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LED用蛍光体の開発動向とそのノウハウ

LED用蛍光体の開発動向とそのノウハウ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、蛍光体の基礎から解説し、蛍光体の劣化機構と長寿命化、LED照明ビジネスの市場動向、開発動向について詳解いたします。

開催日

  • 2012年5月24日(木) 13時00分17時00分

受講対象者

  • LED照明に関連する技術者、開発者、品質担当者

修得知識

  • 蛍光体の基礎
  • 実用LED用蛍光体の長所と欠点
  • LED照明の技術開発動向・市場動向

プログラム

 次世代照明としてLED照明が注目されている。特に東北大震災以来、白色LEDを用いるLED電球がエネルギー問題への救世主と考えられ、照明業界のLED照明へのシフトは加速している。
 LED照明で使用されている“蛍光体“は白色LEDにおけるキーマテリアルである。最近では多くの学会や講演会で取り扱われており、基本的な知識の習得はしやすくなった。しかし、実際に市販品レベルでの合成のコツや性能値の比較について知る機会は少なく、どの材料を選択して良いのかを判断することは難しい。
 本セミナーでは、現行の白色LED用蛍光体の長所と欠点を一般論だけでなく、実際の市販品レベルでのパフォーマンスとあわせて述べ、将来の研究開発およびビジネス動向を解説する。

  1. 蛍光体の合成
    1. 蛍光体に希土類が必要な理由そして希土類問題はLED蛍光体にとってダメージなのか?
    2. 発光イオンとしてのMn4+の使い道
    3. LED蛍光体合成における還元雰囲気の問題点、なぜ実験室レベルでは光らないのか?
    4. 窒化物における高圧合成の問題と実際の量産レベルでの工夫とは?
    5. 新たな液相法および気相法の有利な点
    6. リモートフォスファーが変える次世代蛍光体の開発動向
  2. 実用LED用蛍光体の長所と欠点
    1. 黄色 (Y,Gd) 3 (Al,Ga) 5O12:Ce (通称YAG) 市販品レベルでの熱特性と効率は?
    2. 黄色 (Ba,Sr) 2SiO4:Eu (通称BOSE) 化学的安定性はコーティングで解決した。熱特性が良い緑色ならば依然としてエース候補?
    3. 黄色α-Caサイアロン:Eu 「もう一つ効率がね」という評判は克服できたのか?
    4. 燈色 (Ba,Sr) 3SiO5:Eu Al系との固溶により劣化特性の改善は可能か?
    5. 赤色 (Ca,Sr) 2Si5N8:Eu 市販品ではカズンに勝る効率か?
    6. 赤色 (Ca,Sr) AlSiN3:Eu (通称カズン) 使用されているのは純粋なカズンではない?
    7. 青緑-黄色 (Ba,Sr,Ca) Si2O2N2:Eu 魅力的な色なのにほとんど利用されていない理由は?
    8. 緑色β-サイアロン:Eu 色が悪く、効率も低いのに使用される理由は?
    9. 黄色Li2SrSiO4:Eu 効率および化学的安定性ともBOSEを上回る新しい黄色蛍光体の新時代エース候補か?
    10. 緑色Ba3Si6O12N2:Eu BOSEに対するメリットはあるのか?
    11. La3Si6N11:Ce 魅力的な色だが、特性は今ひとつか?
  3. その他の最新の話題
    1. 特許の状況
    2. 新しい蛍光体

講師

  • 戸田 健司
    新潟大学 大学院 自然科学研究科
    研究教授

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 35,000円 (税別) / 36,750円 (税込)
1口
: 52,000円 (税別) / 54,600円 (税込) (3名まで受講可)

割引特典について

  • 複数名 同時受講:
    1口 54,600円(税込) (3名まで受講可能)
  • 早期申込割引:
    2012年2月22日 17:00までのお申込は、
    1名受講・1口受講とともに受講料から10%割引となります。
本セミナーは終了いたしました。

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