製品特性・コンセプトに応じたプロダクトデザインと加飾技術活用例 (Aコース)
製品コンセプト・特性に応じたプロダクトデザインと質感表現
東京都 開催
会場 開催
以下、プロダクトデザイン・加飾の関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。
開催日
-
2011年10月13日(木) 10時20分
~
17時20分
受講対象者
- プロダクトデザイン、加飾に関連する技術者、管理者、品質担当者
修得知識
- 各種製品に求められるデザイン・加飾技術
- 包装容器
- スマートフォン
- 自動車インテリアデザイン
- 家電製品
- 化粧品外装 など
プログラム
第1部 ヘルスケア、生活用品等の包装容器に求められるデザインと加飾技術
~安心感,利便性をどう演出するか?~
(2011年10月13日 10:20~11:30)
人々の暮らしにとけ込む、安全と快適を多角的に分析し、最良の商品として仕立てるプロセスの一端を、事例を交え分かりやすく共有します。
- クラシエ製品のブランディングイメージと包装容器への考え方
- 製品選択時の消費者が好むポイント
- 機能性
- 高級感
- 安心感
- 利便性
- ユニバーサルデザイン
- インテリ性 e.t.c.
- パッケージ開発の事例紹介
- 機能やコンセプトを商品へ反映させる要点
- 色や模様による心理効果の表現
- 形状による利便性,スタイル感の表現
- 店頭の商品棚で目に止まりやすい包装デザインとは?
第2部
スマートフォンのデザイン開発と加飾技術・素材選定
~市場拡大するスマートフォンで求められる質感・表現とは?~
(2011年10月13日 11:35~12:45)
携帯電話がスマートフォンへと新たなステージに移行する昨今、その色、素材、仕上げ等の外観品質において、市場でユーザーが求めるものは、これまでの「見て楽しむ」美的側面を中心とした加飾表現から、「見て、触って楽しむ」機能的側面をも加味した新たな表現へと変化しています。
今回は、これからのスマートフォンに求められる加飾表現を中心に、世界市場での傾向、そして日本市場での変化を、富士通デザインの取り組みのご紹介を通じて考察します。
- CMFとは
- CMFとは
- トレンドリサーチからCMF開発へ
- 海外のスマートフォン、そして日本のケータイ
- スマートフォンの変遷 ~海外でポピュラーなスマートフォン
- スマートフォンに見る、海外と日本との価値観の違い
- スマートフォンに求められる機能性、そしてCMF
- 2つ折りのケータイがスマートフォンにならないワケ
- CMFが実現する、スマートフォンの新たな機能性
- 富士通デザインの取り組み
- 2009~2010年に展示会出品したアドバンスデザイン事例
- コラボレーションによるCMF価値開発
- 昨今のスマートフォン紹介
第3部
自動車インテリアデザインと素材特性・加飾技術の組合せによる質感表現
~価格帯やコンセプトに応じた最適表現方法の模索~
(2011年10月13日 13:30~14:40)
自動車内装において加飾部品の重要性は近年ますます高まっており、その質感とデザインバリューの付加について、プロジェクト開発での実践内容と共に解説する。
- 自動車インテリアにおけるマテリアルデザイン
- 自動車インテリアに使われる素材
- 素材と形状の一致が成功の第一歩
- 素材デザインで新しい価値を生む
- 自動車インテリアのプラスチック加飾表現
- 様々なプラスチック部品の化飾処理
- フィニッシャーデザインがもたらす新しい魅力
- お客様ニーズをいかに取り込むか
- プラスチック加飾の高級感、上質感の表現
- マテリアルデザインにおける質感向上のポイント
- デザインと本物感
- 高級インテリアデザインにおける必要要件
第4部
プロダクトデザインにおける加飾の位置づけとこれから
~家電製品を例にしたデザイナーの視点~
(2011年10月13日 14:45~15:55)
- 量産品のデザインにおける樹脂成型品
