技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シリカ微粒子の基礎 (分類・製法・特性と評価) とポリマーへの配合・複合化技術

シリカ微粒子の基礎 (分類・製法・特性と評価) とポリマーへの配合・複合化技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、シリカの分類・製法などの基礎から、シリカの特性、評価方法、表面処理、分散、複合化技術まで、シリカ微粒子を網羅的に解説いたします。

開催日

  • 2024年12月19日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • シリカ微粒子の一般知識
    • 原料
    • 製法
    • 特性など
  • シリカ微粒子の製品状態 (凝集など) と注意点 (取扱方法など)
  • シリカ微粒子の応用知識 (混合・変性による複合化など)
  • シリカ微粒子の用途展開 (光学分野・半導体分野など)

プログラム

 シリカ微粒子は、さまざまな素材と複合化することで機能性を付与できるため、多様な応用展開が進んでいる。これを実現するためには、シリカ微粒子の基本 (種類、製法、特性など) と応用 (表面処理、分散・複合化など) についての知識を習得し、適切かつ有効に活用することが求められる。
 一方で、シリカ微粒子に関する誤った情報や解釈が散見される (例;理想的分散時の特性は表記、実際の凝集状態などは触れない等) 。シリカの開発は長い歴史を持つが、開拓経験を有する専門家の数が減少していることが技術の伝承不足につながっていると考えられる。
 そこで今回、シリカ微粒子のポリマーへの配合・複合化をテーマに、基本的な理解から応用技術までを正確かつ分かりやすく解説する。また、具体的な応用例として光学・半導体関連分野における配合・分散・複合化技術を紹介する。これらの技術情報をシリカ微粒子活用の一助として頂ければ幸いである。

  1. シリカの分類
    1. 原料
      • 天然品 (硅石類)
      • 水ガラス精製品
      • 化学品 (シリコン類)
    2. 種類
      • 粉体/懸濁体
      • 凝集状態 (塊・鎖)
      • 寸法領域 (μm, nm)
  2. シリカ微粒子の製法
    1. 製品形態
      • 粉体/懸濁体
    2. 粉体製品
      • 結晶
      • 熔融
      • 溶射
      • 焼成
      • 煙霧
      • 水ガラス精製
    3. 懸濁体
      • コロイダルシリカ
      • 湿式粉砕シリカ
  3. シリカ微粒子の特性とその試験方法
    1. 一般特性
    2. 試験方法
    3. 粉体特性
      • 粒度分布・密度など
  4. シリカ微粒子の表面処理
    1. 表面処理の目的
    2. シリカ微粒子の表面状態
    3. 処理方法と機能性付与
      • 密着性
      • 撥水性など
  5. シリカ微粒子の分散技術
    1. 凝集
    2. 分散と粉砕
    3. 分散方法と分散性の評価方法
  6. ポリマーとの複合化技術
    1. 複合化の目的
    2. 複合化方法
      • 物理混合
      • 化学変性
    3. 評価方法
  7. 複合化技術例
    1. 光学関連用途
      • 光学特性調整
        • 散乱
        • 屈折など
    2. 半導体関連用途
      • ACF絶縁材料
      • 封止材料 (熱膨張率調整など)
    • 質疑応答

講師

  • 越部 茂
    有限会社アイパック
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/6 樹脂・ゴム材料中におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/6 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/3/10 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2025/3/10 膜によるガス (気体) 分離の基礎と工業的応用 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/10 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方 オンライン
2025/3/12 Tダイ法による押出成形とトラブル対策 オンライン
2025/3/12 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用