技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子界面近傍における水の構造・ダイナミクスと評価方法・機能材料設計への応用

高分子界面近傍における水の構造・ダイナミクスと評価方法・機能材料設計への応用

~水が支配する材料機能、水和状態と製品性能の関係、評価・解析から材料設計まで / 水和状態の分類 (不凍水・中間水・自由水) と定量評価、中間水コンセプトによる材料開発・社会実装~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2026年9月14日〜20日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、高分子界面近傍に存在する水の構造・ダイナミクスに着目し、熱分析や分光法を用いた最新評価技術を体系的に解説いたします。
また、不凍水・中間水・自由水という水和状態の分類と定量化手法を紹介し、それらと材料機能との関係について解説いたします。
医療材料における生体適合性高分子を代表例として取り上げるとともに、防汚材料、水処理膜、電子材料、エネルギー材料、化粧品・日用品などへの展開可能性についても紹介いたします。

開催日

  • 2026年9月11日(金) 10時30分 ~ 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料の分析・評価に関連する技術者、開発者
    • 医療機器
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • 日用品
    • エレクトロ二クス
    • フォトニクス
    • ロボティクス
    • 農林水産業
    • 環境
    • 水処理・防汚染
    • エネルギー分野など

修得知識

  • 高分子材料の水が存在する実使用環境下での評価方法
  • 水和状態の構造・ダイナミクス解析法
  • DSC、NMR、ATR-IR、放射光分光法などの活用法
  • 不凍水・中間水・自由水の定量評価法
  • 水和状態と材料機能の関係
  • 高分子材料の新しい設計指針
  • 医療・非医療分野に共通する界面設計戦略
  • 新製品開発へ応用するための考え方

プログラム

 高分子材料の性能は、化学構造やバルク物性だけでなく、実使用環境において形成される界面状態によって大きく左右される。特に、水環境下で使用される材料では、界面近傍に存在する水の構造や運動性が、防汚性、生体適合性、分離性能、接着、耐久性などの機能発現に重要な役割を果たしている。しかし、多くの材料開発では乾燥状態における材料評価が中心であり、水和環境下での界面状態の理解は十分ではない。
 本講演では、高分子界面近傍に存在する水の構造・ダイナミクスに着目し、熱分析や分光法を用いた最新評価技術を体系的に解説する。また、不凍水・中間水・自由水という水和状態の分類と定量化手法を紹介し、それらと材料機能との関係について議論する。医療材料における生体適合性高分子を代表例として取り上げるとともに、防汚材料、水処理膜、電子材料、エネルギー材料、化粧品・日用品などへの展開可能性についても紹介する。高分子界面の水和状態を理解・制御することで、従来経験則に依存していた材料開発を科学的かつ効率的に進めるための新しい材料設計指針を提案する。

  1. なぜ「水」を理解する必要があるのか
    1. 材料開発における実使用環境の重要性
    2. ドライ評価とウエット評価の違い
    3. 水が支配する材料機能
    4. 界面科学から見た高分子材料
    5. 水和状態と製品性能の関係
  2. 実使用環境における高分子表面物性の評価
    1. 高分子材料のバルク物性
      • 機械的
      • 物理化学的
    2. 高分子材料の表面物性 (最表面計測の重要性)
    3. 水環境下および生理環境下における界面物性 (構造と運動性)
    4. 乾燥、水和表面の分析手法
      • 熱分析および分光分析の原理
      • 分解能
      • サンプル調整方法
      • データ解析方法
    5. 水和した材料表面の解析手法の選択方法
  3. 材料表面に水和した水の状態 (構造・ダイナミクス) の解析
    1. 中間水コンセプトの紹介
    2. 材料に含水した水の構造と運動性の分類、定量化方法
      • 不凍水
      • 中間水
      • 自由水
    3. 水和状態を決める因子
      - 製品・材料表面の水和状態制御の化学
  4. 生体適合性高分子を代表例とした評価・解析と材料設計
    1. 高分子材料表面へのタンパク質吸着/脱離の評価
    2. 材料表面上の細胞接着挙動の解析
    3. 生体分子、生体高分子と生体親和性合成高分子の共通点と相違点
    4. 生体親和性と生分解性を併せ持つ高分子の設計
  5. 高分子材料の設計と機能発現
    1. 機能性高分子の分子設計の最新動向
    2. 低分子、高分子、有機、無機、イオン液体、イオンと水の相互作用
    3. 優れた機能材料の簡便なスクリーニング方法
    4. 各種産業分野への展開を見据えた材料設計の考え方
  6. 新製品開発への応用と社会実装
    1. 中間水コンセプトの各種産業分野への応用と社会実装
    2. 医療・ヘルスケア分野への応用
      1. 医療分野で必要とされる材料のアンメットニーズと環境・エネルギー・電子・光材料開発分野との融合
      2. 再生医療の実現へ向けた新コンセプトの提案
    3. 次世代医療・ヘルスケア・非医療分野への展望
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/10/26 高分子レオロジーの基礎と粘弾性測定解析 オンライン
2026/10/26 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2026/10/26 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2026/10/27 シランカップリング剤の分析技術 オンライン
2026/10/27 高周波基板に向けた低誘電率、低誘電正接樹脂材料の開発 オンライン
2026/10/27 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2026/10/28 イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御 オンライン
2026/10/28 xEVおよび車載部品の高電圧絶縁のための部分放電計測とインパルス絶縁評価方法 東京都 会場
2026/10/28 樹脂マテリアルリサイクルにおける周辺技術とポイント オンライン
2026/10/28 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2026/10/29 ポリマーアロイの相分離構造の形成、分散構造制御とモルフォロジーの観察・解析技術 オンライン
2026/10/29 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2026/10/29 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/29 高分子材料の劣化現象 徹底理解 オンライン
2026/10/30 摩擦・摩耗の基本的な考え方と高分子、樹脂、プラスチック材料への活かし方 オンライン
2026/10/30 5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術 オンライン
2026/10/30 エポキシ化合物の基礎とエポキシ樹脂の合成、評価方法 オンライン
2026/10/30 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/30 PVA (ポリビニルアルコール) の構造、物性と機能化、応用展開 オンライン
2026/11/2 高分子材料の劣化現象 徹底理解 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート