技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池構成材料の解析と需要予測 (データCD付属)

リチウムイオン二次電池構成材料の解析と需要予測 (データCD付属)

~リチウムイオン電池の解析データから試算~
リチウムイオン二次電池構成材料の解析と需要予測 (データCD付属)の画像

概要

本レポートは、リチウムイオン電池の構成材料の解析を行い、その需要量と市場動向を予測に必要とされるデータを提供いたします。
リチウムイオン二次電池構成材料の解析と需要予測 データCDなし版 もご用意しております。

ご案内

企画のねらい

 各種二次次電池 (ニカド、ニッケル水素およびリチウムイオン) の需要構造が変遷する中で、これらの原材料の需要も大きく変化しており、新たな需要が創生されようとしています。こうした中で、リチウムイオン電池の材料メーカーにとっては、その市場の変化は、生産計画に直接つながる問題として、いつどの材料がどれだけ必要とされるのかは大きな関心事になっています。
 本レポートは、各用途においてリチウムイオン電池の市場が拡大するに伴い、その構成材料の所要量がどのように連動するのかという視点から、リチウムイオン電池の構成材料の所要量の解析を行い、用途別・材料別にその市場規模や需要推移を判断できるようにすることを目的としています。

調査対象電池

  • 小型モバイル用途 (< 1Ah / 単セル)
    • 携帯電話
    • デジタルカメラ
    • ノートパソコン
  • 中型パワー用途 (<10Ah/単セル)
    • 電動工具類
    • 電動アシスト自転車
  • 大型パワー用途 (モジュール)
    • ハイブリッド自動車
    • 電気自動車
  • 大型エネルギー用途 (モジュール)
    • 自然エネルギー蓄電 (風力、太陽光)
    • 新交通システム

調査対象分野

  • 自動車 (日本、米国、欧州およびアジアのメーカー)
  • 電動アシスト自転車 (国内上市メーカー)
  • 電動工具 (国内上市メーカー、他)
  • モバイル機器 その他

調査対象材料

  • 正極活物質:
    • LMO (Mn系)
    • LCO (Co系)
    • LMNC (多元系/Ni、Mn、Co)
  • 負極活物質:
    • 黒鉛系
    • 人造黒鉛系
    • ハードカーボン系
  • 電解液およびLi塩類:
    • EC
    • DEC
    • DMC / LiPF6)
  • セパレータ:
    • ポリオレフィン系無機複合系
  • 集電箔:
    • 正極アルミ箔
    • 負極用銅箔
  • バインダー:
    • PVDF
    • SBR
  • アルミラミネート材ほか
  • NMP溶剤ほか

調査レポートの特徴

  • 業界団体・機関の公表データ、関連企業のデータに基づくリチウムイオン二次電池の実績・動向の把握
  • データ (セル数/機器) に基づく原材料の需要量と予測
  • データ (セルの容量:Ah、Wh) に基づく原材料の使用量の計算と需要予測
  • セルの解析データ (原材料kg/kWh) に基づく原材料の推定需要量の予測
  • 実用セルとしての使用実績のある材料を調査し、新規の材料には変換係数を使って今後の数量的な可能性を示す。
  • 収録データは、代表的なリチウムイオン電池構成材料の所要量の解析から需要量・市場規模 (金額) を予測しているため、今後の製品分野の需要の変化にも対応できる。

目次

1. リチウムイオン二次電池の概要と市場動向

  • 1.1 リチウムイオン二次電池の構造別、容量別の概要
    • 1.1.1 構造別 (角形と円筒は極板が巻込、ラミネートは積層)
      • 角形
      • 円筒型
      • ラミネート型
    • 1.1.2 容量別
      • 小型 (<1Ah)
      • 中型 (<10Ah)
      • 大型 (>10Ah)
  • 1.2 中型、小型の用途別市場動向
    • 1.2.1 小型モバイル機器用途
      • 携帯電話
      • ノートPC (A4型およびモバイル型)
      • デジタルカメラ、ムービー
    • 1.2.2 中型パワー&エネルギー用途
      • アシスト自転車
      • 電動工具類
  • 1.3 大型エネルギー&パワー用途
    • 1.3.1 自然エネルギー蓄電 (風力・太陽光発電)
    • 1.3.2 新・交通システム他
  • 1.4 大型パワー&エネルギー用途
    • ハイブリッド自動車 (HEV,PHEV)
    • 電気自動車 (EV、PEV)

