技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

摩擦振動・異音の入門講座

摩擦振動・異音の入門講座

~摩擦が引き起こす振動・異音の基礎知識と抑制・対処方法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、摩擦・振動の基礎から解説し、摩擦振動を抑制するために有効なすべり面の設計手法についてわかりやすく説明いたします。

配信期間

  • 2025年9月24日(水) 10時30分2025年10月7日(火) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年9月24日(水) 10時30分

受講対象者

  • 摩擦振動の対策を知りたい方
  • これから摩擦振動の課題に取り組む方

修得知識

  • 摩擦に関する基礎知識 (トライボロジーのポイント)
  • 振動に関する基礎知識 (機械力学のポイント)
  • 摩擦振動に関する基礎知識のその対策法

プログラム

 機械システムの高精度化、高速度化、加えて静粛性が求められる昨今、摩擦により発生する振動や異音の抑制は製品性能を決定する重要な課題です。
 本講義では、振動や異音の対策でお困りの方、これから摩擦振動の問題に取り組む方を対象として、「これだけは知っておくべき基礎知識」から「発生メカニズムを数理モデルとしてしっかりと理解するために必要な学術知識」までを最短距離で説明します。本講義を通して摩擦振動に対する一連の知識を網羅的に習得できます。加えて、摩擦振動 (スティックスリップ) や異音を防止するための具体的な設計手法についても詳しく解説します。

  1. はじめに
    1. 摩擦振動の発生例
    2. 摩擦振動の発生しやすい条件
    3. 摩擦振動の分類
    4. スティックスリップタイプの摩擦振動
    5. 不安定振動タイプの摩擦振動
    6. 摩擦振動対策の一例
  2. 摩擦振動をしっかり理解するための基礎知識 (振動学)
    1. 振動系のモデリング
    2. 非減衰振動と減衰振動
    3. 自励振動
    4. 摩擦振動系のモデリング
  3. 摩擦振動をしっかり理解するための基礎知識 (トライボロジー)
    1. 静止摩擦力と動摩擦力
    2. 表面粗さと真実接触面積
    3. 潤滑の形態
    4. 静止摩擦力の時間依存性
    5. 動摩擦力のすべり速度依存性
  4. 数理モデルで理解する摩擦振動の発生のメカニズム
    1. スティックスリップの数理モデル
    2. 不安定振動の数理モデル
    3. その他の摩擦振動の数理モデル
  5. 摩擦振動や異音の対策の研究事例の紹介
    1. 構造設計に基づく対策
    2. 摺動面設計に基づく対策
  6. 質疑応答

講師

  • 前川 覚
    名古屋工業大学 大学院 工学研究科 しくみ領域
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年9月24日〜10月7日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/8 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/8 ゼロカーボン時代のプラスチックのリサイクル オンライン
2025/12/9 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン
2025/12/9 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/10 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2025/12/11 二軸・単軸押出混練機のスクリュ制御、デザイン最適化 オンライン
2025/12/11 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/12/11 リグニンの基礎と分離・抽出技術および機能性材料の創出 オンライン
2025/12/12 モータ騒音・振動の基礎と低減対策 (基礎編) 東京都 会場・オンライン
2025/12/12 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2025/12/12 シランカップリング剤の基礎、反応メカニズム、各種応用、その評価 オンライン
2025/12/12 高分子技術者のためのレオロジー (入門と活用) オンライン
2025/12/12 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2025/12/15 ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向 オンライン
2025/12/15 プラスチック材料の高次構造・力学物性の制御・解析手法 オンライン
2025/12/18 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン
2025/12/18 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2025/12/19 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2025/12/19 シランカップリング剤の基礎、反応メカニズム、各種応用、その評価 オンライン
2025/12/19 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン