技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゲル化剤・増粘剤の基礎と特性・評価法

ゲル化剤・増粘剤の基礎と特性・評価法

東京都 開催 会場 開催
  • 多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するためのメカニズムを学ぶ
  • ゲル化・増粘効果を有効的に引き出そう!
  • 実際のデータをレオロジー的に解釈して活用しよう!

概要

本セミナーでは、 ゲル化剤、増粘剤の基礎から解説し、それらを統一的に理解する評価法について詳解致します。

開催日

  • 2014年12月11日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ゲル化剤・増粘剤に関連する技術者、研究者、品質担当者

修得知識

  • ゲル化剤・増粘剤の基礎
  • ゲル化剤・増粘剤の特性
  • ゲル化剤・増粘剤の効果と評価

プログラム

 ゲル化剤や増粘剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主にゲル化や粘度を調整するために使用される。ゲル化剤・増粘剤の多くは高分子物質であるから、これらを単に溶媒に分散、溶解することによっても粘度は増加し、弾性が発現する。しかし実際にはゲル化・増粘効果をさらに有効的に発揮する方法で、ゲル化剤や増粘剤は利用されている。その方法は、種々の物質で異なるし、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。
 当講演では、ゲル化剤、増粘剤の種類について、及び多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について講述する。また適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。

  1. ゲル化剤、増粘剤の分類・多様性
    1. 高分子系、天然高分子とその誘導体、合成高分子
    2. 無機微粒子系
  2. 代表的なゲル化・増粘剤の特性
    1. 多糖類、単純多糖、複合多糖
    2. セルロース誘導体
    3. デンプン誘導体
    4. キチン・キトサン誘導体
    5. 合成高分子
    6. 無機系微粒子
  3. 分子量について
  4. ゲル化、増粘機構とその原動力
    1. 効果的なゲル化・増粘機構
    2. 分子間に作用するいろいろな力・分子間相互作用について
  5. 粘性の起源
    1. ニュートン流動、非ニュートン流動
    2. 粘度の濃度依存性、球形粒子系、非球形粒子系
  6. 弾性の起源
    1. 理想弾性変形、非理想弾性変形
    2. エネルギー弾性とエントロピー弾性
  7. ゲル化剤・増粘剤の効果と評価
    1. レオロジーの共通語で理解する
    2. 緩和時間とは何か
    3. 緩和時間の分布とレオロジー関数
    4. ゲル化・増粘効果と長時間緩和
  8. 実際のデータの解釈
    • セルロース系
    • アルギン酸溶液系
    • カードラン溶液系
    • キトサン・キチン誘導体系
    • その他の系
  9. ゲル化・増粘効果を評価する便利な粘弾性測定法
    その他、ゲル化・増粘効果を理解するための基礎的事項についての解説
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/24 ゴム材料のトライボロジーと摩擦、摩耗の制御技術 オンライン
2024/10/25 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/10/25 摩擦・摩耗の基本的な考え方と高分子材料への活かし方 オンライン
2024/10/25 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/10/25 プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる付加価値 オンライン
2024/10/28 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2024/10/28 エポキシ樹脂を中心とした高耐熱樹脂の設計技術 オンライン
2024/10/28 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/10/28 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都 会場
2024/10/28 ウレタン材料の基礎と構造分析 東京都 会場
2024/10/28 結晶性高分子の構造解析手法 オンライン
2024/10/29 高速通信用低誘電損失 (低誘電率・低誘電正接) ポリイミド開発に向けた分子設計と特性制御 オンライン
2024/10/29 プラスチックの破壊メカニズムと材料の強度設計 オンライン
2024/10/29 高分子・樹脂・フィルムにおける延伸配向、結晶化挙動および屈折率・複屈折の考え方とその測定方法 オンライン
2024/10/29 高分子技術者のためのレオロジー入門 東京都 オンライン
2024/10/29 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/10/29 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2024/10/30 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2024/10/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/10/30 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用