技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

進化するカップリング反応と応用展開

進化するカップリング反応と応用展開

~新しい触媒と有望分野への波及~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年9月28日(金) 11時00分 15時45分

受講対象者

  • カップリング反応に関連する技術者、研究者
    • 医薬品
    • 有機EL
    • カーボンナノチューブ
    • グラフェン
    • 接着剤
    • 金属接着
    • 樹脂改質
    • 半導体封止材
    • 塗料
    • 熱可塑性樹脂複合材料
    • FRP
    • エラストマー
    • 樹脂バインダー
    • プライマー
    • コーティング剤
    • 歯科材料 など

プログラム

第1部 脱レアメタルカップリング反応の最先端

(2012年9月28日 11:00〜13:00)

 ヨウ素はその原子価を容易に拡張し、オクテット則を超える原子価を形成することが知られており、これらの化合物は超原子価ヨウ素化合物と呼ばれる。 我々は30年位前から超原子価ヨウ素反応剤を、鉛、水銀、タリウムなどの毒性の大きい重金属酸化剤の代替として用いる研究に取り組んできたが、ヨウ素反応剤が、単に重金属酸化剤の代替ではなく、これらとは異なる特徴的な反応性を示すことを次々と明らかにし、これらを精密有機合成や複雑な天然物合成に応用してきた。
 最近になって、我々は、希少金属[パラジウムやニッケルなど]を用いないで、ヨウ素反応剤によるクロスカップリング反応を発見し、目下その応用展開を計っている。 また、これらを触媒的に用いたり、不斉合成反応剤として用いうることも明らかにした。本講演では、ヨウ素反応剤を用いるカップリング反応を中心にして、その発見と有機エレクトロルミネッセンス (EL) 、ディスコティック液晶、天然物ならびに創薬鍵化合物の合成研究への応用について紹介する。

  1. クロスカップリング反応について
  2. なぜヨウ素反応剤を用いたのか
  3. グリーンサスティナブルなヨウ素反応剤
  4. ヨウ素反応剤の不斉合成への応用
  5. 機能性分子 (有機ELやディスコティック液晶等) 合成への応用
  6. 天然物合成、創薬科学への応用
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 C-Hカップリングと医農薬・ナノカーボン合成への展開

~分子をつなげて価値を生むカップリング~
(2012年9月28日 13:45〜15:45)

 近年、分子をつなげるカップリング技術の進化が著しい。本講演では次世代型のカップリングとして大注目されている「C-Hカップリング」について概説する。このような新しいカップリングは医農薬や天然物などの生物活性分子群の迅速合成を可能にするとともにケミカルバイオロジー研究を加速する。
 また、構造が明確に定まったカーボンナノチューブやナノグラフェンのボトムアップ合成にもC-Hカップリングが威力を発揮する。今後C-Hカップリングは、分子合成を扱うあらゆる分野での必須ツールになるだろう。

  1. C-Hカップリング
    1. 理想的な一段階カップリング
    2. 新触媒をどのようにして開発したか
  2. 医農薬・天然物の迅速合成
  3. カーボンナノリング・ナノチューブのボトムアップ合成
  4. 新奇ナノグラフェンのボトムアップ合成
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 東京都 会場
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン