Ⅰ.ご講演 「より良い医療提供のための院内暴言・暴力行為対策」

(2012年12月14日 13:00〜15:10)

　近年、患者の権利意識の高まりや医療への過大な期待と共に、多くの医療機関において診療や治療の妨げとなる暴言・暴力行為が散見されるようになった。
　医療施設の規模に関わらず、いわゆるモンスターペイシェントといわれる「想定外の患者」が増加することによって、スタッフは疲弊し、提供できる医療の質を少しずつ劣化させている。
　患者も医療者も共に安全・安心が確保されて、初めて適切な医療提供が可能となるのであり、暴言・暴力行為対策は必要なことになっている。
患者はココにクレームをつける

<診療関連の不満>

• 治療に納得がいかない
• 診察態度が上から目線
• 医師の説明がわかりにくい
• 主治医に診て欲しいのに代診医師が診察
• 大声で病名を言うので恥ずかしい
• 同じ説明を何度も繰り返す (スタッフ間の連絡不足)
• 診断書の作成に時間がかかる
• ナースコールしてもなかなか来ない
• 処置や説明が担当者によって異なる
• 薬がわかりにくい、量が多過ぎる、飲みにくい
• 看護師の触れる手が冷たい

<スタッフへの不満>

• 私語が多い
• 挨拶をしない、愛想がない (顔見知りの患者とは仲が良い)
• 介助が乱暴
• 待ち時間が長く、放ったらかされている

Ⅱ.個別相談会

(2012年12月14日 15:20〜15:50)

ご参加者の個別のお悩み、ご質問をご記入いただきまして後日、滝川先生よりご回答申し上げます。