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(HV、EV等) 自動車の軽量化技術の動向・ニーズの把握&要素技術

(HV、EV等) 自動車の軽量化技術の動向・ニーズの把握&要素技術

~カーメーカーは何を求めているか 特に制御機器を中心に~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年8月23日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 自動車の軽量化部位,軽量化と燃費,自動車に使用される各部の樹脂と使われる理由
  • 金属と樹脂締結の落とし穴
  • 目的別金属と樹脂の結合方法
  • 金属前処理
  • 強度を高める結合
  • 気密・水密を高める技術,気密結合をする理由

プログラム

 自動車の軽量化は、省資源、省エネルギの観点から、永遠のテーマであり、現在でも0.5g単位の軽量化にさまざまな工夫が見られる。軽量化して強度を損なうことがあっては受け入れられず、そこには革新技術が必要となる。
 金属を樹脂に置き換えるだけが軽量化ではない。金属と樹脂の特性をうまく組み合わせて、部品を形成することが必要になる。

  1. 自動車軽量化対象部位 総論
  2. 軽量化が必要な理由
  3. 軽量化に使われる技術 総論
    1. 単独材料による構成
      1. スチールの軽量化 ハイテン採用の問題、スプリングバックの制御
      2. 厚さを減らしてエンボス加工にした使用
      3. 厚さのことなるフレームの溶接技術
      4. ドアの軽量化
        • アルミドア 樹脂ドア レインフォース (強化骨)
      5. クラッシャブルゾーンの材質・構造物
      6. アルミ発泡成形技術を応用した部品
      7. 中空シャフトモーター
      8. ガラスに代わるポリカーボネート樹脂
      9. 繊維強化樹脂の自動車への応用
        • FRP CFRP 長繊維カーボン樹脂 応用など
      10. ネジの軽量化技術
      11. スプリングの軽量化技術
    2. 複合材料による構成 主として樹脂と金属の結合
      1. 金属と樹脂を強固な結合をする場合の目的
      2. 機械的な強固な結合 試験方法
      3. 気密、水密を目的とする結合 試験方法
      4. 金属と樹脂結合をビジネスにする企業と特徴
      5. 結合促進表面処理の詳説
      6. あらゆる金属と樹脂が強固に結合するわけではない。
      7. 強固な結合をさせるための金属瞬間加熱
    3. HVやEVの制御機器に見る軽量化手段
      1. インバータの内部構造と使われる部品
        • 使用実例紹介 中空ヒートシンク 水冷ボックス
      2. ヒートシンク部材の変化 銅からアルミへ
        • 単純にアルミというわけにはいかない。
      3. アルミヒートシンクを作る方法
        • ダイキャスト 冷間鍛造 両者の長所短所
      4. 熱伝導がよく、強度も有する技術ニーズ
      5. モーターの軽量化技術
      6. リチュームイオン電池モジュールの軽量化技術
      7. 各種アクチュエータに見る軽量化工夫
        • 金属から樹脂への置き換え進む
      8. 今後求められる革新的軽量化と必要な技術
      9. マグネシウムを使用する場合の問題点
      10. チタンを使用する場合の問題点
      11. 3Dプリンタを応用した試作品 (樹脂、金属)
      12. 石膏モールドを利用した少量試作品 (軽金属対象)

  • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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主催

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