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インクジェットによる加飾&塗装技術の開発と動向、課題

インクジェットによる加飾&塗装技術の開発と動向、課題

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、LED-UV硬化インクジェットプリンタの特長を発揮できる2次加飾法を中心にその実用例や、最近登場したデジタル箔転写、デジタル蒔絵やデジタルエッチング等の最新のデジタル加飾技術の動向と今後の展開について紹介いたします。

開催日

  • 2014年3月25日(火) 12時30分16時45分

受講対象者

  • インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者
    • プリンタ
    • 大判広告
    • パッケージ
    • ラベル印刷
    • 医療分野
    • 電子デバイス
    • プリンテッドエレクトロニクス
  • インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者
    • ヘッド
    • 装置
    • インク
    • ハードウェア
    • ソフトウェア など

修得知識

  • 加飾技術の基礎
  • インクジェットプリンタを使った加飾技術の動向
  • インクジェットを開発・適用するためのポイント

プログラム

第1部 UV硬化インクジェットプリンタによる製品・立体物等への加飾技術

(2014年3月25日 12:30〜14:30)

 近年、少量多品種の生産に適したインクジェットプリンタを使う新しいデジタル加飾方式が登場し、短納期や低コスト化や高意匠性の特長を活かして、製品や立体物に加飾する目的で色々な分野での実用化が急速に進んでいる。立体物に加飾する方法には、成形時に加飾する1次加飾法と立体物を成形後に立体物表面にダイレクトまたは転写プリントする2次加飾法がある。
 本講座ではLED-UV硬化インクジェットプリンタの特長を発揮できる2次加飾法を中心にその実用例や、最近登場したデジタル箔転写、デジタル蒔絵やデジタルエッチング等の最新のデジタル加飾技術の動向と今後の展開について紹介する。

  1. インクジェットプリンタの原理と特長
    1. インクジェットプリンタの原理
    2. インクジェットプリンタの特長
  2. 進化するインクジェットプリンタ用インク
    1. インクジェットインクの進化
    2. 各種インクとその特長と主な用途
  3. UV硬化型インクジェットプリンタの特長
  4. 小型LED-UV硬化インクジェットプリンタの誕生と特長
    1. LED-UVプリンタの誕生
    2. LED-UVプリンタの特長
    3. 超小型プリンタUJF-3042の誕生
  5. インクジェットプリンタによる2次加飾技術
    1. インクジェットプリンタのワイドギャッププリントの限界
    2. インクジェットプリンタによる2次加飾の事例紹介
  6. 最近のインクジェットプリンタを使うデジタル加飾技術
    1. デジタル箔転写
    2. デジタル蒔絵
    3. デジタルエッチング
    4. デジタルアノダイジング
    5. デジタルパッド印刷
  7. まとめ
    1. さらに進化するインクジェットデジタル印刷技術
    2. 今後の課題
    3. まとめ
    • 質疑応用・名刺交換

第2部 塗装技術から視たインクジェット技術の応用、並びにインライン加飾システムの実際

(2014年3月25日 14:45〜16:45)

  1. 塗装システム概論=塗装システムから視たインクジェット技術の必要性の理解。
    1. 塗装ロボットシステム
      1. 塗装ロボットシステムの紹介 (動画)
      2. 塗料消費量削減のためのシステム系 (オフラインロボットと生産ロボットシステム)
    2. モバイルを例にみる加飾方法の変化
      1. 携帯からスマフォへの変化に伴う、塗装デザインの移り変わり
    3. 回転塗装Rの技術
      1. 回転塗装の基本動作
      2. 加飾部分の変化に合わせた回転ジグ、配列技術の開発
    4. 新しい回転塗装ロボットの開発
      1. 回転塗装の集合体と省空間システムの考え方
      2. 低塗料消費、低環境負荷、数値管理、高品質意匠性の4つがキー
    5. 塗装とインクジェット
      1. 塗装の役割と課題を解決したい =技術の制限があるインクジェットに解はあるのか?
      2. コーティング塗料の消費量削減から始まったインクジェット機能によるコーティング開発。
      3. 塗装の課題解決だけではなく、インクジェットに期待したいこと
  2. インライン加飾システムの考え
    1. 射出成型一次加工と加飾二次加工の統合することで、製品価値を産む。
    2. インライン化の考え方
    3. インライン化のベネフィット
  3. インクジェット技術を取り込んだインライン加飾システムの紹介
    1. 実際のシステムとプロダクト
      1. インライン加飾システム (2012年) バージョン
      2. インライン加飾システム (2013年) バージョン
      3. デモ・プロダクト紹介
    2. ジェットデザインシステム (インライン加飾システムの加飾部分)
      1. 高速加飾のコンセプト
      2. すぐに試せること、入れた加飾情報の結果を早くみたい。
      3. 加飾への遊び心、連続稼働・オンデマンドなプロダクトの紹介
  4. インク (コーティング材料) について
    1. 塗膜機能としてのインクジェットUVトップコーティング
      1. 厚い膜だが割れない、飛び散らない、硬い UVコーティング膜
      2. 塗膜機能紹介 (人体に安全を目指した原料、耐薬品、耐油脂、耐ヒートサイクル等)
    2. UVコーティング開発推移
      1. UV塗料と全く違うインクジェットのインクコーティング
      2. 硬さ・表面の外観
      3. 専用のインクジェット用UVコーティング剤を開発
      4. コーティングとインクジェット印刷の違い
  5. 市場が求める加飾構造
    1. 加飾はデザインと機能が両立していること。
    2. インクジェット技術を塗装を目指すべきなのか?
      1. インクジェットヘッドとUV塗料は、遠い位置関係。
    3. 加飾の技術開発を頓挫させないためのポイント
      1. コーティングと加飾機能の部分機能を提供するだけでは、製品価値は出ない。その対策。
      2. 多層間構造としての加飾技術の注意点。
      3. コーティングのゴミ・ブツ問題も解決しないと、お客さんが損をする。
  6. 加飾が製品のマーケティングをけん引 (ドライブ) する。
    1. トータル・オープンイノベーションの考え方 (企業間の技術統合から生み出す)
    • 質疑応用・名刺交換

講師

  • 大西 勝
    株式会社 ミマキエンジニアリング 技術本部
    技術顧問 / 研究室統括部長
  • 上村 一之
    タクボエンジニアリング 株式会社 技術本部 ジェット事業部
    シニアマネージャー

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,000円(税別) / 7,350円(税込) 割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,000円(税別) / 10,500円(税込) 割引 (同一法人に限ります)
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