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実験 (振動) モード解析と実稼働解析の入門~基礎

実験 (振動) モード解析と実稼働解析の入門~基礎

神奈川県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、振動モード解析について基礎から解説し、FFTアナライザの活用法、実稼働解析について詳解いたします。

開催日

  • 2011年8月30日(火) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 振動に関連する製品の技術者、研究者、開発者、品質・信頼性保証担当者
    • 車両
      • 自動車
      • 二輪車
      • 産業車両
      • 鉄道
    • 工作機械
    • 電子機器
    • 構造物・建築物
      • プラント
      • 工場
      • 建築
      • 建材
    • 各種ファン
    • ポンプ
    • 回転機械
      • エンジン
      • タービン
      • 洗濯機
      • 分離機
      • ろ過機
      • 空調設備
      • 洗浄機
      • コンプレッサ
      • 攪拌機
      • 給油装置
      • 過給機 など
  • 防振材、防振ゴムなどの技術者、研究開発者
  • 騒音・振動などの環境測定に携わる技術者

修得知識

  • 振動モード解析の基礎
  • FFTアナライザの活用法
  • 振動信号の処理の方法
  • 実稼働解析の基礎

特典

希望者に、パソコン上にどのような測定器でも構築できるLabVIEW (ラボビュー) というソフトの評価版を無料進呈致します。
LabVIEWを低コスト・短期間に成果を出す方法を解説します。
LabVIEWのマニュアル本も紹介いたします。

プログラム

 実験 (振動) モード解析は、振動の実験解析手法として世の中で一番市民権を得ているといっても過言ではないでしょう。
 昔は、大手企業の研究所でしか使用されていなかったのですが、その有効性が広く世の中に認知され、今では多くの企業の研究所ばかりでなく、開発部、設計部、製造部などでも使用されています。
 今回はこの技術を実務の観点から活用のしかた、必要な技術理論をわかりやすく解説します。
 また、実験モード解析と共によく使用されるようになった実稼働解析についてもわかりやすく解説致します。

  1. はじめに
    1. 振動解析技術における振動モード解析の一とは?
    2. FFTアナライザにおける周波数分析の本質について
  2. 振動モード解析のためのFFTアナライザの使いこなし技術
    1. 測定前のFFTのセッティングのしかた
      1. レンジオーバーチェックのしかた
      2. カップリング (結合) について
      3. 測定周波数範囲の決定のしかた
      4. トリガの種類と選定のしかた
      5. ウィンドウの種類と選定のしかた
      6. アベレージング (平均化、平滑化) 回数の決定のしかた
      7. キャリブレーション (校正) のしかた
    2. 振動信号の処理のしかた
      1. フーリエスペクトルとパワースペクトルの違い
      2. 自己相関関数とオートスペクトル
      3. 相互相関関数とクロススペクトル
      4. インパルス応答関数と周波数応答関数
      5. 伝達関数と周波数応答関数の違い
      6. 周波数応答関数におけるゲイン (gain) と位相 (phase) とは
  3. 振動モード解析に使用される各種センサ
    1. 各種センサのリスト
    2. 各種センサを個別に解説
      • 加速度計 (圧電素子タイプ)
      • 加速度計 (半導体ゲージタイプ)
      • 加速度計 (抵抗線ひずみゲージタイプ)
      • 力センサ (半導体ゲージ、抵抗線ひずみゲージタイプ)
      • 変位計 (渦電流式、静電容量タイプ)
      • 変位計 (光学タイプ)
      • 速度計 (レーザドップラタイプ)
    3. 加振方法
      1. インパルスハンマと使用上の注意点
      2. 電磁形 (動電形) 加振器と油圧形加振器の使い方ノウハウ
    4. 加振器用加振信号の発生装置と各種加振信号
    5. その他の加振方法
      1. ステップ加振
      2. 磁界による加振
      3. 自己加振
      4. 音圧加振
  4. 振動モード解析
    1. 振動モード解析とは何か
    2. 振動モード解析の方法
    3. カーブフィット (曲線適合) について
      1. カーブフィッティングの意味
      2. カーブフィッティングの方法
      3. カーブフィッティングにおけるモード識別法
        • SDOF法
        • MDOF法
        • MMDOF法
    4. 振動モード解析理論を1自由度法で解説
    5. 振動モード解析理論を多自由度系で解説
    6. 振動における相反定理について
    7. 空間座標、モード座標などについて
    8. 当社で使用している実験モード解析ソフト:「ME’scopeVES (エムイースコープベス) 」のデモ
  5. 製品開発への実際の適用例
    1. プレスの振動モードアニメーション
    2. 有限要素法による振動解析結果と実験モード解析結果の比較
      • 〔付録1〕振動モード解析の実際の実行手順と解析プロセス
      • 〔付録2〕振動モード解析の全ての手順を順を追って動画で解説
  6. 実稼働解析 (ODS)
    1. 実稼働解析とは
    2. 実稼働解析と実験モード解析の相違点
    3. 実稼働解析の詳細
  7. LabVIEW (万能仮想計測器作成ソフト) の活用によるメリット
    会場にて、希望者にLabVIEW評価版ソフトを無料進呈
    1. LabVIEWとは?
    2. LabVIEWを使用するメリット
      • トータルコスト削減、時間短縮、カスタム測定器も製作できるなど
    3. 実際にLabVIEWを使用して振動解析をしてみよう! (講師のみが実施)
  8. 質疑応答

講師

会場

有限会社アイトップ 本社
神奈川県 小田原市 栢山274-14
有限会社アイトップ 本社の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 48,300円 (税込)
複数名
: 41,000円 (税別) / 43,050円 (税込)