- 大量に安く均質な商品を作るには成型品は最適で必須の手段
- 成型の品位とその隠蔽
- しかし成型の品位が、チープなプラスチックに
- ヒケ、フローライン、ウェルドライン、艶ムラ等品位の課題
- 隠蔽の常套手段がシボ加工と塗装
- 隠蔽の手段から、加飾への進化
- 隠蔽の手段に素材感の表現 (革シボやヘアーライン)
- 素材感の表現に印刷に寄る表現が加わり表現力は豊かに
- 加飾におけるジレンマ
- 表現力が豊かになったが、デザインの制約も多くなる
- 印刷手法は2次元からスタート、3次元への脱皮が進化の方向
- 巧みな印刷表現も所詮はイミテーション
- モダンデザインのセオリーは装飾を嫌う
- 成型品の品位を高める手段は必要
- 「デザインを制約する素材は滅びる」
- 「デザインに自由を!」
- 「加工技術を知らないデザイナーは滅びる」
- 工業製品のデザインから脱工業製品へ
- モダンデザインのセオリーは工業製品の無機質な表現に向かった
- 豊かな表情を求めて、脱工業製品を指向する
- サフェースデザインの在り方
- 隠蔽から始めた表面処理、シボ=腐食は偶然性
- 機械加工のローレットやヘアーラインは緻密、しかし冷たい。
- より豊かな表情を求めて、様々な素材を模倣して加飾
- 脱イミテーションの取り組みで、風合いの抽出と再構築
- 他人任せの表面処理からサフェースデザインの取り組みへ
- 加工メーカーからの提案から、デザイナーからの提案へ
- デザイナーと加工メーカー間の接点が少ない
- 「外観新素材研究会」でダイレクトな接点を設ける
- デザインにおけるサフェースは後回しになっている
- 決まったカタチに合わせると無理が多い
- 素材を想定したデザインはフェイクに本物感を与える
- 無理の無い造形へデザイン手法が変わる
- 加飾から脱加飾へパラダイムの変換が必要
- 加飾技術というハードとサフェースデザインのソフトの融合
- イミテーションから風合いの創造や合成
- 自在にサフェースデザインをコントロールする
- デザイナーと加飾技術を持ったメーカーのコラボレーション
第5部
化粧品外装デザインによるブランド力向上・高質感醸成とコスト低減の両立
~加飾の特徴と今後の外装技術に求めること~
(2011年10月13日 16:10~17:20)
- アユーラのブランド概要
- ブランドコンセプト
- ターゲット
- 東洋美学できれいになる
- 他ブランドとの違い
- 商品ラインアップ
- ブランドロゴ、意匠デザインへのこだわり
- アユーラのパッケージデザイン評価
- パッケージデザインの基本的考え方
- アイデンティティー、ロイヤリティーを生み出すもの
- 新しい技術を積極的に採用
- 加飾の特長 (5つの要素)
- ローレットに代表されるレリーフ状の凹凸
- 硝子、樹脂を問わず材料のもつ透明感、半透明感を生かした色調
- 上品で自然な光を放つパール感の多用
- 塗装等によるグラデーション (ぼかし) の多用
- ブランドシンボル「生命樹」の活用
- 具体的な活用事例
- デザイン性とコストの両立
- 今後、外装技術に求めること
- ライフスタイル提案の拡充に向けた異業種コラボの強化
講師
大谷 暁彦 氏
クラシエホームプロダクツ販売(株)
マーケティング部長
木村 健一 氏
富士通デザイン(株)
プロダクト&サービスデザイン事業部
プロダクトデザイン部
デザインディレクター
久保 隆三 氏
日産自動車(株)
デザイン本部
カラーデザイン部
シニア・スタッフ
諸岡 信一 氏
京都市立芸術大学 非常勤講師
元 シャープ (株) 総合デザインセンター
寺師 尚一郎 氏
(株)アユーラ ラボラトリーズ
マーケティング部長
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
:
38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
- 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)