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乳化・可溶化の実用知識とエマルションの調製技術・評価法

オンデマンドセミナー

乳化・可溶化の実用知識とエマルションの調製技術・評価法

~乳化理論、界面活性剤の基礎、相図の読み方/使い方、エマルション安定化のポイント・評価法など~
オンライン 開催

このセミナーは2020年8月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より14日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2021年1月28日まで受け付けいたします。
(収録日:2020年8月26日 ※映像時間:約4時間5分)

概要

本セミナーでは、乳化・可溶化の基礎から解説し、具体的な製剤化技術・安定性評価法など、エマルションの安定化やトラブル対応に活かせる実用知識を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2021年1月28日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 乳化・可溶化・エマルションで課題を抱えている方
  • 乳化・可溶化・エマルションに関連する技術者・研究者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • トイレタリー
    • 食品
    • 塗料 等

修得知識

  • 各種乳化剤の性質と利用法
  • 乳化理論と関連する専門用語
  • 相平衡図 (相図) の読み方と利用法
  • 構造解析と安定性評価法

プログラム

 多くの身の回りの製品はその用途と目的に適った剤型に設計されています。その中で、可溶化製剤やエマルション製剤は多くの製品に利用されていますが、安定性のような悩ましいトラブルにしばしば直面します。本セミナーでは、エマルションのような液 – 液分散系のトラブル解決を前提に、可溶化・乳化の基本的な性質とその構成物質について解説し、具体的な製剤化技術や安定性評価法などのコツやヒントを視覚的に分かりやすく説明します。
 本セミナーは一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、可溶化・乳化を学んだことがない初学者が専門書を自身で読み解けるように考え方を習得してもらいます。

  1. コロイド分散系
    1. コロイドとは
    2. 乳化系と可溶化系の違い
    3. エマルションの種類
    4. コロイド分散系と熱力学
    5. コロイド分散系を構成する物質
    6. 乳化剤の種類と役割
      • Short Break:分散滴のサイズは見た目で分かる?
  2. 乳化・可溶化のための界面活性剤基礎知識
    1. 界面活性剤の化学構造と分類法
    2. 界面活性剤の基本的性質 (界面科学)
      1. 界面物性と臨界ミセル濃度
      2. 吸着・分散・可溶化・乳化・起泡
    3. 溶液中の界面活性剤の挙動
      1. クラフト点と曇点
      2. 自己組織体の形成
        • ミセル
        • リオトロピック液晶
        • αゲル
    4. 界面活性剤の性質を規定するパラメーター
      1. 親水性 – 親油性バランス (HLB)
      2. 臨界充填パラメーター (CPP)
      3. 界面曲率
    5. 界面活性剤の性質に影響する因子
      • Short Break:身の回りの界面活性剤の名前のアレコレ
  3. 相図から見る乳化の本質
    1. 相図の基本的なルール:相と相律
    2. 界面活性剤系特有のルール:相の連続性 (Phase Sequence)
    3. 界面活性剤/水の2成分系の相図の読み方
    4. 界面活性剤/水/油の3成分系の相図の読み方
    5. 多成分系の相図:4成分以上の相図の描き方
    6. 相図中の可溶化領域と乳化領域
      • Short Break:相状態の判定は難しい?
  4. 乳化理論とエマルションの調製技術
    1. エマルションの安定性と不安定化機構
      1. クリーミング
      2. 凝集
      3. 合一
      4. オストワルド熟成
    2. エマルションを安定化するための基本原理
    3. 機械力による安定化技術
    4. 乳化剤の性質を活かした安定化技術
      1. 転相 (温度) 乳化法
      2. 液晶乳化法
      3. D相乳化法
    5. 界面制御を利用した最新の乳化技術
      • Short Break:マイクロエマルションとナノエマルションの勘違い
  5. 乳化・エマルションの関連評価技術
    1. 表面 (界面) 物性
    2. 自己組織体構造の同定
    3. エマルションタイプの判定方法
    4. エマルションの物性評価方法
    5. エマルションの安定性評価方法
      • Short Break: 測定機器の得手・不得手
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 山下 裕司
    千葉科学大学 薬学部 生命薬科学科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より14日間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、印刷・送付いたしますので、視聴開始後に届きます。
  • セミナー資料は、申込み日から3営業日以内に発送いたします。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師とZoomなどを活用して個別Q&Aをすることができます (15分程度) 。
  • 具体的には、セミナー資料に講師のメールアドレスを掲載していますので、
    セミナーに関する質問がございましたら先ずは講師に直接メールでアポイントメント後、
    ZoomなどTV会議システムでQ&Aをしてください。
  • 継続的なメールでのQ&Aではなく、短時間ミーティングによるQ&Aを講師が希望しています。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。