技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

2015年のロボットは1977年のパソコンになれるか?

ロボット×アプリが世界を変える

2015年のロボットは1977年のパソコンになれるか?

~ドローン、ヒューマノイド、自動運転車、家電、エンタメ等を皮切りに、IT市場を超える社会的インパクト~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年1月30日(金) 14時00分 16時00分

プログラム

  • 1977年、当時のアップル・コンピュータ社が発売した「Apple Ⅱ」は事実上、初代の本格的パーソナル・コンピュータとして歴史に名を刻んだ。当時、IBMを中心に高価な大型コンピュータが主流であったため、一般の家庭や職場でコンピュータが使われると予想した人は少なかった。しかしApple Ⅱは多彩なアプリを搭載することで個々のユーザーのニーズに応えることができた。このため大方の予想を覆してパソコンは広く社会に普及し、その後のインターネットやスマートフォンなど巨大IT市場を生み出す引き金となった。 今、当時のパソコンで起きたのと同じことがロボット産業で起きようとしている。従来のロボットが工場などで稼働する大型で高価な産業用ロボットであったのに対し、これから登場する新たなロボットの多くは、一般の家庭や職場などで人と協調して働くサービス・ロボットだ。これはパソコンと同じく、多彩なアプリを搭載することで消費者のニーズに応じてカスタマイズして使うことができる。2015年に発売が予定されるPepperやハウステンボスに導入予定のサービス・ロボットなどが新時代の幕開けとなるかもしれない。 そこに期待される市場はパソコン以上に巨大だ。かつてのパソコンがデスクワークを中心とする頭脳労働やオフィスワークに用途が限定されていたのに対し、今後登場するサービス・ロボットの用途は家庭、オフィス、工場、倉庫、流通の現場など全社会空間へと広がると同時に、頭脳・肉体労働の両方をカバーするからだ。だが、そこには安全性や規制に関する新たな問題も生まれる。本講演では黎明期の次世代ロボット市場の現状と行方を探る。 (脚注)
    1. 次世代ロボット産業の全体像と現状
      ~ドローン、ヒューマノイド (ペッパー等) 、自動運転車、各種作業用ロボット、これら次世代ロボットを取り巻く社会環境、アマゾンやグーグルの動向・・・
    2. 次世代ロボットの先兵、「ドローン (無人航空機) 」の現状
      1. ドローンとは何か、その種類と用途など
      2. 安全性の問題と規制の現状
      3. ドローン市場をリードするのはどの国か
    3. 次世代ロボットに搭載されるAI (人工知能) の実力
      1. ヒューマノイドの認識能力や会話能力はどの程度か?
      2. 「ディープラーニング」など先端ニューラルネットは ロボットに使えるのか?
      3. スパイキング・ニューラルネットを1チップ化した 「ニューロモーフィック・チップ」とは何か?
    4. ヒューマノイドに搭載されるアプリを予想
      ~家庭やオフィスに入り込んだヒューマノイドは何のために使われるか、そのためには、どんなアプリが必要とされるだろうか
    5. 製品化が前倒しされる自動運転車
      ~テスラやGMなどの動き、自動運転への段階的移行の問題点、統計確率型AIに潜む危険性
    6. 軍事転用の罠
      ~自律的AI兵器の現状
    7. 日本の産業界にとっての意味
      ~日本のお家芸である掃除機 (家電製品) や自動車など既存製品がロボット化することの意味とは
    8. 質疑応答/名刺交換

講師

  • 小林 雅一
    株式会社 KDDI総研
    リサーチフェロー

会場

アーバンネット神田カンファレンス
東京都 千代田区 内神田3-6-2 アーバンネット神田ビル
アーバンネット神田カンファレンスの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

割引特典について

  • 複数名同時受講割引
    • 同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 25,000円(税別) / 27,000円(税込)で受講いただけます。

備考

  • <参加特典>:当日使用予定のプレゼン資料 (PDF) を電子データでご提供します。
  • <脚注>:講演当日の内容は、取材結果と最新動向により異なる可能性があります。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 xEV用バスバー・接続と絶縁樹脂の技術動向 オンライン
2024/11/27 車載用半導体の動向・要求特性と信頼性認定ガイドラインの概要 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2024/12/9 カーボンリサイクルに向けた低エネルギーCO2回収 (DAC) 、燃料合成、燃料利用技術の開発動向 オンライン
2024/12/9 EVの熱マネジメントシステムと冷却・加熱技術 オンライン
2024/12/12 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2024/12/18 新規用途探索、アイデア発掘への生成AI活用の仕方 オンライン
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/29 自動車照明市場の最新動向・新技術トレンド オンライン
2025/2/13 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/2/26 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/3/31 協働ロボットの導入と活用の具体的方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/3/8 PAT3によるモデル検証
2013/2/5 システムキッチン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 システムキッチン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/20 システムキッチン 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/20 システムキッチン 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/20 洗濯機 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/20 洗濯機 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/8/31 カーオーディオ5社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/8/31 カーオーディオ5社 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/30 IH調理器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/7/30 IH調理器 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/26 EV・HVに向けた車載用インバータ
2011/7/5 カーナビゲーション (2011年版) 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/15 トヨタ、ホンダ、日産3社 技術開発実態分析調査報告書
2009/8/5 電気自動車とエコカー 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/8/5 電気自動車とエコカー 技術開発実態分析調査報告書
2009/5/30 外国自動車メーカー12社分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/5/30 外国自動車メーカー12社分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)