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高分子材料の自己組織化と機能性材料への最前線

本来保有する特性をさらに引き出す!

高分子材料の自己組織化と機能性材料への最前線

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の自己組織化をどのように理解して分子設計・材料設計を行うのか、またその成果としてどのような機能性材料の創生や製品・部材の高機能化ができるのかについて解説いたします。

開催日

  • 2013年11月21日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料の創製に携わる技術者、研究者

修得知識

  • 高分子の自己組織化の種類
  • 高分子の自己組織化力の発現機構
  • 自己組織化力を利用した構造化例
  • リサイクル樹脂の劣化特性
  • 高分子の結晶力・凝集力の応用手法

プログラム

 一見トップダウンで形を付与している製品・部材に関しても、高分子はその成形条件の制限内で自己組織化による構造を形成している。そしてそれら製品・部材の物性は、この時形成される構造に大きく依存する。従って、種々の条件下での高分子の自己組織化挙動を理解することなく製品・部材の設計はできない。さらに機能性材料の創生を考えた場合では、高分子の基本的な挙動・自己組織化能力をどのように活かすかが、非常に重要なファクターとなる。
 本講座では、最近の我々の研究成果を中心に、高分子の自己組織化をどのように理解して分子設計・材料設計を行うのか、またその成果としてどのような機能性材料の創生や製品・部材の高機能化ができるのかについて述べる。

  1. 高分子結晶間の相互作用力による機能化
  2. 側鎖結晶性ブロック共重合体の保有する機能
  3. 結晶性高分子微粒子分散系の粘度コントロール
  4. 熱レオロジー流体とその機能
  5. 結晶性相互作用力を用いた結晶性高分子の修飾方法
  6. リチウム2次電池インテリジェントセパレータ
  7. リサイクル樹脂の力学特性劣化因子
  8. 流動 (せん断) 誘起結晶化現象
  9. リサイクル樹脂の耐久性因子
  10. リサイクル樹脂の高度再生技術
  11. バイオマス高分子の高機能化微粒子創生
  12. 構造化表面を持つバイオマス高分子膜創生
  13. リビングラジカル重合法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 八尾 滋
    福岡大学 研究推進部
    特命研究教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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