技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

界面科学・相図に基づくエマルションの評価・設計・安定化技術

乳化・可溶化の基礎から実践まで

界面科学・相図に基づくエマルションの評価・設計・安定化技術

~評価と処方設計に直結する実務知識と設計指針~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、乳化や可溶化に必要な界面活性剤の基礎からエマルションの調製・評価方法、最新の設計技術まで解説いたします。

配信期間

  • 2026年6月15日(月) 10時30分2026年6月26日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年6月15日(月) 10時30分

修得知識

  • 乳化・可溶化系の理解に必要な相図 (三成分系を含む) の読み方・描き方
  • 乳化および可溶化に関する基礎理論
  • エマルションの調製・評価手法 (粒径、安定性など)
  • 転相乳化、液晶乳化、ピッカリング等の最新のエマルション設計技術と応用例に

プログラム

 乳化および可溶化の技術は、化粧品や医薬品をはじめとする多くの産業分野で広く利用されており、界面活性剤 (乳化剤) はこれらの技術において不可欠な役割を担っています。使用目的に応じて適切な界面活性剤を選択することで、安定性と機能性に優れたエマルションや可溶化系の構築が可能となります。
 本セミナーでは、乳化・可溶化に関する基礎理論から実践的な処方設計・評価手法までを体系的に解説し、実務に直結する知識と設計指針の習得を目的とします。まず、界面活性剤の構造と物理化学的性質、評価に用いられる原理、測定法、データ解析について解説します。さらに界面吸着およびミセル形成といった基本特性が、エマルションや可溶化系の形成と安定性にどのように関与するかを基礎から丁寧に説明します。続いて、乳化・可溶化・マイクロエマルション系の理解と設計に不可欠な相図 (1成分系、2成分系、3成分系) の読み方と活用方法について詳しく取り上げます。
 最後に、転相乳化法や液晶乳化法などの代表的な調製技術に加え、ピッカリングエマルションや三相乳化法といった近年注目されている応用技術についても紹介し、実務における活用のポイントを解説します。

  1. 分散系と界面の基礎:なぜ乳化・可溶化は不安定なのか
    1. 分散系の定義と分類
      • 乳化
      • 可溶化
    2. コロイドのサイズと比表面積の重要性
    3. 界面の概念と界面エネルギー
    4. 分散系の不安定性と自由エネルギー
    5. 界面を制御する必要性 (なぜ界面活性剤が必要か)
  2. 界面活性剤の本質:分子設計と自己組織化の原理
    1. 界面活性剤の分子構造と基本特性
    2. 界面吸着と界面張力低下のメカニズム
    3. 親水性 – 疎水性バランスの考え方
    4. 自己組織化の原理 (疎水効果と自由エネルギー)
    5. ミセル形成と臨界ミセル濃度 (CMC)
    6. 分子集合体構造の形成原理:曲率と分子構造
  3. 可溶化現象の理解と制御:ミセル機能の活用
    1. 可溶化の定義とエマルションとの違い
    2. ミセル内部構造と可溶化部位
    3. 可溶化量を支配する因子
      • 分子構造
      • 温度
      • 添加物
    4. 可溶化系とマイクロエマルションの関係
    5. 可溶化の限界と設計指針
    6. 可溶化技術の応用例
      • 化粧品
      • 医薬
      • 工業
  4. エマルションの形成と不安定化機構
    1. エマルションの種類と粒子構造
      • O/W
      • W/O
      • 多重系
    2. エマルション生成と粒子形成機構
    3. エマルションの不安定化機構
      • 合一
      • 凝集
      • クリーミング
      • オストワルド熟成
    4. 界面構造と安定性の関係
    5. 分子構造が安定性に与える影響
  5. エマルションの評価とデータ解釈:設計に活かす考え方
    1. 粒径・粒度分布の評価と解釈
    2. 界面状態の評価と解釈
      • 吸着
      • 電荷
      • 膜特性
    3. 安定性評価:経時変化・加速試験
    4. 評価結果の総合的な見方と設計への反映
  6. 相図と高機能化技術:乳化・可溶化系の設計指針
    1. 相図の基礎と相挙動の理解
    2. 可溶化系・エマルション系における相図の見方
    3. 相図に基づく組成設計の考え方
    4. 転相乳化法 (PIT) と相挙動制御
    5. 液晶相を利用した安定化設計
    6. 高機能エマルションの応用設計
    7. 乳化・可溶化技術の今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 吉村 倫一
    奈良女子大学 研究院 自然科学系化学領域
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2026年6月15日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/5/15 水系、溶剤系分散に向けた分散剤の使い方と選定、評価法 オンライン
2026/5/25 油脂結晶の機能性と構造・物性 オンライン
2026/5/26 水系、溶剤系分散に向けた分散剤の使い方と選定、評価法 オンライン
2026/5/27 界面科学・相図に基づくエマルションの評価・設計・安定化技術 オンライン
2026/5/27 界面活性剤の基礎と活用法 オンライン
2026/5/27 油脂結晶の機能性と構造・物性 オンライン
2026/6/8 界面活性剤の基礎と活用法 オンライン
2026/6/9 界面活性剤を使わない乳化技術:分散・安定化の新アプローチ オンライン
2026/6/10 界面活性剤を使わない乳化技術:分散・安定化の新アプローチ オンライン
2026/6/15 スラリーを上手に取り扱うための総合知識 オンライン
2026/6/16 乳化重合・懸濁重合の重合反応の制御と機能性微粒子の合成 オンライン
2026/6/17 界面活性剤の性質と乳化・分散の基礎 オンライン
2026/6/19 界面活性剤の性質と乳化・分散の基礎 オンライン
2026/6/24 粒子分析に必要な物理化学の基礎から分析方法・実際の評価事例まで オンライン
2026/6/25 粒子分析に必要な物理化学の基礎から分析方法・実際の評価事例まで オンライン
2026/7/1 スラリーを上手に取り扱うための総合知識 オンライン