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わかる低振動化技術の実践 (基礎~実務)

わかる低振動化技術の実践 (基礎~実務)

神奈川県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、振動問題の中でも、最も困難な課題である低振動化について基礎から解説し、実務面で活用できるノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2011年7月19日(火) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 振動に関連する製品の技術者、研究者、開発者、品質・信頼性保証担当者
    • 車両
      • 自動車
      • 二輪車
      • 産業車両
      • 鉄道
    • 工作機械
    • 電子機器
    • 構造物・建築物
      • プラント
      • 工場
      • 建築
      • 建材
    • 各種ファン
    • ポンプ
    • 回転機械
      • エンジン
      • タービン
      • 洗濯機
      • 分離機
      • ろ過機
      • 空調設備
      • 洗浄機
      • コンプレッサ
      • 攪拌機
      • 給油装置
      • 過給機 など
  • 防振材、防振ゴムなどの技術者、研究開発者
  • 騒音・振動などの環境測定に携わる技術者

修得知識

  • 低振動化技術の基礎
  • 固有振動数の簡易計算法
  • 自励振動による振動問題と対策
  • 振動を吸収する装置
  • 振動放射音 (固体音) の低減法

プログラム

 振動問題はどの分野にも共通しており、どの企業にとっても大変な問題です。振動問題の中でも、低振動化は一番困難かつ難しい問題です。
 本セミナーでは、この低振動化に焦点をあて、実務面からわかりやすく解説致します。
 低振動化で困っておられる担当者、低振動化に関する課題をお持ちの担当者、管理者の方にお勧めのセミナーです。

  1. 低振動化技術を取得する前の準備
    1. 固有振動数。共振、卓越振動数の特徴と相違点 (動画併用)
    2. 自由度と振動モード
    3. どのようなときに多自由度系は1自由度系の集りと考えることができるか?
    4. 対象物の線形・非線形が重要な概念となる。 なぜ?
      (実験解析、有限要素法などの解析において)
    5. 実務における線形・非線形の判定ノウハウは?
    6. 振動の評価量は加速度がよいのか、速度がよいのか、はたまた変位がよいのか?
    7. 低振動化に最も有効なものはどれか?
      剛性UP? 減衰UP? 質量UP?
  2. 実務における固有振動数の簡易計算法
    1. 並進 (直進) 振動系の場合
    2. 回転 (ねじり) 振動系の場合
  3. 振動源を特定する代表的方法とは?
    1. 歯車を例にして解説
  4. 意外に多い自励振動による振動問題
    原因が自励振動だということに気づいていないことが多い!
    それも問題である!
    1. いろいろなところに現れる自励振動
      • ブレーキ
      • コピー機
      • ファクシミリ
      • プリンター
      • 工作機械のびびり振動 etc.
    2. そもそも自励振動とは?
    3. ブレーキ鳴き音に関する自励振動について
      【参考】 摩擦係数の値 (目安)
  5. 振動を吸収する装置
    1. 振動を吸収する動吸振器 (ダイナミックダンパー) とは?
    2. FFTが動吸振器の実用化を加速させた?
    3. いろいろな振動問題解決に役立つ動吸振器の実例
      1. 農機具の振動を低減した例
      2. プレス機の振動を低減した例
      3. 工場の地盤振動を低減した例
      4. ヘリコプターの振動を低減した例
      5. 高層ビルの床を低減した例
      6. 船の居住区を低減した例
      7. 高速道路の橋脚の振動を低減した例
      8. 金属バットの振動を低減した例
      9. ゴンドラの振動を低減した例
    4. 実務における振動吸収装置の設計方法
      1. 固有振動数を一致させる方法
      2. 定点理論 (P点Q点理論) による方法
    5. 定点理論による振動吸収装置の設計例題
    6. 動吸振器設計ソフトを利用すると動吸振器の設計パラメータが容易に求められる!
  6. 逆位相の振動で問題となる振動を低減
    1. 逆位相の振動を加えることで振動を低減する
      アクティブ・バイブレーション・コントロール (振動の能動制御) とは?
    2. アクティブ・バイブレーション・コントロールの実例
      1. ハイ・ステイブル・キャビン艇の例
      2. 自動車のアクティブ・サスペンションの例
      3. 新幹線車両のアクティブ・サスペンションの例
      4. 飛行機のアクティブ空力弾性翼の例
    3. 難解なアクティブ・バイブレーション・コントロール理論をやさしく解説 (1自由度系)
    4. 極配置法による制御の練習問題
    5. 最適フィードバック制御
    6. 最適フィードバック制御の練習問題
  7. 振動放射音 (固体音) の低減法
    1. 振動放射音における注意点
      • 音響放射効率
      • 近接音場
      • 遠音場
    2. 実務における振動放射音判定のしかたとノウハウ
    3. 実務にすぐに使用できる振動放射音解析のしかた
    4. 振動放射音解析の実例
      振動縮尺模型実験の結果、有限要素法による固有値解析の結果との比較
  8. 質疑応答

講師

会場

有限会社アイトップ 本社
神奈川県 小田原市 栢山274-14
有限会社アイトップ 本社の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 48,300円 (税込)
複数名
: 41,000円 (税別) / 43,050円 (税込)