技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

QA視点から考える医薬品GMPハード対応

QA視点から考える医薬品GMPハード対応

~クオリフィケーションとバリデーション / QA視点の構造設備のあるべき姿 (望ましくない姿) / 改正GMP省令に対応する製薬用水設備/空調設備~
オンライン 開催

このセミナーは2022年8月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2023年3月30日まで受け付けいたします。
(収録日:2022年8月5日 ※映像時間:約4時間30分)

4日間セットでご受講の場合、割引が適用されます。

概要

本セミナーでは、医薬品製造所におけるGMPハードに対する要求事項と管理のポイントについて解説いたします。
また、構造設備のあるべき姿 (望ましくない姿) を、構造・設備ごとに例示し、それらを検証するための手段としてのバリデーションの考え方についても解説いたします。

開催日

  • 2023年3月30日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品製造業における品質管理部門担当者・責任者
  • 医薬品製造業における品質保証部門担当者・責任者
  • 医薬品製造販売業における品質保証部門担当者・責任者

修得知識

  • 医薬品製造所の構造設備に関する法規制
  • 薬局等構造設備規則における規制
  • 改正GMP省令における規制
  • 構造設備のあるべき姿とは
  • 工場建設時に考慮すべきこと
  • 倉庫のあるべき姿とは
  • 用役設備のあるべき姿とは
  • 自動検査システム (外観検査)
  • 構造設備のクオリフィケーションとバリデーション

プログラム

 本セミナーでは、新たに医薬品製造所関連の事業として、設備/機器、建設等に係る必要性が生じ、構造設備 (GMPハード) に対する理解を進めたい方々や、QAの視点で製造委託先の構造設備の適格性を評価することとなった方々等を対象に、医薬品製造所におけるGMPハードに対する要求事項を整理した上で、管理のポイントを分かり易く解説します。
 また、構造設備のあるべき姿 (望ましくない姿) を、構造・設備ごとに例示し、それらを検証するための手段としてのバリデーションの考え方についても解説します。