2. リチウムイオン二次電池メーカーの動向

  • (1) 三洋電機
  • (2) パナソニックEVエナジー
  • (3) ソニー
  • (4) 東芝
  • (5) 日立ビヒークルエナジー
  • (6) NECトーキン
    (オートモーティブエナジーサプライ:AECS)
  • (7) ジーエス・ユアサ・バッテリー
  • (6) 新神戸電機
  • (7) 古河電池
  • (8) その他
    (BYD、サムスンSDI、LG化学、A123 など)

3. リチウムイオン二次電池の構成材料の市場・メーカー動向

  • 3.1 正極材
    • コバルト系
    • マンガン系
    • 複合 (Mn、Ni、Co) 系 他
  • 3.2 負極材
    • 黒鉛系
    • ハードカーボン系
    • チタン酸リチウム/LTO
  • 3.3 セパレーター
  • 3.4 電解液、電解質
  • 3.5 バインダー
  • 3.6 集電箔 その他材料

4. リチウムイオン二次電池の構成材料と解析

  • 4.1 小型 (角型) モバイル用途の構成と材料所要量
    • 正極活物質
    • 負極活物質
    • セパレータ
    • 電解液
    • 集電箔
    • 外装材
    • その他
  • 4.2 中型 (円筒型) ハイパワー用途の構成と材料所要量
    • 正極活物質
    • 負極活物質
    • セパレータ
    • 電解液
    • 集電箔
    • 外装材
    • その他
  • 4.3 大型 (積層型) ハイパワー用途の構成と材料所要量
    • 正極活物質
    • 負極活物質
    • セパレータ
    • 電解液
    • 集電箔
    • 外装材
    • その他
  • 4.4 リチウムイオン二次電池の材料の価格動向
  • 4.5 資料 (解析内容と結果の表示方法)

5. リチウムイオン二次電池の構成材料の需要と予測

  • 5.1 小型 (携帯電話、デジタルカメラ、ムービー、ノートパソコン)
    • ①正極材の市場予測
    • ②負極材の市場予測
    • ③セパレーターの市場予測
    • ④電解液・電解質の市場予測
    • ⑤バインダーの市場予測
    • ⑥集電箔その他材料の市場予測
  • 5.2 中型 (電動工具、電動自転車)
    • ①正極材の市場予測
    • ②負極材の市場予測
    • ③セパレーターの市場予測
    • ④電解液・電解質の市場予測
    • ⑤バインダーの市場予測
    • ⑥集電箔その他材料の市場予測
  • 5.3 大型 (自然エネルギー貯蔵など)
    • ①正極材の市場予測
    • ②負極材の市場予測
    • ③セパレーターの市場予測
    • ④電解液・電解質の市場予測
    • ⑤バインダーの市場予測
    • ⑥集電箔その他材料の市場予測

6. 自動車 (HEV、PHEV、EV)

  • 6.1 HEV、PHEVおよびEV (区分、用語および方式)
  • 6.2 自動車用電池の特性パラメーター
  • 6.3 量産HEVの電池と性能 (NiMH)
  • 6.4 HEVのLi-ion電池試算
    (セルの数量、材料および市場)
  • 6.5 EV、PHEVのLi-ion電池試算
    (セルの数量、材料および市場)

7. まとめ・総括

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

A4判 並製本 (データCD 添付) 170ページ

発行年月

2009年5月

販売元

tech-seminar.jp

価格

130,000円 (税別) / 143,000円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/27 xEV用バスバー・接続と絶縁樹脂の技術動向 オンライン
2024/11/27 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/11/28 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/12/5 燃料電池、水素、アンモニアの最新動向と今後のビジネスチャンス オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2024/12/9 EVの熱マネジメントシステムと冷却・加熱技術 オンライン
2024/12/10 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/12/11 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/13 リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 オンライン
2024/12/18 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/19 全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望 オンライン
2024/12/20 バッテリマネジメントとバッテリパック設計の要点 オンライン
2024/12/20 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)