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3次元培養皮膚モデルとEx vivoヒト摘出皮膚における有用性評価のポイント

3次元培養皮膚モデルとEx vivoヒト摘出皮膚における有用性評価のポイント

~培養皮膚モデルを用いた試験デザインのコツ~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、培養皮膚モデルを使用した試験の基本と応用事例を説明し、評価素材に適した試験デザインの計画に役立てていただくことを目標としています。
培養皮膚モデルと様々なストレス源との組み合わせや、他の培養細胞との組み合わせによる素材の評価例を紹介し、試験を実施するうえでの注意事項やコツを、事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2024年12月11日(水) 13時00分 17時10分

修得知識

  • 培養皮膚モデルを用いた試験の基本
  • ストレス源との組み合わせや他の培養細胞との組み合わせによる、素材に適した試験計画の基本
  • 試験を実施するうえでの注意事項やコツ
  • 各種評価法の特徴と、その選択方法について
  • 摘出ヒト皮膚を使った試験の基本的な情報
  • 摘出ヒト皮膚を使ってどのような試験が可能か

プログラム

第1部 3次元培養皮膚モデルにおける有用性評価のポイント

(2024年12月11日 13:00〜15:30)

 3次元培養皮膚モデルは、表皮バリアを含めた素材の評価を可能とする有用な実験ツールです。
 本セミナーは、培養皮膚モデルを使用した試験の基本と応用事例を説明し、評価素材に適した試験デザインの計画に役立てていただくことを目標としています。培養皮膚モデルと様々なストレス源との組み合わせや、他の培養細胞との組み合わせによる素材の評価例を紹介し、試験を実施するうえでの注意事項やコツを、事例を交えて解説します。

  1. 培養皮膚モデルを用いた試験の基本
    • 培養皮膚モデルの種類
    • 培養皮膚モデルで評価できる素材
    • 培養皮膚モデルを用いた培養の基本
    • 培養皮膚モデルの組織染色による評価
    • リアルタイムPCRのためのtotal RNA調製方法
    • 培地中の液性因子の評価と実験スケジュール
  2. 培養皮膚モデルに対するストレス誘導の方法
    • 光照射 (紫外線照射・ブルーライト)
    • 乾燥刺激
    • 界面活性剤
    • エタノール
    • ディーゼルパーティクル、PM2.5
    • 内因性抗酸化物質の合成阻害
    • 素材の評価事例 (1)
  3. 培養表皮モデルとほかの細胞を組み合わせた評価方法
    • メラノサイトとへの培養上清の処理
    • 真皮線維芽細胞との共培養
    • 素材の評価事例 (2)
  4. 培養表皮モデルを用いたバリア機能評価の方法
    • 物質透過性の評価
    • 水分蒸散量の評価
    • TEER (経上皮電気抵抗) の評価
    • 素材の評価事例 (3)
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部 Ex vivoヒト摘出皮膚を用いた評価におけるポイント

(2024年12月11日 15:40〜17:10)

 摘出ヒト皮膚を使った試験は、in vitro試験とヒト臨床試験をつなぐ試験として、欧米では広く用いられています。本セミナーでは摘出ヒト皮膚を用いた試験の意義と、基礎研究や素材評価に適した試験デザインに役立ついくつかの基礎的なデータを紹介します。

  1. 有用性評価法について
    1. 機能性化粧品の開発の流れと評価
    2. 機能性・有効性評価法の種類
    3. グローバルと日本の評価の違い
    4. 評価法の種類と位置づけ
  2. In vitro評価法について
    1. 評価に使える細胞の種類
    2. 単層培養系を用いた評価事例
    3. 評価に使える三次元培養皮膚モデルの種類
    4. 三次元培養皮膚モデルを用いた評価事例
  3. 摘出ヒト皮膚を用いたex vivo評価法について
    1. 摘出ヒト皮膚を用いることの倫理的な問題
    2. フランスにおけるex vivo実験について
    3. 評価に使える皮膚とその品質保証
  4. 摘出ヒト皮膚を用いたex vivo試験の実例について
    1. どのような評価法が使えるか
    2. 抗老化 (光老化) 評価
    3. 美白評価
    4. バリア機能評価
    5. New Generation Sequencing (NGS) の手法を用いた評価
    6. 学会発表事例の紹介
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 水谷 多恵子
    株式会社CIEL さがみはらリサーチセンター
  • 岡野 由利
    株式会社CIEL
    チーフコンサルタント

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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