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表面化学修飾技術の基礎と最新動向

表面化学修飾技術の基礎と最新動向

~表面化学修飾技術におけるキャラクタリゼーション手法 / ナノコーティング技術による表面高機能化・界面制御技術~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、近年、材料の高機能化の手法として注目を集める表面化学修飾技術について取り上げ、表面修飾技術について基礎から解説いたします。
表面化学修飾技術におけるキャラクタリゼーション手法、ナノコーティング技術による表面高機能化・界面制御技術について詳解いたします。

開催日

  • 2019年7月31日(水) 13時00分16時30分

修得知識

  • 表面高機能化技術の動向
  • 表面化学修飾材料のキャラクタリゼーション手法
  • 官能基化材料の適用事例

プログラム

 近年、基材特性を維持しつつ、表面層に高機能特性を付与する表面改質技術が注目されている。本講演では、表面化学修飾技術の基礎と最新動向について紹介し、さらに表面化学修飾ナノコーティング技術を用いたカーボンおよびポリマー材料への各種官能基化技術による表面高機能化、および界面制御技術による材料複合化などについて紹介する。

  1. 表面化学修飾技術の動向
    1. カーボンおよびカーボン材料の表面化学構造
    2. 元素別修飾技術
    3. 官能基化技術
      • 熱反応
      • 電気化学
      • カップリング剤処理など
    4. 光化学反応による表面化学修飾技術
  2. フッ素官能基化技術
    1. カーボン材料
      • ダイヤモンド
      • ダイヤモンドライクカーボン
      • カーボンナノチューブ
    2. ポリマー材料
      • 汎用ポリマー
      • エンジニアリングプラスチック
    3. 撥水性
    4. 低摩擦性
    5. 生体適合性
  3. 酸素官能基化技術
    1. カーボン材料
      • ダイヤモンド
      • ダイヤモンドライクカーボン
    2. 親水性
    3. 低摩擦性
  4. 硫黄官能基化技術
    1. カーボン材料
      • ダイヤモンド
      • ダイヤモンドライクカーボン
    2. ポリマー材料
      • 汎用ポリマー
    3. 自己組織化反応による金属固定
    4. 生体分子固定
  5. 窒素官能基化技術
    1. カーボン材料
      • カーボンナノチューブ
    2. 自己組織化反応による金属ナノ粒子固定
    3. 抗菌性
  6. 表面化学修飾ナノコーティング技術の適用事例紹介
    1. 表面濡れ性制御技術
    2. 複合化高機能繊維ロープ
    3. ナノダイヤモンド粒子MRI造影剤
    4. 高強度異種材料接合技術
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 中村 挙子
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 デバイス技術研究部門
    総括研究主幹

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
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  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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本セミナーは終了いたしました。

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