技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

メガソーラー事業におけるビジネスチャンス

メガソーラー事業におけるビジネスチャンス

概要

本セミナーでは、日本国内でも拡大するメガソーラー(大規模太陽光発電)事業参入のチャンスについて技術よりもビジネスの視点で、3名の講師より講演いただきます。

開催日

  • 2012年4月25日(水) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • メガソーラー(大規模太陽光発電)事業に関連するマーケティング、事業企画担当者、経営者
  • メガソーラー事業への参入を検討されている方
  • 発電システム・インフラ産業関連の市場開発担当者、新事業企画担当者
  • 売電事業者
  • 金融業者
  • 中小企業の取締役
  • 技術開発担当者
  • 自治体 など

修得知識

  • 全量買取制度導入後の国内メガソーラ事業のチャンス
  • メガソーラー事業の海外事例
  • メガソーラー事業における関連設備・運用の実際
  • メガソーラー市場への参入に必要な金融戦略と投資の動向

プログラム

第1部 海外事例から見る全量買取制度導入後の国内メガソーラ事業のチャンス

(2012年4月25日 10:30~12:00)

 大型太陽光発電システム (メガソーラ等) の全量買取制度が7月から導入されることが決まっている。この制度により、メガソーラの事業収支が改善され、多くのメガソーラが導入なされると期待される。一方、米国をはじめとして海外でも更なる市場の拡大が期待されている。
 しかし、メガソーラにおいてはこれまで国内の太陽電池市場の主流を占めていた住宅用とは異なるユーザ、導入スキームになることは明らかであり、早期に市場の機会を見極め参入することが重要となっている。
 海外のメガソーラの事例を用いながら、メガソーラビジネスの要点を解説し、メガソーラのような「資源制約型産業」のノウハウを持たない企業への示唆を導く。

  1. 国内のメガソーラを取り巻く環境
    1. 全量買取制度とは何か、これまでとの違いは
    2. 国内のこれまでの市場構造と特徴
    3. だれがメガソーラを導入するのか
      1. デベロッパーによるプロジェクト組成
      2. オーナー自身による導入
  2. 海外メガソーラビジネスの実態
    1. 適地広大な米国におけるメガソーラビジネス
    2. 適地が限定される欧州型メガソーラビジネス
  3. 国内外のメガソーラ事業への参入機会
    1. メガソーラ事業での成功
      1. $/kWから$/kWhへ要因
      2. 「需要制約産業」でなく「資源制約産業」
    2. なぜメガソーラ事業への参入をめざすのか
    3. メガソーラ事業への参入の示唆
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 メガソーラーシステムの構成機器の概要と今後の動向

(2012年4月25日 12:45~14:15)

 電力会社が導入を進めてきたメガソーラーシステムも殆どのものが運開を迎えた。
 今後は、7月から導入される全量買取制度を利用した発電事業用のメガソーラーの導入が期待されている。
 弊社もいくつかのメガソーラーシステムの納入実績を積むことが出来たが、さらにシステムコストの削減或いは導入における課題への対応が必要である。
 ここでは、システムの構成機器の概要、試験、メンテナンス方法について紹介する。
 また、系統への連系における課題に対する対応及びそれを解決するためのスマートグリッド技術について紹介する。

  1. 太陽光発電システムの概要
  2. メガソーラーシステムの構成機器の技術動向
    1. 太陽電池
    2. 架台
    3. PCS
    4. 試験
    5. メンテナンス
  3. メガソーラーシステムの建設工程の事例
  4. 系統連系における課題と対応 (二次電池/スマートグリッド)
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 メガソーラー事業の金融戦略

(2012年4月25日 14:30~16:00)

 欧州で2003年以降、太陽光発電所の建設が急増したのは、全量買取制度の導入と共に、それを支える金融インフラがあったからである。日本においても本年7月以降、全量買取制度が導入される予定である。この為、様々なプロジェクトが全国で準備されているが、これらプロジェクトの実行には効率的な資金調達が不可欠となっている。
 今回の講演では、日本におけるメガソーラー事業推進にはどのような金融戦略が必要かについて、グローバルスタンダードを踏まえながら議論していく。

  1. メガソーラー事業のリスク
    1. 開発段階:開発リスク
      1. ファインディング
      2. 土地開発
      3. 電力会社系統連係
    2. 建設段階:完工リスク
    3. 運営段階:オペレーションリスク
  2. 海外で一般的な資金調達手法
    1. 開発資金
    2. 建設資金
    3. 運営段階
      1. プロジェクトファイナンス
      2. エネルギーファンド
      3. デット・エクイティレシオとIRR
    4. リファイナンス
  3. 国内メガソーラー事業の金融戦略
    1. 銀行
    2. リース会社
    3. ファンド
    4. その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 加福 秀亙
    (株)野村総合研究所 インフラ産業コンサルティング部 主任コンサルタント
  • 渡辺 憲治
    (株)東芝 社会インフラシステム社 太陽光発電システム技術部
  • 安井 慎二
    サンエジソンジャパン(株) プロジェクトファイナンス部 部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 オンライン
2024/5/30 未来予測による新規研究開発テーマ創出の仕方 オンライン
2024/5/30 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/6/3 不確実性を価値創造に変える衆知錬成の「意思決定」 オンライン
2024/6/4 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の役割とその技術動向 オンライン
2024/6/4 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/6/4 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/6/4 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場 東京都 会場・オンライン
2024/6/5 研究開発部門を対象とした情報収集のテクニック オンライン
2024/6/11 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2024/6/13 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/6/17 中高温用蓄熱技術の最前線 オンライン
2024/6/17 国内浮体式洋上風力の今後の展開とサプライチェーン展望 東京都 会場・オンライン
2024/6/18 自社保有技術・コア技術を起点にした革新的な研究開発テーマの創出活動 オンライン
2024/6/20 自社技術の洗い出しと新規事業創出方法 オンライン
2024/6/24 アルカリ水電解の原理・特徴から研究開発動向、今後の展望まで オンライン
2024/6/26 新規事業創出のための発想法と技術ロードマップの作成、技術・事業・知財戦略の実践方法 オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/6/28 次世代キャパシタ・高速蓄電デバイスの進化 オンライン