染症を起こしにくい免疫抑制剤の開発のために

臓器・細胞移植における免疫抑制薬開発のための拒絶反応のコントロールと臨床ニーズ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、臓器・細胞移植における免疫抑制薬開発のための拒絶反応のコントロールと臨床ニーズについて詳解いたします。

開催日

  • 2015年7月7日(火) 13時15分16時30分

修得知識

  • 同種造血幹細胞移植について
  • 免疫抑制療法の果たす役割

プログラム

第1部. 移植外科からみた手術における免疫抑制薬投与の実際と拒絶反応のコントロール~腎移植からみた、臓器移植医療の実際

(2015年7月7日 13:15〜14:45)

現在の免疫抑制療法は大きく進歩し、移植医療の成績は格段に進歩した。今後の課題として、特に腎移植領域では、短期的には術後に起こる拒絶反応の克服と長期的な成績を向上させ ることにある。現在、臨床現場で行われている取り組みと課題を明らかとし、今後求められる得に免疫抑制療法についての考察を加える。

  1. 腎移植の対象となる患者さんとは
    • 腎移植の適応について
  2. 腎移植を行うための準備とは
    • 術前検査、特に拒絶反応のリスクの評価について
  3. 移植後の拒絶反応のリスクの高い患者さんとは
    • 免疫学的ハイリスク症例とは
  4. 腎移植で用いる薬剤、特に拒絶反応を抑制する免疫抑制について
  5. 現在、海外で使用されていたり、開発途上の免疫抑制剤への期待
  6. 免疫抑制剤の欠点である感染症を起こしにくい免疫抑制剤の開発について
    • 感染症を引き起こす経路は抑制せずに拒絶反応を予防することが可能になるか?
  7. その他、事前に提出いただいた質疑があれば、それに対する返答
    • 質疑応答

第2部. 同種造血幹細胞移植における副作用、合併症防止へ向けた免疫抑制薬投与の実際

(2015年7月7日 15:00〜16:30)

同種造血幹細胞移植について概説し、その中で免疫抑制療法の果たす役割について解説する。免疫抑制療法によってもたらされるメリット、デメリットについて解説し、現状における問題点 、将来的な展望についても述べる。

  1. 造血幹細胞移植の基礎
    1. 造血幹細胞移植の歴史的背景と理論
      (組織再生療法および抗悪性腫瘍免疫)
    2. 造血幹細胞移植の種類 (自家移植、同種移植)
    3. GVLとGVHD
    4. 造血幹細胞移植における免疫抑制療法の意義と特徴
  2. 同種造血幹細胞移植の臨床
    1. 移植症例の選択
    2. ドナーおよび移植法の選択
    3. 幹細胞採取
    4. 移植前処置
    5. 免疫抑制療法
    6. 移植合併症
  3. 免疫抑制療法の基礎
    1. 免疫抑制薬の作用メカニズム
    2. 免疫抑制薬の種類と特徴
    3. 他の薬剤との相互作用
  4. 免疫抑制療法の実際
    1. 薬剤の選択、投与方法、経路
    2. 薬物動態と投与量の調節
    3. GVHDと免疫抑制療法
    4. 拒絶と免疫抑制療法
    5. GVLと免疫抑制療法
    6. 免疫抑制療法における有害事象とその対策
  5. 免疫抑制療法今後の展望
    1. 免疫抑制療法の問題点
    2. 同種造血幹細胞移植における理想的な免疫抑制療法
    • 質疑応答

講師

  • 白井 博之
    国際医療福祉大学 熱海病院 移植外科
    准教授
  • 志関 雅幸
    東京女子医科大学 血液内科
    講師

会場

株式会社 技術情報協会

セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/20 振動分光法による医薬品原料の全数受入確認試験の事例およびPAT技術による製剤設計・工程設計の実践 オンライン
2025/6/20 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2025/6/20 次世代のADC (抗体薬物複合体) の市場動向/知財の現状および位置選択的抗体修飾・安定リンカー技術 オンライン
2025/6/20 ICH Q3D/元素不純物分析試験法設定及びバリデーション方法 オンライン
2025/6/23 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/6/23 体外診断薬の開発・事業化戦略と期待される要素技術 オンライン
2025/6/23 バイオ医薬品開発のためのタンパク質デザインと凝集・安定性への対応 オンライン
2025/6/23 医薬品/医療機器/再生医療等製品の開発に必要なGCP要求事項とSOPのライティング・維持管理 オンライン
2025/6/23 原薬製造のプロセスバリデーション実務・不具合事例 オンライン
2025/6/24 GMP基礎 (2日間講座) 東京都 会場
2025/6/24 GMP基礎 (全2日間講座 / 1日目) 東京都 会場
2025/6/24 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント オンライン
2025/6/24 開発候補品の想定薬価検討と有効な薬価申請資料作成・交渉戦略のポイント オンライン
2025/6/24 再生医療等製品/細胞加工物の製造・品質管理 (GCTP省令) における施設・製造管理とPMDAによる指摘事例を踏まえた査察準備と対応 オンライン
2025/6/24 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2025/6/24 体外診断薬の開発・事業化戦略と期待される要素技術 オンライン
2025/6/24 DMF/モジュール3 (M3) CTD各ファイルの書き方と事例 オンライン
2025/6/24 欧州医療機器規則MDR (基礎編 + 臨床評価編 + PMS・ビジランス編) オンライン
2025/6/24 欧州医療機器規則MDR (PMS・ビジランス編) オンライン
2025/6/25 GMP基礎 (全2日間講座 / 2日目) 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書