技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

事業戦略策定のための知財戦略

事業戦略策定のための知財戦略

~技術開発を成功させるための課題 / 解決手段展開とパテントポートフォリオ構築 / 事業に勝ち抜くための知財戦略を支える特許情報活用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、研究テーマの選定、技術戦略策定のための特許情報解析ノウハウを、事例を交えて分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2023年2月16日(木) 10時00分 16時00分

修得知識

  • 技術開発成功のベースとなる問題発見法と課題設定法
  • 設定された課題に対するロジカルでミッシーな解決手段の展開法
  • 技術開発成果を保護するためのパテントポートフォリオの構築法
    (戦略データベースSDB、QFDの活用)
  • 技術戦略の策定・推進における特許情報活動の進め方

プログラム

第1講 技術開発を成功させるための課題/解決手段展開とパテントポートフォリオ構築

(10:00〜12:30)

技術開発を成功させるための要件 (KSF) を挙げれば、以下の3点に集約される。

  • 良い技術開発課題を探索し、設定する。
  • 技術開発課題に対し、最適な解決手段を創出する。
  • 成果を高い参入障壁で守る。

 技術開発を始めるにあたって、ちょっと面白いなという程度で課題を選んでいたら、本当に大切なことをやるひまがないうちに、時間がなくなり、企業が衰退してしまう。大切なのはいかにオリジナルで重要度の高い課題を見つけるか、である。
 技術開発課題を設定し、解決手段の創出を進めるにあたっては、いかに良い解決手段を創出するかがポイントになる。たまたま思いついた解決手段の開発に成功したとしても、他者がもっと優れた解決手段の開発に成功すれば、市場での成功、企業としての成功は望めない。
 技術開発成果を事業として成功させるためには、それが高い参入障壁によって保護されていることが必要である。誰でもまねができ、誰でも参入できる状況であれば、例え先行者であったとしても、技術開発に投入した経営資源を回収することはできない。旭化成の吉野彰氏がノーベル賞を受賞できたのは、以上の要件を全て達成したからに他ならない。
 本講演では、吉野彰氏の業績も紹介しつつ、これらのKSFについて、企業において技術開発を担当する方々あるいは技術開発を支援する方々の指針となる考え方、およびすぐに実践できる方法論を解説する。

  1. 技術開発成功のKSF
    1. 良い課題を探索し、設定する。
    2. 良い解決手段を創出する。
    3. 成果を高い参入障壁で守る。
  2. どのように課題を探索・設定するか
    1. 問題発見から問題解決までのプロセス
    2. 問題の探索法
      • 顕在型
      • 潜在型
      • 創発/提案型
    3. 問題の明確化
    4. 課題の設定
  3. どのように解決手段を創出するか
    1. 課題/解決手段展開の基本的な考え方
    2. 展開事例の解説
  4. 参入障壁としてのパテントポートフォリオの構築
    1. パテント・ポートフォリオ構築の必要性
    2. 特許情報の解析をベースとするパテントポートフォリオの構築
    3. QFDを活用したパテントポートフォリオの構築
  5. 事業戦略の展開に合わせたパテントポートフォリオの構築
    1. 事業戦略のサイクルと知財のサイクル
    2. 知財サイクルにおける選択肢と決定
    3. パテントポートフォリオの構築
  6. リチウムイオン二次電池の開発成功事例の紹介

第2講 事業に勝ち抜くための戦略的課題展開型発明生産手法

〜iDメソッドを用いた実践的知財戦略〜

(13:30〜16:00)

事例紹介を通じて事業に勝ち抜くための実践的な知財活動を知って頂く。
事例紹介では、V字回復で有名な富士フイルム医療事業分野での知財戦略活動の紹介も行う。

  • はじめに <知財部の危機意識>
    • 危機意識が欠如した知財部員が知財活動をダメにする
    • 事業転換に成功した富士フイルムの知財部危機意識の紹介
  1. 事業に勝ち抜くための知財戦略とは
    • なぜ御社の知財戦略は機能していないのか?
  2. 事業に勝ち抜くための知財戦略を支える特許情報活用
    • フレームワークの活用事例 (ステント)
  3. 事業に勝ち抜くための知財戦略を支える課題発展的発明生産手法
    • 一般的な発明生産手法
    • 事業で勝ち続ける発明生産手法「iDメソッド」
  4. iDメソッドの体験演習

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/3 自社の長期的・持続的成長のための自社保有技術の棚卸と未来志向でのコア技術の設定 オンライン
2024/4/3 眼科DDS開発動向とその低侵襲化技術 オンライン
2024/4/5 研究開発テーマにおける費用対効果の基礎と算出・評価方法 オンライン
2024/4/9 技術マーケティングによるR&Dテーマの設定 東京都 会場
2024/4/10 研究開発マネジメントと未来洞察を活用した新規事業テーマ創造 オンライン
2024/4/10 R&D技術者のための技術ベンチマーキング実践セミナー オンライン
2024/4/11 パテントマップの作成と研究開発テーマの発掘、アイデア創出への活用 オンライン
2024/4/11 知財戦略の効果確認、レビューの仕方と経営層への報告 オンライン
2024/4/12 研究開発・技術部門が行う情報収集とそのセオリー、ノウハウ オンライン
2024/4/15 知財戦略の基礎と策定から実践のポイント オンライン
2024/4/16 後発で勝つための市場分析と経営層への説明・説得の仕方 オンライン
2024/4/16 企業人が使う機器分析入門 オンライン
2024/4/16 市場・製品・技術ロードマップの作成プロセスとその活動の全体体系 オンライン
2024/4/16 研究開発者のためのパテントマップ入門 オンライン
2024/4/16 研究開発テーマにおける費用対効果の基礎と算出・評価方法 オンライン
2024/4/16 営業秘密漏洩対応と予防策 オンライン
2024/4/18 生成AIをめぐる著作権問題の最前線 東京都 会場・オンライン
2024/4/18 開発者が主導する「事業につながる開発テーマ」創出法 東京都 会場
2024/4/18 記載要件に基づいて特許を読み込めますか? 書けますか? オンライン
2024/4/19 知財・無形資産ガバナンスに対応した共同研究開発の進め方と契約の実務 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/1 パテントマップの全知識 (増刷改訂版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書