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排熱利用発電が動き出す

排熱利用発電が動き出す

~注目されるバイナリー発電の技術開発と見えてきた工場排熱や下水汚泥処理への適用~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年2月24日(火) 13時00分 16時30分

プログラム

1. バイナリーサイクル発電による熱利用技術の動向と展開

(2015年2月24日 13:00〜14:00)

最近、未利用エネルギーや再生可能エネルギーの有効利用の観点から、バイナリーサイクルによる発電が注目を集めている。バイナリーサイクルの基本原理や特徴を解説するとともに、現在市場投入している種々のバイナリー発電設備についてその特徴を紹介する。また、工場廃熱について種類と分布、及びバイナリー発電の適用性について概要を説明する。

  1. バイナリーサイクルについて
  2. バイナリーサイクルの基本原理と特徴
  3. バイナリーサイクル発電設備の動向
  4. 地熱、温泉熱発電への適用
  5. 工場排熱の種類と分布
  6. 工場排熱への適用
  7. 課題とまとめ
  8. 質疑応答/名刺交換

2. VPCバイナリー発電装置の開発と中低温排熱利用技術

(2015年2月24日 14:10〜15:15)

三井造船は、70~250℃の中低温熱エネルギーから電力を回収するVPC (Variable Phase Cycle) を採用したバイナリー発電装置を開発しました。同じ熱源からより多くの熱エネルギーを回収できるシステムで、出力範囲は電気事業法規制緩和対象を中心に50~1000kWです。ガスエンジン排熱、工場排熱、地熱、温泉水などに適用できます。

  1. VPCバイナリー発電装置開発の経緯
  2. VPC (熱サイクル) の説明 (ORCとの比較)
  3. VPT (Variable Phase Turbine) の構造
  4. VPCバイナリー発電装置の特長
  5. VPCバイナリー発電装置のシリーズ化
  6. VPCバイナリー発電の適用事例
  7. 質疑応答/名刺交換

3. 下水処理場へのバイナリー発電の適用

(2015年2月24日 15:25〜16:30)

我が国の下水処理システムはエネルギーを大量に消費しているが、大震災以降の不安定な電力需給環境やエネルギーコスト高騰により、下水処理に要するエネルギー消費の一層の低減が求められている。中でも下水汚泥は約7割が焼却されており、その排熱を利用する技術が期待される。
本講演では、バイナリー発電を下水汚泥特有の条件に最適化した技術の有効性と実証成果について解説する。

  1. 下水処理における省エネ・創エネ
  2. バイナリー発電技術について一般概要
  3. アンモニア-水サイクルの説明 (ORCとの比較)
  4. 下水処理場の熱源・冷却源の特徴
  5. 導入するアンモニア-水サイクルの説明
  6. 下水処理場への適応
  7. 導入効果
  8. 質疑応答/名刺交換

講師

  • 森 豊
    森豊技術士事務所
    代表
  • 河地 良彦
    三井造船株式会社 機械・システム事業本部 企画管理部 (事業開発グループ)
    主管
  • 木村 英人
    メタウォーター株式会社 プラントエンジニアリング本部 資源再生技術部 第一グループ
    係長

会場

SSK セミナールーム
東京都 港区 西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル 4F
SSK セミナールームの地図

主催

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受講料

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: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)
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