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溶射技術の基礎と応用

溶射技術の基礎と応用

~溶射技術の基礎原理、特徴から、溶射法の種類、溶射皮膜の特性と評価、各種製品への適用まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、耐熱性、耐摩耗性、耐食性を実際に発現するための溶射技術について、基礎から応用例までを幅広くわかり易く解説いたします。

開催日

  • 2022年12月14日(水) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 溶射法の基礎知識
  • 溶射法の実機適用法

プログラム

 機械や装置類は高温、摩耗、腐食など非常に苛酷な状況で使用されるようになってきています。溶射法はそのような厳しい環境下にも耐えることができる表面技術として注目を浴びています。現在、溶射技術は耐熱性、遮熱性、耐摩耗性、耐食性を付与する手段として、火力発電、航空機、船舶、鉄鋼構造物など、さまざまな産業分野の製品に適用されています。
 本セミナーでは、各種製品の設計・製造に携わっている技術者や表面処理の仕事に従事している技術者を対象に、耐熱性、耐摩耗性、耐食性を実際に発現するための溶射技術について、基礎から応用例までを幅広くわかり易く解説します。

  1. 溶射法の種類
    1. ガス式溶射
      1. フレーム溶射
      2. 高速フレーム溶射
      3. 爆発溶射
    2. 電気式溶射
      1. アーク溶射
      2. プラズマ溶射
    3. レーザ溶射
    4. コールドスプレー
  2. 溶射材料
    1. 線材
    2. 棒材
    3. 粉末
  3. 溶射に必要な前処理および後処理
    1. 前処理
      1. 基材の清浄
      2. 基材の粗面化
    2. 後処理
      1. 封孔処理
      2. 熱処理
      3. レーザ処理による皮膜表面の緻密化
      4. 仕上げ加工
    3. 自溶合金溶射皮膜のフュージング処理
    4. 溶射皮膜の除去
    5. 溶射皮膜の形成
  4. 溶射粒子の飛行速度および温度
    1. 溶射粒子の飛行速度
    2. 溶射粒子の温度
  5. 溶射皮膜の特性および評価
    1. 密着性
    2. 硬さ
    3. 気孔率
    4. 耐熱性
    5. 被切削性
    6. 耐食性
    7. 耐摩耗性
    8. 破壊靭性
    9. 残留応力
  6. 溶射技術の応用
    1. 航空機のジェットエンジン
    2. 内燃機関ピストン
    3. 火力発電ボイラ
    4. プラスチックシート製造ロール
    5. 舶用デイーゼルエンジン
    6. 圧縮機
    7. 鋼構造物
    8. 自動車摺動部品
    9. 摩擦材
      • クラッチ
      • ブレーキ
    10. 環境を考慮した溶射法
    11. スプレーフォーミング
    12. コールドスプレー

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

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ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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