技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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ハードディスクドライブ (HDD) 業界は2008年秋以降、リーマンショックによる世界同時不況の影響により一時は需要が低迷したものの、ノートパソコン需要の増加や薄型テレビなどデジタル家電分野での拡大を背景に、翌年春以降は回復基調となり、その後は予想以上に需要が増加している (東日本大震災以前) 。
弊社の調査によれば、2009年度のHDD世界出荷台数は5億8,700万台で、前年度比14.0%の増加となった。内訳は2.5インチ型以下 (1.8インチ等含む) が3億1,600万台と同30.9%の増加、3.5インチ型が2億7,100万台で同1%の減少となり、2.5インチ型以下が過半数を占めている。同年度の世界シェアは首位のシーゲイト・テクノロジーが31.9%、2位のウエスタンデジタル (WB社) が31.5%と米国2大メーカーが拮抗しており、以下日立グローバルストレージテクノロジーズ (WB社に事業譲渡予定) の15.7%、東芝の13.5% (富士通分含む) と続く (弊社推定含む) 。事実上世界シェア最下位となったサムスン電子 (韓国) は2.5インチ型HDDに注力し、シェア拡大に努めている。弊社の調査では、2010年度の世界出荷台数は同8.7%増の6億3,800万台 (2.5インチ型以下3億7,500万台、3.5インチ型2億6,300万台) と予測した。
次世代の記録媒体として、NANDフラッシュメモリーを使用したソリッド・ステート・ドライブ (SSD) が注目されている。SSDは処理速度が優れ、低消費電力且つ耐衝撃性にも強いのが特徴。その一方で、寿命が短いことや大容量化が困難という問題があるため、今後もHDD市場の優位性は続くとみられる。
印刷版 | 66,190円(税別) |
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CD-ROM (PDF) | 66,190円(税別) |
印刷版 + CD-ROM (PDF) | 95,000円(税別) |
発行年月 | |
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2013/3/10 | フラッシュメモリ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/3/10 | フラッシュメモリ 技術開発実態分析調査報告書 |
2011/9/2 | '12 HDD・関連市場の将来展望 |
2009/6/1 | '10 HDD業界の実態と将来展望 |
2000/8/1 | マルチメディアCD/CD-ROM技術 |
2000/5/16 | 超高密度光磁気記録技術 |
1999/12/20 | 高速デジタルサーボ技術 |
1997/10/30 | DVD技術 |
1997/2/1 | 次世代光ディスク技術 |
1991/1/1 | HDDの基礎 |
1986/1/1 | ディジタル磁気記録技術 |