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疲労破壊のメカニズムと疲労強度向上のための表面改質技術

疲労破壊のメカニズムと疲労強度向上のための表面改質技術

~泡で金属を叩いて強くする~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、疲労破壊に関わるメカニズム、疲労破壊の支配的因子、疲労強度を向上させるための表面改質法について解説し、疲労強度向上のためのショットを使わないピーニング法についても最新の動向について詳解いたします。

開催日

  • 2014年2月27日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 疲労破壊に問題を抱える技術者・研究者
  • 疲労強度を向上させたいという技術者・研究者
    • 自動車
    • 機械
    • 鉄道
    • 工作機
    • 航空
    • 船舶

修得知識

  • 疲労破壊に関わる基礎的な知識
  • 亀裂の大きさや残留応力など疲労破壊に関わる諸因子を検出する非破壊評価
  • 疲労破壊を未然に防ぐ表面改質についての方法と効果

プログラム

 疲労破壊の多くの場合は,表面近傍の降伏応力や残留応力などが深く関わっていますので,疲労破壊に関わる表面近傍の特性を把握して,その特性を向上させる「表面力学設計」により,疲労破壊を抑止できます。
 本講習会では,疲労破壊に関わるメカニズム,疲労破壊の支配的因子,疲労強度を向上させるための表面改質法について解説します。なお,疲労強度向上のための表面改質法としては,ショットを打ち付けるショットピーニングが一般的ですが,最近はショットを使わないピーニングとして,実用化されております。講師らが開発してきたキャビテーション気泡の崩壊衝撃力を活用したキャビテーションピーニングや,レーザアブレーションを用いたレーザピーニングなどについて,SAE International,AMEC-SE (Aerospace Metals Engineering Committee, Surface Enhancement Subcommittee) の経験を踏まえて,最新の動向を紹介します。

  1. 表面力学設計
    1. 表面力学とは
    2. 支配因子
  2. 疲労破壊の基礎
    1. 疲労破壊のメカニズム
      • a. 疲労破壊の事例
      • b. 疲労破壊の段階
      • c. フラクトグラフィ
    2. 高サイクル疲労
    3. 低サイクル疲労
    4. 破壊力学の基礎
  3. 疲労強度の評価
    1. 疲労試験
    2. 破壊靱性試験
  4. 非破壊評価
    1. 亀裂の検出と評価
    2. 残留応力の評価
  5. 疲労強度向上のための表面改質
    1. 従来技術
      • a. ショットピーニング
      • b. ショット材の種類など
    2. 最新技術
      • a. キャビテーションピーニング
      • b. レーザピーニング
    3. SAE International AMEC-SEの紹介
  6. ピーニングのその他の応用例
    1. 応力腐食割れ抑止
    2. 水素脆化抑止

会場

タイム24ビル

4F セミナールーム

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。