  1. GMPハード
    1. GMPハードとは?
    2. GMPソフトとは?
    3. GMPソフトとハードの関係
    4. 日本の法体系
    5. 法令をサポートする告示・通知類
    6. 日本のGMP関連規制の推移
    7. 薬局等構造設備規則とは?
      1. 一般区分の医薬品製造業者等の製造所の構造設備
      2. 無菌医薬品区分の医薬品製造業者等の製造所の構造設備
        • アイソレータシステム
        • アクセス制限バリアシステム (RABS)
        • アイソレータ/RABSの例
        • アイソレータ都RABSの違い
    8. 改正GMP省令では?
      1. 第8条の2 交叉汚染の防止
        • GMP施行通知 (2021年4月28日公布) 逐条解説では
      2. 第9条 構造設備
      3. 封じ込めが必要な施設の調査事例 (PMDA)
        • 指摘事項 (PMDA)
        • バグイン・バグアウト式 (密封交換式) とは?
  2. 構造設備のあるべき姿とは
    1. 工場建設時に考慮すべきこと
      1. 外周/グリーンベルト
      2. 防虫対策
      3. 外部開放
      4. 構造体
      5. 更衣室
        • 人からの汚染
        • お掃除ロボット利用
        • 手洗い設備
      6. エアロックとは
      7. エアシャワーとは
      8. パスボックスとは
      9. 人・物の動線
      10. クリーンルーム用清掃用具
        • クリーンルーム用掃除機
        • 粘着マットの管理
      11. 清掃方法
        • 一方向の拭取り
        • 壁の清掃
        • 天井の清掃 (頻度/手順を決める)
        • クリーンルーム清掃用具
  3. 倉庫のあるべき姿とは
    1. GMPの前に
    2. 倉庫のゾーニング (区分と施錠)
    3. 温度マッピング
      1. 温度マッピングの実施
        • 温度マッピングデータの例
        • 必要なセンサの数はいくつか?
        • 温度マッピングに関する規定 (参考)
    4. 倉庫のセキュリティ管理
      1. セキュリティ対策の例
    5. 倉庫エリアの防虫対策
      1. 防虫モニタリングと評価
      2. 虫の侵入形態
      3. 防虫モニタリング機器の例
      4. 虫の同定
      5. 虫を入れない対策 (侵入防止対策)
      6. 虫を近づけさせない (接近制御)
      7. パレット洗浄機
  4. 用役設備のあるべき姿とは
    1. 製薬用水設備
      1. 日本薬局方 (JP18) 品質規格
      2. 製薬用水の選択
        • 製薬用水 (仕込み水) の選択基準
      3. 製薬用水の製造設備
        • 設備設計の基本的考え方
        • 構造設備の注意点
        • 製薬用水設備の例
        • 製薬用水に対するWHO管理基準
    2. 空調設備
      1. クリーンルームの種類
      2. HEPAフィルタの捕集の原理
        • HEPAフィルタの構造
        • HEPAフィルタの管理
        • 完全性試験 (リーク試験) の概要
        • 清浄度区分 (微粒子)
        • 清浄度区分 (微生物)
      3. 空調設備の特徴
      4. 空調設備の管理
        • 空調管理のポイント
        • 差圧の管理
        • 差圧管理タイプ (廊下vs製造室)
        • ショートカットとは
        • 給排気設備
  5. 自動検査システム (外観検査)
    1. 目視検査から自動検査 (ビデオ検査) へ
    2. 自動検査機の特性
    3. 錠剤自動検査機の例
      • 錠剤自動検査機の構造と概要
    4. 顆粒剤自動検査機の例
    5. 金属検出機の例
    6. 注射剤用自動検査機の例
      • SD検査方式 (Static Division System)
  6. クオリフィケーションとバリデーション
    1. 適格性評価 (Qualification) とは
      1. 設計時適格性評価 (DQ:Design Qualification)
        • URSの考え方
      2. 据付時適格性評価 (IQ:Installation Qualification)
      3. 運転時適格性評価 (OQ:Operational Qualification)
      4. 性能適格性評価 (PQ:Performance Qualification)
    2. 必要なバリデーションとは?
      1. 品質リスクの考え方
      2. 改正GMP省令では
      3. GMP施行通知では
        • バリデーションの種類とタイミング
        • バリデーションマスタープラン (VMP)
    3. バリデーションはなぜ必要か
      1. プロセスバリデーション (PV:Process Validation)
        • 予測的バリデーション
        • 再バリデーション
        • 変更時のバリデーション
        • プロトコル (計画書) とは
        • 「期待される結果」とは
    4. キャリブレーションとは
      1. 校正 (キャリブレーション) の対象
        • 校正の考え方
    5. バリデーション実施例
      1. バリデーションの実施対象範囲
        • 錠剤製造のバリデーション
    6. 洗浄バリデーション
      1. サンプリング方法
        • 洗浄バリデーションに関するFDAの考え方
        • 残留許容値の計算法
    7. 分析法バリデーション
      • 分析能パラメーター
    8. コンピュータ化システムバリデーション
      1. 「コンピュータ化システム管理規定」の制定
        • カテゴリ分類と必要となる対応
    9. バリデーションのまとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

全4コース申込セット受講料について

  • 通常受講料 : 150,480円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 112,860円(税込)
  • 通常受講料 : 136,800円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 102,600円(税別)

4日間コースのお申込み

割引対象セミナー

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、印刷・送付いたしますので、視聴開始後に届きます。
  • セミナー資料は、申込み日から3営業日以内に発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/21 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/6/21 実務経験をふまえた医薬品開発担当者のための人材育成プログラム (導入/継続教育) オンライン
2024/6/21 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/6/21 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/6/24 製造現場におけるヒューマンエラーの発生メカニズムと実践的な対策 東京都 会場
2024/6/24 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/6/24 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/6/24 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/6/24 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/6/24 日米欧の規制対応を可能とするためのグローバルPV体制構築とベンダーコントロール オンライン
2024/6/24 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/6/25 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/6/25 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン
2024/6/25 治験総括報告書及びCTD 2.5の基本的な作成法と照会事項への対策 オンライン
2024/6/26 生産移行後のトラブルを未然に防ぐための製造設備および支援設備のバリデーション 東京都 会場・オンライン
2024/6/26 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2024/6/26 GMP超入門講座 オンライン
2024/6/26 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/6/26 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2024/6/26 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) 初級講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点